その情報、AIに入れて大丈夫?【行政書士がAIを使う前に決めておくこと】
無料AI入門勉強会を開催しました
お疲れさまです。かみやまです。
今日は、先日開催した勉強会の報告です。
8月9日に行政書士向けの無料AI入門勉強会を開催しました。
貴重な日曜日の午後に70名を超える方に参加いただき、情報知識を伝えるだけでなく、実演を色々取り入れながら、すぐに使える活用法をお伝えしました。
参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
とても楽しい会になりました。
事後アンケートの結果、全体評価、わかりやすさ、資料、すべて9.7以上の評価となり、ホッと一安心。すべての方に8点以上の評価をいただきました。
まあ、それ以下は付けにくいですよね。
とは言え、10と9がほとんどだったので、嬉しい限りです。
一番役立ったのは意外なこと
さて、勉強会では、次の5つのパートに分けてお話ししました。
生成AIの基礎と限界
3つの生成AIの使い分け
GoogleNotebookで長い資料を読む
プロンプトの型と業務への応用
守秘義務とリスク管理/まとめ
1から4までは実演も取り入れました。
おそらく、実演部分が一番興味深く聞いてもらえるだろうなと予想し、リアルタイムでAIが回答を生成する様子を見てもらいました。
ところが、アンケートでは意外な結果が出ました。
一番役に立ったのは「守秘義務」だった
申込み時のアンケートでは、今回の勉強会で聞きたいこととして守秘義務を挙げたのは、たった3名でした。
ところが終わってみると、70%の人が「守秘義務」を役に立ったパートに選んでいました。(複数回答可)
つまり、多くの人が「知りたいと思っていなかった」けど「聞けて助かった」と感じたテーマが「守秘義務」でした。
AIの研修は概要や一般的な説明が多く、実務用のプロンプトや行政書士業務における個人情報保護についてのお話しは、他ではありませんでした。
事故が起きてからでは遅い
AIを使い始める時、私たちは「何ができるか」にばかり関心を向けてしまい、「入れてはいけないものがある」ことには気づかないものです。
事故が起こるまで気づかないのは、本当に怖いことです。
特に行政書士の場合、事故は守秘義務違反になります。
守秘義務は行政書士法に定められているので、法律違反です。
絶対に避けなければいけません。
では、何を決めておけばいいのか
重要なことなので、この記事でもポイントをお伝えします。
AIを使う前に、次のことを決めておきましょう。
学習に使われる設定を確認する
まず最初にすることは、AIに入れた情報を学習に使われないよう設定することです。設定方法は使うAIによって違いますし、使っている途中で仕様変更などもあります。時々設定をチェックすることをおすすめします。入れない情報を決める
氏名、住所、生年月日、会社名、許可番号、事件の固有事情など、個人情報にあたるものは絶対にいれないでください。匿名化してから使う
相談の整理などに使いたい場合は、A様、B社などに置き換えます。事務所としてのルールを書き出す
紙に書き出し、AIを使う前に見直す。それくらい慎重に取り組みましょう。
お客様や自分の情報を直接入れて質問することはできません。
AIを使う場合は、個人情報無しで使えることを考えてください。
ハルシネーションにも注意
AIは平気で嘘をつきます。これをハルシネーションと呼びます。
最近はかなり減りましたが、許認可申請に必要な書類や書類の書き方など、AIにはまだまだ正確な情報が出しにくいところがあります。
また、単純な数字を間違えるなど、こんなことまで?!と驚くようなミスも時々起こします。
ミスがあるのは人間もAIも同じです。
AIだから大丈夫、間違えないと考えるのは危険です。
必ず、自分の目で確認して仕上げてください。
守秘義務もハルシネーションも、道具の性能ではなく、使う側の運用で守るという点で同じです。人に補助してもらう代わりにAIに補助してもらう。最終チェックは自分でする。この流れを守れば、事故は防げるはずです。
8月14日のYouTubeライブでは
今月から、noteの更新は毎週火曜日、YouTubeライブは、第2、第4金曜日に配信する予定です。定期的に実施します。
次回、YouTubeライブは、8月14日(金)の21時からの予定です。
ライブの前半では、AI入門勉強会で伝えたことや、当日出た質問、アンケートでわかったことなどをお話します。
当日参加できなかった方にも、ポイントがわかるようにお伝えしますね。
YouTubeライブ後半では、AI活用やその他の質問をコメントで受け付けますので、お時間合う方は、ぜひ、参加してください!
気楽に集まれる場になると嬉しいです。
YouTubeライブのリンクはこちら
https://youtube.com/live/Mk6OuDQYeUg?feature=share
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