「朝になると消えてしまうベンチ」お願いいたします
片桐 みかんさま、よろしくお願いいたします(^_^)
⏳お題③:「朝になると消えてしまうベンチ」
紳士はいつも星のベンチに座って新聞を読んでいた。
ベンチ座。
便座じゃないぞ。失敬。
紳士はいつも星のベンチに座って新聞を読んでいた。
新聞座。
劇団じゃないぞ。踊り明かそうか。
紳士はいつも星のベンチに座って新聞を読んでいた。
紳士座。
おじさんじゃないぞ。紳士だ。
紳士さま、そろそろアサヒが昇る頃ですよ。
バアヤはいつものように呼びに来る。
東の空が白むのは、バアヤの微笑みに美しさがあることと同じだ。
夜に朝が混じる時、バアヤの美しさにどこか似ている。
その事を、紳士は知っている。
紳士は新聞を丁寧に折りたたみ、星のベンチからすっと退場する。
残された星のベンチにバアヤが座る。
ウトウト、バアヤが居眠りを始める頃、朝焼けの紅い色がベンチを染めて、そのままスゥっと消えてしまう。
よろしくお願いいたします(^_^)
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