【初心者向け】「案件が出てこない…」は“検索ワードのズレ”が9割
仕事を“入札の言い方”に置き換えるだけでヒット数が変わる話
全省庁統一資格を取って、いざ入札サイトを開いた。
ところが──
検索しても「該当なし」
自分の仕事がどのカテゴリに当てはまるか分からない
そもそもみんな何で検索してるの?
このあたりで手が止まる人はかなり多い。
ただ、ここでつまずく原因は「知識不足」よりも、もっと単純で、**“言葉の違い”**であることがほとんど。
民間の現場では「SNSお願い」「動画作って」「チラシほしい」と言う。
一方、官公庁の案件名はだいたいこうなる。
広報業務支援
情報発信業務
制作業務一式
運用等業務
委託業務
つまり、やっていることは同じでも、呼び方が違う。
検索が当たらないのは、能力やセンスの問題ではなく、単に翻訳ができていないだけ。
この記事では、初心者が「案件が出ない」を抜けるための
**検索ワードの作り方を“5つの型”**で整理する。
これだけで、案件探しは驚くほどラクになる。
1)仕事は「動詞」ではなく「名詞」で言い換える
入札検索で強いのは、行動(動詞)より 分類名(名詞)。
民間では「伸ばす」「集客する」「バズらせる」と言うが、
入札はそれを名詞に置き換えた方がヒットしやすい。
例)
SNSを伸ばす → SNS運用/情報発信/広報支援
採用を手伝う → 採用広報/求人広告/採用支援
店の動画を作る → PR動画/記録映像/映像制作
「何をするか」ではなく、「何の業務か」に変換する。
ここが最初の分かれ道。
2)最短ルートは「成果物(納品物)」で探す
初心者が案件を見つけやすいのは、実はここ。
官公庁の案件は「何を納品してほしいか」で書かれていることが多い。
普段の仕事をいったん 成果物ベースに分解してみる。
デザイン系 → チラシ/ポスター/パンフレット/広報誌/ロゴ
Web系 → Webサイト/LP/CMS/保守/改修/更新
動画系 → PR動画/記録映像/撮影/編集/ダイジェスト
イベント系 → 企画運営/会場設営/音響/受付/当日運営
コンサル系 → 調査/分析/計画策定/伴走支援/業務改善
「自分の職種が何か曖昧」という人ほど、成果物で探すと一気に当たりやすくなる。
3)官公庁の“固い言い方”に寄せる
同じ意味でも、官公庁の文章は少し硬い。
そこで、検索ワードも“官公庁っぽい言い回し”に寄せると精度が上がる。
例)
SNS運用 → 情報発信業務/広報業務/運用支援業務
デザイン → 制作業務/作成業務/デザイン業務
動画制作 → 映像制作業務/動画作成業務
写真撮影 → 記録撮影/写真撮影業務
マーケ支援 → 周知業務/広報支援/PR業務
コツは語尾。
「業務」「委託」「支援」「作成」 を足すだけで、入札の表現に近づき、ヒット率が上がる。
4)「同義語セット」を3つ作って回す
案件検索は、悩むより回した方が早い。
おすすめは 同義語3点セットを作って順番に検索すること。
例)SNS系
SNS運用
情報発信
広報支援
例)デザイン系
チラシ
パンフレット
広報誌
例)動画系
PR動画
映像制作
記録映像
この“3連発”を回すだけで、思考の迷子が減る。
結果的に「案件が出ない」を抜けやすい。
5)初心者は「除外ワード」を決めると疲れない
検索が当たるようになると、今度は件数が増えて疲れる。
そこで最初から「これは今回は見ない」を決めると良い。
初心者が最初は避けやすい例(※最初だけ)
プロポーザル(提案書が重いことが多い)
システム開発一式(範囲が広いことが多い)
実績必須(初回は通りづらい)
全国(競合が強くなりがち)
24時間対応(運用負荷が重い)
目的は「勝つ」ではなく、“出せそうな案件”を見つけること。
いきなりハードモードに行かない方が継続できる。
すぐ使える:キーワード辞書(コピペOK)
デザイン
チラシ/ポスター/パンフレット/リーフレット/広報誌/冊子/制作業務/作成業務
Web
Webサイト/ホームページ/改修/更新/保守/運用/CMS/アクセシビリティ
SNS
情報発信/広報支援/運用支援/周知業務/SNS運用/コンテンツ作成
動画・写真
映像制作/PR動画/記録映像/撮影/編集/ダイジェスト/動画作成/写真撮影
イベント
運営委託/企画運営/会場設営/音響/受付/誘導/当日運営
資料・文章
報告書作成/資料作成/調査/分析/企画書/マニュアル作成/編集
最後に:今日やるなら15分で十分
やることは増やさない。最初はこれだけでいい。
1)自分の仕事を「成果物」に変換して3つ書く
2)その3つを入札サイトで順番に検索する
3)出てきた案件を「タイトルだけ」10個並べる(読むのはまだ早い)
これだけで、「案件が見つからない」はほぼ解消する。
入札の最初の壁は、知識というより 言葉の翻訳。
翻訳さえできれば、案件は“急に出てくる”ように見える。
「ちょっと探せそうかも」と思えたら、もう前進が始まっている。
