BIGBANG新曲『BiiiG』最速レビュー。3人のBIGBANGを待っていた僕が、少し寂しくなった理由
BIGBANGが帰ってきた。
2026年8月19日、新曲『BiiiG』が公開された。
▶ BIGBANG - ‘BiiiG’ M/V
現在のG-DRAGON、TAEYANG、DAESUNGによる3人体制になってから、BIGBANG名義では初となるシングル。
待っていた。
本当に待っていた。
公開されてすぐYouTubeを開き、イヤホンをつけた。
イントロが始まった瞬間、
「これこれ。」
そんな気持ちになった。
やっぱりカッコいい。
やっぱりBIGBANGだ。
それなのに、一周聴き終わったあと。
僕の中に少しだけ引っかかるものが残った。
それは、
「これ、G-DRAGON with TAEYANG・DAESUNGじゃない?」
という感覚だった。
5人だった頃から、僕はBIGBANGが好きだった
最初に書いておきたい。
僕はG-DRAGONが嫌いなわけではない。
むしろ大好きだ。
あの声も、ファッションも、ステージ上での存在感も、誰にも真似できないカリスマ性も好きだ。
でも僕は、昔から誰か一人だけを追いかけていたわけではなかった。
BIGBANGというグループそのものが好きだった。
5人だった頃から、基本的には箱推し。
グループ曲だけでなく、それぞれのソロ曲も聴いてきた。
昔のアルバムなら、INTROが流れただけで、そのまま何となく歌えてしまう曲もある。
それくらい長い間聴いてきた。
だから僕の中でBIGBANGは、
「G-DRAGONとその他のメンバー」ではない。
一人ひとりの個性が強烈なのに、5人が集まると不思議と「BIGBANG」という一つの音になる。
そこが好きだった。
『HOME SWEET HOME』の“with感”はむしろ好きだった
今回の『BiiiG』を聴いて真っ先に思い浮かんだのが、G-DRAGONの『HOME SWEET HOME』だった。
あの曲はG-DRAGONを中心に、TAEYANGとDAESUNGが参加する形だった。
だから当然、ジヨンの世界観が中心にある。
僕はそこにまったく違和感を感じなかった。
むしろ、
「うわ、3人の声が揃った。」
という嬉しさの方が圧倒的に大きかった。
G-DRAGONの曲にTAEYANGとDAESUNGが加わる。
文字通りの“with”だったからだ。
でも今回は違う。
曲名の前にあるのは、
BIGBANG。
だから僕は無意識に、
「3人になったBIGBANGは、どんな音になるんだろう。」
と期待していたんだと思う。
『BiiiG』はカッコいい。でも、あまりにもG-DRAGONだった
誤解のないように言うと、『BiiiG』はカッコいい。
一度聴いただけでも耳に残る。
ビートも面白い。
映像もBIGBANGらしい。
そして何より、G-DRAGONの存在感がとんでもない。
YouTubeのコメント欄を見ていると、
「1:37、めちゃくちゃG-DRAGONっぽくて好き」
という反応もあった。
これを見て、
「やっぱりそう感じるよな。」
と思った。
僕も同じなのだ。
めちゃくちゃG-DRAGONを感じる。
ただ、その人が「最高」と感じた部分で、僕は少しだけ寂しくなった。
僕には今回、
「BIGBANGの中にG-DRAGONがいる」
というより、
「G-DRAGONの世界にTAEYANGとDAESUNGが参加している」
ように聴こえてしまった。
『HOME SWEET HOME』ならそれでいい。
でも今回はBIGBANG名義。
だからこそ、
もう少し3人の色がぶつかる曲を期待していた。
TAEYANGとDAESUNGは、もっと強烈なはずだ
TAEYANGにはTAEYANGにしかない声がある。
あの滑らかな歌い方。
一声入っただけで曲の温度を変えてしまうような存在感。
DAESUNGにも同じことが言える。
太く、強く、少しかすれた声。
ほんの数秒でも、
「あ、テソンだ。」
と分かる。
それくらい2人とも個性が強い。
だから今回感じたのは、
「2人が弱くなった」
ではない。
むしろ逆だ。
もっと2人を聴きたかった。
もっとTAEYANGを感じたい。
もっとDAESUNGを感じたい。
そして、その真ん中にG-DRAGONがいてほしい。
僕が待っていた3人のBIGBANGは、
G-DRAGON+2人ではなく、G-DRAGON×TAEYANG×DAESUNG。
そんな音だったのかもしれない。
コメント欄は「BIGBANGが帰ってきた」で溢れていた
ただ、YouTubeのコメント欄を見ていると、僕とは少し違う熱量も見えてくる。
「BIGBANGがカムバックして嬉しい」
「BIGBANGでいてくれてありがとう」
「止まっていた時間がまた動き始めた」
「20年間活動しているのに一番トレンディー」
「BIGBANGはトレンドを作る」
そんな声が次々と並んでいた。
それを読んでいると、すごく分かる。
曲の細かいバランスなんてどうでもいい。
BIGBANGがBIGBANGとして新曲を出した。
その事実だけで嬉しい。
僕にも、その気持ちは確実にある。
だから今回の記事は『BiiiG』を否定したいわけではない。
むしろ好きだから、こんなことまで考えてしまった。
5人に戻ってほしい、という話でもない
そしてもう一つ。
僕は、
「昔の5人に戻ってほしい」
と言いたいわけでもない。
時間は進んでいる。
グループの形も変わった。
今のBIGBANGは3人だ。
だからこそ僕は、
3人だから作れるBIGBANGを聴きたい。
誰かの穴を埋める必要はない。
昔を再現する必要もない。
G-DRAGON。
TAEYANG。
DAESUNG。
それぞれが今まで以上に強烈な個性をぶつけ合って、
「これが今のBIGBANGだ。」
と思わせてくれる曲を聴きたい。
今回の『BiiiG』は、その始まりなのかもしれない。
3人とも好きだから、もっと3人を感じたかった
BIGBANGが新曲を出した。
それだけで嬉しい。
20年経っても、公開された瞬間にYouTubeを開いてしまうくらい、僕にとっては今でも特別なグループだ。
だからこそ、『BiiiG』を聴いた第一印象は少し複雑だった。
カッコいい。
中毒性もある。
G-DRAGONは相変わらず圧倒的だった。
でも。
3人だから物足りないんじゃない。
3人とも好きだから、もっと3人を感じたかった。
それが僕の『BiiiG』を初めて聴いた率直な感想だ。
もしかすると、何度も聴いていくうちに印象は変わるかもしれない。
ライブで3人がこの曲を披露したら、また全然違って聴こえるかもしれない。
それも含めて、これからのBIGBANGが楽しみだ。
皆さんには今回の『BiiiG』、どう聴こえましたか?
「これぞBIGBANG」だったのか。
それとも僕と同じように、少しG-DRAGON色を強く感じたのか。
昔から聴いている人にも、最近BIGBANGを知った人にも、ぜひ聞いてみたい。
