両親だった人へ
ただ、愛されたかった。
子供の私が求めたのはこれだけ。
厳しい環境下で生きる野生動物でもちゃんと子育てするのに。なぜ、人間のあなたたちは出来なかったんだ?
親になったら分かるのか?
もしそうだとしても、私には分からない。
我が子を痛めつけてスッキリする気持ちは。
もし今、あなたたちが苦しい状況にあるとする。
私は助けたくない。
薄情?
違うよ。
あなたたちがした行いが返ってきただけ。
でも勘違いはしないでほしい。
あなたたちの不幸なんて、これっぽっちも望んではいない。許す、許せない、の話でもない。
無関心。
私の心から、あなたたちが「いなく」なりつつある。辛い思い出は消えてない。でもそれをカバーできるほどには、私自身が大事にしたい人ができた。
血の繋がりが濃くたって、関係が薄ければ、それは他人と同じ。
血の繋がりが無くなって、関係が濃ければ、家族になれる。
あなたたちも、あなたたちの道を行って下さい。
私のことは、いなかったものとして。
その方がきっと、あなたたちも幸せになれるよ。
