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【目印を見つけるノート】1854. ルドゥーテのバラの絵に隠れた色

ガザの状況は、ひどいです。
Starvation.
今できるのは、そう書くことだけ……。
忸怩。

昨日は図書館に行ってからnoteを書きましたが、そこからウトウトして、小一時間経ってしまいました。
ガバッと起き出して、おもむろに始めたのは江戸後期の地図(コピー)への書き込みでした。図書館で『江戸名所図会』を3冊借りたので、それも見ながらです。すでにアバウトな距離感は掴めたのですが、もう少し掘り下げられるかなと思いました。どうにも書き込むスペースが少ないので、薄く拡大コピーをして写し直しました。
うーん🤔終わりは基本的に「ない」作業かもしれません。

資料ももちろんですが、可能な限り地図を辿って現地を歩くのはとても大切なことだと思います。

空を泳ぐ雲。

今日は5月らしい気候ですので、絵でも見に行こうと思います。

日比谷図書文化館で開催中の特別展、
〈『バラ図譜』刊行200年 「宮廷画家 ルドゥーテとバラの物語」〉です。

ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテは、1759年にベルギーで生まれ、画家であった父の仕事を手伝いながら絵を学びました。13歳から、職業画家を目指してオランダで修業を積み、その後兄を頼ってパリに移住しました。時間があれば王立植物園に出向いて草花を熱心にスケッチしていました。その縁でルドゥーテはレリティエという植物学者の知己を得ます。レリティエの作る図鑑の挿絵を描いてくれないかと依頼され、ルドゥーテは植物画家としての道を歩み始めます。

30代の初めに、王妃マリー・アントワネットの「蒐集室付素描画家」の称号を得て宮廷画家に、フランス革命後には、植物愛好家として知られていたナポレオンの皇妃ジョゼフィーヌの知遇を得て、後世に多数の作品を残しました。

かれの代表作として名高い『バラ図譜』は、ルドゥーテが描いた原画をもとに制作された植物図譜です。ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌの居館(マルメゾン宮殿)の庭園に咲く多種多様なバラの姿が細密に描かれています。ジョゼフィーヌの庭園のバラも判りますし、類い稀なる芸術性を備えた博物図譜として高く評価されているのに加えて、現在絶滅してしまったバラの古代種や原種も描かれているそうで、学術的にも重要視されています。

ルドゥーテの絵は、
バラが好きな方なら一度は見たことがあるかもしれません。それほど有名です。加えてマリー・アントワネットとジョゼフィーヌという、フランス革命の象徴のような二人に重用されるというのも、バラの優雅さとかけ離れた凄まじい巡り合わせに興味の湧くところです。

などと書いていたら、山手線が止まっている😱😱急いで別のルートに替えます。じきに再開しても混雑しているでしょうから、切り替えは早いです。

別ルートを進みながら、この道筋は今朝地図を塗り塗りしていたなあとふと思うのでした。もうちょっと内陸だと起伏が結構あるんだよなあ……などと思案。地形が完全に再現できたら天才なのですけれど、まだまだです。

間に合うかしら、のんびりしていますね。
内幸町で降りよう。

はい、見てきました。
何やら奏楽も聞こえました。
(チェーホフか)

本当に見事としかいえない作品がズラリと並んでいます。華やかな大輪のバラは目を引いてとても素敵なのですけれど、小さなバラ……一見バラと認識できない……ものもたくさんありました。そしてこの植物画家は、自分を引き立ててくれた二人の女性をどう思っていたのかと考えました。非業の最期を遂げたマリー・アントワネットはいうまでもありません。そして、為政者(皇帝)の妃となったジョゼフィーヌについての説明も見ましたが、彼女も幸せとはいえない暮らしを送っていました。夫が他の女性を寵愛するようになり、しまいには離婚することになりました。ジョゼフィーヌにとってのバラは、贅沢や権力の象徴ではなく、むなしさを癒してくれるものでした。

撮影OKの部分です。

ルドゥーテもそれをよく理解していたのでしょう。彼の描くバラは華やかなだけでなく、次第に陰影のある深い色を帯びてきたようにも見えました。
もちろん、それだけではないのですが。

なかなか考えさせられもする、いい展覧会でした。

さて、今日はここからライブです。
バラの話はまだ続くのですが、また明日。

 Nilüfer Yanya『Cold Heart』

いつも大昔の曲を出していると思われるでしょうが、これは6日前にアップされた曲です。新しいですね。
この方の曲は以前に一度出したので書いたかと思いますが、気分が落ち着くのです。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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