【乳がん闘病コミックエッセイ】ep22:乳房再建をどうするか
第22話

















今回の領収書

日日伴走記

CHOCO'S column
今はいらない。そう思えたから
乳房再建の話なのに、再建しないんかーーい!って話。
私が通院していた病院には形成外科がなく、切除手術はできても再建手術は不可能。そのため、再建を希望する場合は紹介先の病院で手術・入院する必要があり、まずは受診が必須でした。
(10話【治療をどうするか?】7P~参照 https://note.com/ogwcrn/n/n7173e7db5014?sub_rt=share_sb)
告知を受けた時から再建についてずーーーっと悩んでいて、「詳しい話を聞かないと決められない」と思っていました。
これは私の性格の話ですが、胸に対して思い入れが殆ど無く、むしろズボラなのでブラジャーが面倒で煩わしいと思うことの方が多かったです。大きさもごく控えめだったので、なおさら(笑)
とはいえ、あくまでこれは私の場合。
授乳経験も遠い過去になり、乳房としての役割も終えていたことも、思い入れの薄さにつながっていたのだと思います。
温泉が好きな方の場合は、傷口が顕になることが気になると思います。温泉用の胸元をカバーする入浴着(バスタイムカバー)もありますが、「そういう問題じゃない!」という方もいるでしょう。
再建前は、どんな傷跡になるのかも、胸がなくなる感覚もまったくわからない。
「今は平気でも、切除後にやっぱりショックを受けるのでは?」
「温泉や銭湯が大好きだけど、胸がない状態で本当に入れるのか?」
すべてが未知でした。
そこで主治医にも手術先の先生にも、
「再建すると決められないけど話は聞きたい」というわがままを了承してもらいました。
B病院受診の日は、私・夫・かりんちゃんの3人で話を聞き(ほんまにおもしろい)、漫画の通り「再建はそんな簡単なものではない」と知って愕然。
そもそも乳首も“後づけ”と聞き、考えてみれば当たり前なのですが、地味に驚きました。
でも、ここでしっかり話を聞けたことで、「今の私には必要ないな」とはっきり確信できました。
胸が欲しくなったら、その時に作ればいい――この考え方にとても納得できたのです。
この受診は、先生としっかり話して「再建しない」と決めただけ。
漫画にすると盛り上がらないかな…と心配していましたが、まさかこんな形で描かれるとはびっくり。漫画ってすごい!!
かりんちゃんから「ちょこが心から納得してどうするか決める姿に感動した」と言われ、なんだかくすぐったかったです。
ちなみに温泉は術後の経過を見てすぐ入りに行きました。温泉大好きなんです!!!
最初はカバーを買おうと思ったのですが、面倒になって傷口をあけっぴろげにしています。
今のところ、ジロジロ見られたり胸のことを聞かれたりしたことは一度もありません。
そもそも温泉で他人の体をじっくり見ることって、あまりないですしね。
もし聞かれたとしても、「乳がんで取ったんです」と答えるつもりです。
パッドも買っていません。右胸も大きくないので、左右差はあってもそこまで気にならず。
メリット:汗疹ができにくい!
・着物・浴衣がめっちゃ楽!(手術後、日常的に着物を嗜むようになったので)
・左を下にして寝ても苦しくない!
デメリット:右胸があるため、外出時はブラが必要
・左胸にパッドを入れないと、動くと物理的に凹む
あくまで私の感覚です。
これを読んで「そんな人もいるんだ」と思うのは自由ですが、どうか絶対に当事者への押し付けはしないでください。
B病院の先生は「再建は、その人の人生を充実させるためにある」と言いました。
胸への思いや感情の大きさは、人それぞれ。
乳がんとどう向き合い、それを受け入れてこれからの人生をどう歩むか――それが大事だと思います。
私は今も再建する気持ちは芽生えていません。
なんなら「右も取ってくれたらブラいらなかったのに」とすら思っています。
でも、数年後はわかりません。
それでいいと、私は思っています。
【CHOCO/ちょこ】
Instagram:https://www.instagram.com/choco_phototime/
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