当たらなくてよかった
洗濯物を干していたら、急に思い出した。
「新婚さんいらっしゃい」を両親がよく見てた。
毎週、イエスノー枕を抽選でプレゼントと言っていた。
幼い頃から私は懸賞マニアだった。
とにかく何か欲しいし、とにかく何か書きたかった。
母の名前でせっせとハガキを書いた。
「なにをやってんの!バカなことやるんじゃないよ!」
母が猛烈に怒ってきた。意味がわからなかった。
「なんで?枕だよ、使えばいいのに。」
無邪気だった。
時は流れ、あの枕の意味がわかった時。
母の怒りの理由が遅れてやってきた。
笑いが止まらなかった。
よかった…当たらなくて。
