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nanjyoushi_zaka
次、あんたの番だよ
母の見舞いに行った。
険しい顔をして寝ていた。迷ったが起こした。
パッと目を開けて、起き上がった。娘にびびっていた。
少し話すと外に出たいと言うから、10分の約束をして外出した。
6月なのに風が涼しく肌寒い。せっかくだったが5分で帰ってきた。
「寒かったからトイレに行きたい」という母を介助する。母の用足しが終わり、出ようとした時。
「はやく、次、あんたの番だよ」
母が私に用を足せと言う。
確かにトイレ行きたいと言った。しかし、トイレはどこもカーテン1枚で仕切られただけ。入り口の扉すらカーテンだ。しかも母が見守ってる。
もし、介護士さんが「大丈夫ですかぁ?」と開けたら。
開けてビックリ!娘が尻まくってた…。
二度と来れなくなるわ、無理。
「いいよ、私は」
「なんで?さっきから行きたいって。鞄はそこに置いて早くしな」
「いや、だからいいって!」
カーテンを勢いよく開けて、部屋に戻った。
いつも切なくなる見舞いだが、今日は笑い事があった。
きょうだいラインで報告っと。
……おぃ、既読スルーかよ、アイツら…。
いっつもノリが悪いんだよな。
