【目印を見つけるノート】2091. カルガモ日和と1963年の映画
今日はいいお天気でした。
朝は1℃でしたのでどうなることかと思いました。
自治体の図書館が年内は今日まででしたので、最寄りの図書館の他に、借りたい本がある図書館に出かけました(取り寄せると来年になってしまうので)。ついでに多摩川の脇を流れる水路を辿ってきました。


恒例の富士山🗻と多摩川。
近くの施設でアートの展示コーナーがありました。田園調布せせらぎ館の『AI ORUI 絵で旅するスペイン語』というタイトルです。Guitarrista (ギタリスト)の絵の写真を撮らせていただきました。


ゆるゆると歩きます。
この公園(田園調布せせらぎ公園)は1979年まで『多摩川園』という遊園地がありました。私は行ったことはないです。2002年まではテニスクラブなどがあったようで、今は公園として整備されています。ちょうど国分寺崖線の端にあたり起伏のある、自然のかけらが残っています。遊園地という、地形を生かした施設だったのは幸いだったように思います。都心だったらこうはならなかったかも。
田園調布というと都市計画で生まれた高級住宅地ですが、ここはその端にあって川辺の風景が楽しめます。
公園にはいくつか湧水池があるので、覗いてみました。カルガモがいます。


ここからカルガモ尽くしになります。
多摩川に沿って流れる、昔の用水の水路を辿ります。




少し進むと水車があります。水量が十分でない時、農業用水を揚水するためのものだったそう。水は高いところから低いところに流れますので、こういった調整も必要になるのです。今はポンプでしますね。水路はすぐに終わるかと思ったら、意外と続きます。
そのうちに目的の図書館に着きました。来年のテーマのひとつに沿った本を5冊閲覧して、3冊借りて、1冊は必要な箇所をコピーして、あとの1冊は内容が重複するので戻しました。驚いたことに、原書(英語)の復刻版があって、是非もなく借りました。











そして、水路に戻ります。水はどこもキレイでした。鯉もところどころに絶えず泳ぎ、カルガモもそこらかしこにいました。カルガモの楽園のようです。スタートから一駅過ぎてもまだ水路が続きます。「あれ、ここで終わりかな」と思っても、まだ続きます。次の駅が近くなったところで、暗渠になる地点に着きました。水の流れる音が少しだけ響いていました。
カルガモさんはしまいに舗装した道に上がって草をつついています。確かに虫がいそうですね。
次の駅から電車に乗って帰りました。


このような鯉が泳ぐ水路は津和野(島根)を思い出します。津和野といえば森鷗外さんですが、この辺りをご覧になったらふるさとのご城下を思い出したのではないかと想像します。そういえば、修学旅行で萩と津和野に行った時、「松下村塾」を「まつしたむらじゅく」、「森林太郎」を「しんりんたろう」と読み間違えたことがありました。すいません🙏
今は間違えません。
こんなに素敵なルートなのに、人はほとんどいませんでした。あんまりいたら水路に落ちてしまいそうですが、散策にうってつけです。一人占めに近い状態だったのは想定外のハッピーでした。
さて、今日で連日公開のお話は完結です。
最終回もひそかに公開しています。
『勝安房守の或る一日』
勝海舟さんが江戸開城の前日にどのような道を歩いたかというのは明確には残っていません。元赤坂の自邸から池上本門寺に行って、寛永寺に行ったという「目的地」がはっきりしているだけです。あとは洗足池に別荘を建てて、お墓があるということですね。
それを調べて、俗説も聞いて再現するのはとても楽しい作業でした。江戸の地図が想像の何倍もあることを知る機会にもなりました。この前、高橋泥舟さんと徳川慶喜公の墓所にたまたま出くわしましたが、この短いお話の背景には多くの方々の膨大なストーリーがあります。ですので、これは最後の日のほんの1シーンという感じです。
Martha & The Vandellas 『Heatwave』
ブリジット・バルドーさんが逝去されたニュースを見ました。女優はもうずいぶん前に止めていて、動物愛護の活動でたびたびメディアに登場していました。芯の通ったアクティビストでしたね。
バルドーさんの映画というと、私は『軽蔑』を真っ先に思い出すのですが、なかなかもどかしい感じです。
『軽蔑』トレイラー動画
私はこの映画の彼女については、小悪魔という印象を持っていません。おそらく、「悪女」や「小悪魔」という単語が飛び交うと思いますが、それだけではないのではと今も思っています。居たたまれなさというか、空疎というか、人の心の隙間風というか……アルベルト・モラヴィアの原作も読んでみよう。
今日の曲は『軽蔑』の公開された1963年のヒット曲です。このようなシーンと同じ時期にこの曲も流れていたのです。オデュッセイアの像と並べてみると、ちょっと不思議な感覚になります。
ご冥福をお祈りします。
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
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