【子育て】跳び箱もマット運動も鉄棒も苦手だった息子と、固有感覚の話
最近、資格をひとつ取りました。
「発達障がい食環境支援士」
勉強して、子どもの発達や学びと“身体の感覚”がいかに深くつながっているかを知り
「ああ、あの息子の姿って、これだったんだ…」と腑に落ちることが増えた。
その代表例が、跳び箱・鉄棒・マット運動・ボール運動。
とにかく、ぜんぶ苦手w
「こんだけ走り回ってるから運動神経いいんじゃない?」なんて思っていたのは、親の完全なる勘違いでした。
■ “走るのは速いのに、運動が苦手” の謎
小さい頃から、とにかく走るのが好き。
公園に行けばひたすらダッシュ。
でも、跳び箱は怖くて飛び越えられない。
鉄棒は逆上がりの形になる前に体がバラバラに動く。
マット運動は回るときにぐにゃ〜ってなっちゃうw
そのたびに私は思ってたの。
「え、運動得意じゃなかったの…?」
でも今ならわかる。
息子の場合、苦手の正体は「体の動きの感覚(=固有感覚)」だった。
■ 固有感覚ってなに?
簡単に言うと、
自分の体が “どれくらい動いているか” を感じとる力 のことなんだって。
・どのくらい力を入れればいいか
・足が今どこにあるか
・体がどう回っているか
・筋肉や関節がどれくらい動いているか
これをキャッチするセンサーのような感覚。
このセンサーがうまく働かないと、
「体の位置がつかめなくてバランスを崩す」とか
「動きがぎこちない」
「力加減がずれる」
なんかが起きるんだって。
跳び箱・鉄棒・マット運動は、このセンサーの総合力が試される競技。
だから、苦手が目立つ。
息子はまさにコレだった。
ちなみに、息子はトイレでお尻を拭くのが苦手で、去年くらいまでお尻拭いてあげてた。
これも固有感覚で説明がつくよねw
■ じゃあ、どう鍛えればいいの?
とにかく、いろんな種類の刺激を与えること、あとは慣れることなんじゃないかな〜と理解した。
意識しないとなかなかやらない動きとかって実はたくさんあって、"苦手だ"と思ってる子なら、なおさら促さないとやらないよね〜
“固有感覚を鍛える”と聞くと難しく感じるけど、実は生活の中にある動きが多いと思ったのよ。
① 体重をかける遊び
・雑巾がけレース
・しがみつき抱っこ(おんぶも◎)
→ 筋肉・関節に圧がかかる “重さの刺激” は固有感覚のトレーニングとして有名らしい。
② 押す・引く・引っぱる
・タオルを引っぱり合う
・引き戸を「よいしょ!」と動かす
→ 力加減を調整する練習になる。
③バランス&姿勢系
・かかと歩き
・バランスボールに座るとか?
(書きながらバランスボールすぐにポチったよねw)
→ 動きながら体の位置を調整する経験値がたまる。慣れるの大事!
④両手・両足を同時に使う
・トランポリン(我が家は狭くて置けないw)
・リズム運動(ジャンプ、ステップなど)
→ 「左右の連動」が苦手な子に効きやすい。
■ 苦手は、ただの「特性」だった
当時の私は、
“走れる=運動得意”
という単純な公式で息子を見ていたけれど、
実際は
“体の感覚がつかみにくい” という特性があっただけ。
悪いわけでも、直さなきゃいけないわけでもない。
ただ、彼の身体がそういうタイプだっただけなんだよね。
固有感覚が刺激される遊びを増やしたら、
動きのぎこちなさが少しずつ減って、
本人も「できた!」が増えていくかも?!
■ 最後に
こうやってひとつずつ紐解いていくと、
息子が苦手に見えたものは、
“やる気の問題” でも “努力不足” でもなくて、
ただの身体的な特性だったんだなと気づかされた。
そして今はもう、
苦手を責める気持ちはなくて
息子は息子のままでいい。
必要なところは少しずつ育てていけばいい。
専門的な知識と、毎日の子育てがすこしずつつながってきて、
「知るって、安心だな」と思うようになりました。
