Photo by
hana_etc
春が好きなのに、春にやられる - 春の優しさに恋焦がれながら、私は落ちていく -
春は、始まりの季節である。
でも私にとっては少し沈みやすい季節でもある。
だから私はいつも以上に体を動かす。
気分を上げるためじゃない。
落ちきらないようにするために。
春は好き。
花が咲いて、町に少しずつ彩りが戻っていく。
冬の間にグレーになった景色が、ゆっくりほどけていく感じも好き。
でもその明るさに心がついていかない時がある。
景色は柔らかくなっていくのに
自分の内面だけが冬に取り残されているような感覚。
なぜか寂しくて、切なくて理由もなく心が沈む。
春になると、心が揺れる。
何年か前の春、私はこの世から消えてしまいたくなるくらい
心が沈んでしまったことがある。
だから今でもこの季節になると身構えてしまう。
春が嫌いなわけじゃない。
むしろ好き。
でも好きだからこそ
その明るさに追いつけない自分が
余計に苦しくなる。
だから私はいつも以上に体を動かす。
運動をすると前向きになれる、元気になれる
なんてそんなキレイな話じゃない。
ただ自分が沈みきってしまわないように
今の自分を保つために動く。
心を立て直す方法は人によって違う。
誰かに話すこと。
眠ること。
食べること。
私にとってはそれが「体を動かすこと」なのだ。
春は今年もきれいだ。
桜が咲いてネモフィラも咲いていた。
そして今年も私は少し春に置いていかれている。
それでも自分を整えながら
ゆっくりと春に追いつこう。
そしてその先にある
夏の青々とした景色の中で、
私はまた生きているのだと思う。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートお願いします✨
サポートいただいた分は今後の活動費にさせていただきます(* ᴗ ᴗ)⁾⁾