子どもって、パンの発酵みたいなものなんです🥐
パン生地って、不思議です。
こねた直後は、ただの小さな塊。
見た目もほとんど変わらない。
「本当に膨らむのかな?」
って、ちょっと不安になるくらい。
でも、ちゃんと温度を整えて、
急がず待っていると、
少しずつ、中で変化が起きている。
外からは見えなくても、
ちゃんと育ってる。
子どもも、似ているなと思うんです。
親になると、つい焦ります。
「早く宿題して」
「早く準備して」
「なんでまだできないの?」
毎日のように、
“早く”という言葉が口から出そうになる。
もちろん、時間に追われる日もあるし、
余裕がない日だってある。
でも、
急いで温度を上げすぎたパン生地が
うまく膨らまないように、
子どもの心も、
急かされ続けると、
自分らしく伸びる力を出しにくくなるのかもしれません。
子どもって、
「できた瞬間」だけで育っているわけじゃない。
ぼーっとしている時間も、
失敗している時間も、
遊んでいるように見える時間も、
実は心の中では、
ちゃんと“発酵”している。
外から見えないだけで、
少しずつ、
自分のペースで育っている。
以前、子どもが朝の支度をなかなか進められなかった日がありました。
時計ばかり気になって、
私は何度も、
「早く!」
「間に合わないよ!」
と言ってしまって。
でも途中で、
ふと手を止めました。
そして、
「大丈夫、一緒にやろうか」
と声をかけたんです。
すると、
さっきまで固まっていた子どもが、
少し安心した顔をして動き始めました。
あの時、
必要だったのは“圧”じゃなくて、
安心感だったんだと思います。
子どもの心には、
急かされた記憶より、
「待ってもらえた」
「信じてもらえた」
そんな感覚の方が、
長く残るのかもしれません。
安心できる場所があるから、
子どもはまた挑戦できる。
失敗しても、
戻れる場所があるから、
少しずつ前に進める。
親も人間だから、
毎日うまく待てるわけじゃない。
余裕がない日もあるし、
つい急かしてしまう日もある。
でも、
“早く育てる”ことより、
「この子は大丈夫」
と安心できる空気を作ること。
その方が、
結果的に子どもは、
自分の力でふわっと育っていくのかもしれません。
パンは、
無理に膨らませようとしても、
おいしくならない。
子どももきっと、
“その子の温度”で育っていく。
だから今日も、
少しだけ深呼吸して。
急がせる前に、
「待つ」という関わりを、
大切にしていきたいなと思います🥐

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