【弁当016】早朝の祈り。三色そぼろ弁当。
夜の「ラ飲み」によって満足感と胃もたれを得た。
抗えない寝落ちの後に作ったお弁当はこれ。

荒れた胃と心を整える。
卵を炒ってそぼろを作る。
【メニュー】
• 鮭の粗そぼろ
• 大根の干葉とおあげの炒り煮
• ふんわり炒り卵
• 茹でたいんげんとブロッコリー
• にんじんとごぼうのきんぴら
• 白飯(土台)
赤、黄、緑。それと、おあげの茶色。
胃もだるいのでわっぱにちゃっちゃと詰める。
普通はもっと緑に鮮やかなものを持ってきた方が映え的にいいのだけど、今日は干葉の深みのある風味を持ったお出汁で癒されたかった。
嗚呼
お弁当を無心で作ることで、
不安や虚無から少しだけ解放されてくる。
ところで
「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」という言葉を知っている人はどのくらい居るだろう?
これは、僕たちの脳の機能的な話。
何かの作業(例えば仕事や執筆など)に集中している時よりも、「何もしていない時」の方が、実は広範囲にわたって活発に動いている、という現象を説明する用語。
驚いたのは、脳が消費する全エネルギーのかなりの部分が、この「何もしていない時の脳の活動」に使われているらしい、ということ。
その活動とは「過去の記憶を整理する」「未来をシミュレーションする」「自分自身や他者との関係について思いを巡らせる」が主な事みたい。
「へー」
はじめに聞いた時、そんな声が漏れた。
つまり、人は何かに集中してないと沢山の余計なことを考えてしまうのだという。
僕に関しては思い返してみたら当たってる。
謎に不安に押しつぶされそうな時って、
だいたいどうにか生きていける余白がある時。
生きるか死ぬか必死で何かをしてる時には不安になることはそんなになかった。
「病むのは暇だからだ。」
そんな、人間の弱さへの労りも敬意もない言葉で笑う人もいるかもしれない。
でも、僕はそれは違うと思う。
日々、自分をなんとか立たせるために、僕たちは無意識のうちに「生活」という名の足場を組み立てている。
枠組みをつくり、ルーティンに組み込んで行動する事で自分が余計な方向に行かないように保ってるのだ。
今の僕にとってはそれがお弁当作り。
頭を忙しくさせる事で、前向きになる。
毎朝「僕はこうなりたい」の軌道修正をする時間。
僕は無宗教だけど、そんな祈りにも似た事を自分に毎日課す事で、情報の整理が出来てるのかもしれない。お弁当を作る前よりだいぶ病んでない自覚はある。
(いや、行動したくてもできない時とかはめちゃくちゃ深く病むのでそれは別の機会に話をしたいですけど。)
今日の一句
胃がもたれ ややこしいこと 考える
おまけ
ややこしい事を考えながら作ったら
魔界のちらし寿司が出来た。

これはDMNのせいではない。
たぶんDMCのクラウザー様の仕業。
知らんけど。
(※DMC=デトロイト・メタル・シティ)
⬇️参照(DMNの概説とエネルギー消費の話)
DMNの概説:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12025022/
安静時活動とエネルギー消費について触れるレビュー(60〜80%に言及):https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11047624/
DMNと脳のエネルギー消費関連(PNAS):https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2110868119
DMNの機能レビュー(Stanford/Neuron関連):https://med.stanford.edu/content/dam/sm/scsnl/documents/Neuron_2023_Menon_20_years.pdf
いいなと思ったら応援しよう!
ハイボールを一杯おごっていただけると、明日の記事(酔いどれ怪文書)に余計な火力が付与されます!