エッセイ|ある夏の日に。
その日は、言いようのない罪悪感で頭の中がいっぱいだった。
いつもわたしだけが何かに対して「嫌だ」と、きっぱり言う。
周りは誰もそんなこと言わない。
思っているのかもしれないけど、拒絶したりはしない。
みんなを振り回しているのはわたしで、
わたしが少し頑張れば、すべて調和がとれるんじゃないか。
もしかして、一番邪魔なのはわたしなんじゃないだろうかと。
でも、じゃあがまんしてみろと言われても、できない。
だって嫌な気持ちに気付いてしまったんだもの。
わたしは周りの人を巻き込もうとも嫌なものは嫌で、
がまんできない幼稚な性格なのだ。
その現実を受け入れるしかない。
わたしが引っ掛かっているのは、
自分が「嫌だ」と声を上げたことで物事が綺麗に収まらなくなったからだろう。
自分がきっかけで、みんなをぐちゃっとさせたことが許せなかったのだ。
自分のどうしようもなさは簡単に許可できるものではないね。

