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saikyo_no_sengyo
当たり障りのない正解を捨てて、私はメキシコへと向かう
いよいよ来週から、メキシコへの単身の旅が始まります。
周囲の友人や知人に「なぜメキシコに行くの?」と尋ねられることが多々あるのですが、その際の私の答えは決して高尚な哲学に裏打ちされたものでも、劇的な人生の転換を求めているわけでもありません。
純粋に「現地の飯が思い切り食いたい」、そして「ルイス・バラガンの建築作品をこの目でどうしても確かめたい」という、ひどく個人的で、ある意味ではわがままとも言える根源的な欲求が、今回の旅のすべての動機となっているからです笑
波風を立てず、社会の常識に沿った当たり障りのない人生を送ることこそが、成熟した大人として歩むべき最良の道であると信じて疑わなかった時期が、私の中に存在し続けます。
しかし、そうした世間一般の「正解」とされる安全なレールから自ら降りて、もっと自分の内なる声に耳を傾け、人間らしく生きたいという、心の奥底で燻っていた欲望に素直になることを選びたいと思い旅にでています。
人生は一度きりしかなく、残された時間は決して無限ではないのだという、当たり前すぎる事実に、深く、そして強烈に気づかされたからです。
とはいえ、人間らしく生きてはいないのも事実であります。
予定調和な日々の終焉と、湧き上がる根源的な渇望
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