なんだってできる。
なんだって、できる。
わたしは、なんだってできる。
どうしても、物が溢れる今の時代に、
思念を集中する機会が、時間が、空間が、
少ないように思う。
わたしには、何もない。
あの人みたいに、これができないし。
あの子にたいに、こんなこともできないし。
お金がないから、時間がないから、能力がないから、、、
だから、だから、だから、、、。
できない理由を、探し求めている気がする。
できない理由を見つけた方が、楽な気がする。
頭の中が、物に支配されていると感じる時、
欲に支配されていると感じる時、
何かに捉われていると感じる時、
そこから一歩、枠から一歩、外に出る。
視野を、視界を、視点を、
もっと遠くへ、ずっと遠くへ、果てしなく遠くへもっていく。
そうすると、ちっぽけなわたしがいる。
地球を宇宙から俯瞰してみると、
ちっぽけなわたしがいる。
心の中のくすぶってる黒い塊が、頭の中の鉛のような塊が、
ずいぶんと小さく、軽く感じられる。
なんとなく、大丈夫な気がしてくる。
なんとなく、やれる気がしてくる。
ちっぽけだけど、そのちっぽけな人間がたくさんいる地球の上で、
宇宙から見たらみんな、ちっぽけで。
もっとわたしは自由で、
なんだってできる気がしてくる。
それは、どこか大きなものに包まれているかのよう。
宇宙という大きな、果てしない空間の中で、
誰も造り得ない神秘的な存在の一つ一つの物質が、人間が、
生かされているようで、命の息をいただいているようで、
ちっぽけだからこそ、
それぞれが特別な存在のようで。
宇宙からしたら地球も、ずいぶんとちっぽけなようで。
そうやって、大きく広く世界を見渡すと、
風の音がささやきに聞こえ、
葉の揺れる音がわたしに語りかけているようで、
なんだか、心が溶けていくよう。
そうしたらなんか、誰かのために心を、時間を、使いたくなったりして。
狭い枠の中から、外に出られる感覚がして。
あぁ、今日も目が覚めてよかったって、思ったりして。
あぁ、今日も生きていてよかったって、感動したりして。
この命を、誰かのために使いたくなったりして。
命を燃やすエネルギーが、湧いてきたりして。
海の底の暗さ、寒さを、寂しさを、
知っているからこそ、
なんでもないその日常が、美しく見えることもある。
立ち上がる時のバネになることもある。
悩んだ分だけ、葛藤した分だけ、それが糧になり、
立ち上がるわたしの背中を押してくれる。
なんにもできないと嘆く日があるから、
なんだってできると思えた日の喜びが、輝くようにも思う。

小さな親切を、小さな優しさを、
誰かに渡したいな。
それだけで、世界に少し、灯りを灯せるような気がする。
おこめ。
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