ありがとうの伝え方~ステージアップ~
ごあいさつ
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先日、妻からこんな話を聞きました。
ある朝早く、私の父から妻に電話があったそうです。
内容は、父の古くからの知人からの相談で、「メールでファイルを送ることがうまくいかない。どうすればよいか」というものでした。
ちょうど、身支度や子どもの登校準備であわただしい時間帯。子育て中の母がどれだけ忙しいのかーーそんなことはお構いなしに、父はいつもながらの“無茶ぶり”をしてきたのです。
このような、父から妻に対する一方的で、しかも突然の「お願い」は、結婚当初から続いており、妻も長い間悩んでいました。
夫である私としては、いまだにその状況を改善できていないことを、妻に対して申し訳なく思っています。
――話が逸れましたが、今回のお願いも妻は落ち着いて、丁寧に説明をしてくれたようです。
いつもながらの妻の心の広さに、本当にありがたく思いました。
ところが父は、さらに「その知人に直接電話して説明してほしい」と言ってきたそうです。
妻とその方とはほとんど面識がなかったため、妻もさすがに戸惑ったようです。
それでも父の押しに負けて、緊張しながらも電話口で状況を聞き取り、手順を伝えたとのことでした。
うまく送信できたかどうかまでは、そのときは分からなかったといいます。
ーー数日後、今度は私の母から妻に電話がありました。
そのとき母のすぐ傍にはその知人もおられたようで、「無事にファイルを送信できたから、ありがとうと伝えてほしい」とのこと。母から妻へ、先日のことへのお礼が伝えられました。
ただ、そのとき妻が気になったことは、「本人が母のすぐ傍にいたのに、どうして電話を代わって、自分の口で伝えなかったのか」ということでした。
(続く)
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