営業38年のベテランがAIを武器にした ― 中小企業の営業を「速く」「型に」するWebCraft AI
営業38年のベテランがAIを武器にした ― 中小企業の営業を「速く」「型に」するWebCraft AI
ダイジェスト
「見積もり1本に、何時間かかっていますか?」――この問いから始まる営業支援サービスがあります。東京都中野区のWebCraft AI(ウェブクラフトAI)は、営業歴38年・Web歴30年のキャリアに生成AIを掛け合わせ、中小企業の営業部門にAIを実装する事業を展開しています。キャッチコピーは「営業を、速くする。営業を、型にする。」。AIの先生ではなく「営業の助っ人」を名乗るその中身を、料金や助成金の情報まで含めてご紹介します。
本文
「AIの先生」ではなく「営業の助っ人」
WebCraft AIの最大の特徴は、その立ち位置です。生成AIに詳しい人はこの2年でずいぶん増えましたが、営業の現場を38年経験してきた人がAIを語るケースはまだ多くありません。同社の代表は1987年から営業・新規開拓に携わり、1995年からWeb企画・制作、1998年から営業代行・営業研修、そして2024年から生成AI・DX教育へと歩みを進めてきました。「営業38年×Web30年×生成AI」という掛け算が、そのままサービスの土台になっています。
事業コンセプトは「攻め」と「守り」の二本柱
同社の支援は、大きく2つの柱で構成されています。
攻め / 営業を速くする
研修をして終わりにせず、営業プロセスそのものにAIを組み込み、商談数が増えるところまで伴走するアプローチです。具体的には次の6つの領域をカバーします。
見積もり:過去案件から類似を引き、明細のたたき台を作る
前提条件:「別途」「含まない」の書き漏れを潰す
リスト:企業調査と当たりの仮説づくりを自動化
アプローチ:メール文面とトークを量産し、当たった型を残す
商談:議事録と次アクションを自動で書き出す
フォロー:社内の知見をRAGで引き出せる形にする
面白いのは「探す・埋める・書くはAIに、計算は今のExcelのまま」という割り切りです。金額の責任は人が持ったままにする――現場を知る人ならではの設計思想と言えます。成果指標は「見積もり1本の時間」と「商談数」。効くのは今期の数字、と明快です。
守り / 営業を型にする
「あの人が辞めたら、うちの営業は終わる」。多くの中小企業が抱えるこの不安に対し、トップセールスの頭の中を引き出してAIに載せ、"休まない先輩"をつくるのがもう一つの柱です。同行や商談録音から勝ち方を言語化し、RAGで社内AIに載せて深夜でも質問できる状態にする。さらに音声で応答させて新人のロープレ相手にまで育てます。本人の声と知見の扱いを書面で取り決める「同意」のステップまで明記されている点は、丁寧な設計です。こちらの成果指標は「新人の立ち上がり期間」と「教育コスト」。効くのは3年後の数字です。
入口は「90分の業務棚卸し」から
はじめかたもユニークです。システムの入れ替えを検討する前に、まず90分だけ、部署をまたいで現状を棚卸しするところからスタートします。営業の見積もり時間だけでなく、経理の請求処理、総務の規程検索、現場の日報、人事の教育マニュアル、サポートの繰り返し回答まで、幅広く「時間が溶けている場所」を洗い出します。料金は33,000円(税込)で、申し込みに進んだ場合は全額が次の費用に充当されます。
DXリーダー研修は助成金で実質負担15万円の可能性も
料金体系は4段階で公開されています。
業務の棚卸し(90分):33,000円(税込)
DXリーダー研修(3名〜):60万円(全4回・1回3時間、4名目以降は1名につき5万円)
実装伴走(3ヶ月):別途見積り(株式会社DataWisdomとの協業)
月々の伴走(月額):5万円/月〜(6ヶ月から)
注目はDXリーダー研修です。公式サイトによれば、人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の対象で、中小企業が要件を満たす場合は最大75%が助成され、実質負担は15万円になるとのこと。訓練12時間は助成要件(10時間以上)を満たし、訓練中の賃金も1人1時間1,000円が助成対象と案内されています。なお、計画届は訓練開始の1ヶ月前までに提出が必要で、このコース自体が2027年3月末で終了予定とされているため、検討するなら早めが良さそうです。
パートナー連携と「眠らない広報室」
社名のドメイン「ki-zu-na(絆)」は、パートナーとの繋がりを意味しているそうです。生成AI・DX教育の株式会社DataWisdom、クラウド・システム開発のスリーハンズ株式会社、Webプランニングの有限会社モン・クリエイティブと連携し、AI教育から技術構築、Web制作までをカバーする体制を組んでいます。
併走事業として「サテライトWebスタジオ」も展開しており、こちらは「眠らない広報室を、社内に。」がコンセプト。作って終わりのホームページを、記事も映像も問い合わせ応対もAIが回し続ける自社メディアへと進化させる構想で、noteでの毎日のAI情報発信や、解説動画のAI生成・YouTube展開などのメニューが例示されています。同社自身もnoteで「営業38年が書く、中小企業のAIの話」を発信中です。
所感
生成AIブームの中で「AIを教える」サービスは数多くありますが、「営業の現場感覚を軸に、AIを道具として実装する」という順番のサービスは意外と貴重だと感じました。特に「計算は今のExcelのまま」「金額の責任は人が持つ」といった割り切りは、現場を長く見てきた人でなければ出てこない発想です。90分・33,000円という小さく試せる入口と、助成金を活用した研修設計も、中小企業にとって検討しやすい構成だと思います。
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※ 画像等は出典から利用しています。
まとめ
WebCraft AI(東京都中野区)は、営業38年×Web30年×生成AIの経験を掛け合わせた中小企業向け営業AI実装サービス
コンセプトは「攻め(営業を速くする)」と「守り(営業を型にする)」の二本柱
見積もり・提案・引き継ぎ・教育など営業まわりの業務にAIを組み込み、商談数が増えるまで伴走
入口は90分・33,000円(税込)の業務棚卸しで、申込時は全額が次の費用に充当される
DXリーダー研修(3名〜60万円)は人材開発支援助成金の対象で、要件を満たせば最大75%助成・実質負担15万円
助成金コースは2027年3月末で終了予定、計画届は訓練開始1ヶ月前までの提出が必要
DataWisdom・スリーハンズ・モン・クリエイティブとのパートナー連携で教育から技術・制作までカバー
出典
WebCraft AI 公式サイト:https://www.ki-zu-na.jp/
事業コンセプト・料金のご案内(WebCraft AI):https://www.ki-zu-na.jp/260730webcraft-ai-concept-price.html
免責事項
本記事は公開情報を基に作成しています。料金・助成金制度等の内容は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトおよび関係機関にてご確認ください。内容の正確性・完全性を保証するものではなく、情報のご利用は自己判断・自己責任でお願いいたします。
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