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二級建築士 独学合格体験記 その8 ~問題集を解く~


問題の構成

各単元とも4択の正誤問題です。
設問によって「合っているもの」を選ぶか、「間違えているもの」を選ぶかが異なるのでどちらを聞かれているのか注意が必要です。

問題を解いて解説を読むことで選択肢分の知識が増えるので、基本的にはひたすら問題集を解けば、必要な知識は身に付きます。

問題集の前に

私は3月初めに法令集を作り終わり、いよいよ本格的に問題を解く段階になりました。

この時期は仕事も忙しくなかなか進まなかったことを覚えています。
特に構造計算の入門書を解いてから1ヵ月ほど時間が空いてしまったので、再度、構造計算の入門書と、入門レベルの問題集を解くところからリスタートしました。

結局3月末まで、構造計算のおさらいをしていました。

いよいよ問題集に挑戦

4月に入り問題集に手を付けました。

正直、初見ではほぼ分からないです。
何となく経験のある分野であったり、義務教育で習ったことが分かる程度で、知らないものは知らないので「解こう」としていくら考えたところで分かるものではありませんでした。

そこでまずは問題文と選択肢を読んで、少し考えて分からなければすぐに解説を読んで理解することを繰り返しました。

これは計画、法規、構造、施工のすべてにおいて同じです。

答えの「理由」を覚える

計画、構造の一部、施工はひたすら知識だけを問われるので、設問を読み、選択肢を読み、解答を読むことを繰り返すだけです。

それこそ「過去問.com」さえあれば解決します。

4科目すべてに言えることですが、この時期に大切なのは正答率ではありません。

この段階で大切なことは選択肢にある知識をストックしていくことです。
例えば間違えを選ぶ問題であれば「なぜそれが間違えているのか」を理解し、残りの選択肢も確認して「これは正しいことが書いてあるんだな」と覚えていくのです。

勉強を始めたばかりで知らない、分からないは当たり前なので、点数に一喜一憂する必要はありませんし、まぐれで合っていたからと解説を読まないのでは勉強になりません。

何より大事なことはとにかく繰り返すことです。
最初は直近5年くらいの過去問を、なぜその選択肢が合っているのか(もしくは間違えているのか)をある程度説明できるようになるまで繰り返しました。

知らない単語はネット検索を使い、知らない工法や重機も画像検索を駆使することで「知らない、分からない」をどんどん潰していきます。

繰り返しになりますが、正解の選択肢を覚えることが大切なのではなく、正誤の説明ができることが重要です。

法規と構造計算は「手」を動かす訓練が必要

計画と施工がひたすら選択肢と解説を読んで覚えればよかったことに対して、法規、構造の計算問題は腰を据えて手を動かすことが大事です。

法規では法令集の引き方、構造の計算問題では実際に計算することに慣れないと得点にならないからです。

法規は少し特殊な勉強法

初めて法規の設問や選択肢を読んでも、法令集のどこに何が載っているのかが分からないので、何をしていいのか分かりませんでした。

そのため、法規は選択肢を読んだら解説に書いてある「答えの根拠が載っている箇所」を自分の法令集で引いて、解説と同じことが書いてるページを探す訓練をしました。
解説には選択肢4つすべてに対して「法令集のここに、こう書いてあるから正解(間違い)」が記載されているはずなので、やはりすべてを自分の法令集で引いて確認します。

これを繰り返すことで次第に「こういうことを聞かれたら、法令集のこのあたりを引くのか」ということを覚えていきます。

過去問を繰り返して慣れてきたら、先に解説を読まずに法令集の該当箇所を引いて正誤の根拠を探してみましょう。

最終的にはすべての選択肢に対して解説を読まずに法令集が引けるようになることが目標です。

計算問題はちゃんと「計算する」

構造の序盤では計算問題が出題されます。

ここでは計算式だけ確認して、計算をしないのはご法度です。
いくら式が合っていても計算間違えをしては意味がないからです。

学科では電卓を使用できないので、面倒でも暗算や式を端折ったりせずに、ひとつひとつ計算をするところから行いましょう。

ここでも最初から立式をするのが難しければ、解説を読んで「なぜその式になるのか」を理解するように努めてください。

そして、そのあとは「計算慣れ」のために自分で実際に計算をすることが大切です。

ちなみにきちんと知識がついてくると、中には計算をせずに答えを導き出せる問題もありますが、最初のうちは訓練と割り切って「立式」と「計算」を繰り返しましょう。

過去10年分くらいはやりたい

過去問をどれくらい遡るかですが、10年分くらいは見ておきたいです。
最初のうちは知識を貯める、法令集の引き方や構造計算に慣れることが目的なので直近5年くらいでもいいのですが、さすがにマンネリ化してきます。

私の場合、上記の勉強を続けて知識がついてきたなと思った5月頃に、まだ手を付けていない過去問を通しで挑戦し、自分の実力がどれほどの物か確認しました。
頑張った割にそんなに簡単にはいきませんでしたが……

また、過去10年分もやると「問題がヤバい年」に出会います。
明らかに例年と問題の毛色の違い、知らないことや分からない問題が多い年があるのです。
そういう問を落としてもギリ合格ラインに乗るくらいになりますが、調べてみるとその年は点数調整が入り、実際に難しい年だったことが分かります。

万が一、自分がそういう「ヤバい年」に当たってしまっても対応できるように「こういうこともあるんだな」と事前に経験しておくのは良いことです。
そのような意味でも過去10年くらいの問題はやっておきたいですね。

ただし、古い問題は法改正の関係で現行法に合っていないものもあり、「当時は合法だけれど、今は違う」ことが起こるので注意が必要です。

試験直前はひたすら周回

試験2週間前くらいには、ほぼ「過去問.com」だけで直近7年分をグルグル周回していました。
年度によりますが、最終的に少なくとも5周はしました。

大まかな流れですが、
4月初 初めてで1周。
4月末 まだ答えを見ながら2周。
5月初 部分的に答えを見ながら3周。
5月末 何も見ずに4周。
6月初以降 確認に5周。
といった具合です。

最初は1日かけても1年分を終わらせることがやっとくらいですが、6月半ばには半日もあれば4科目を通しで終わらせることができるようになっていましたので、1日に2.5年分くらいの問題が解けました。
特に「過去問.com」を利用すれば、答え合わせも自動で済むのであっと言う間に終わります。
最後にはどの科目も1、2問間違えで9割以上取れるようになり、間違えた問題は大体いつも似ているので何度も復習しましたね。

試験直前では直近の傾向や当日の試験方法に慣れるために、過去2年分の過去問を紙の問題集で、実際にマークシートを利用して解いて締めました。

本稿のおわりに

法規と構造計算は一般的な学校でやるような勉強とはやや趣が異なるので、最初は手の付け方が分からないかもしれません。

資格学校に通えば勉強法も教えてくれるのと思うのですが、
独学でとなると「勉強の仕方」が非常に重要になってきます。

人によって細かな違いはあれど、ここに記したことは王道なやり方だと思いますので参考になれば幸いです。



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