なぜ日本のオフショアはベトナムなのか
― 苦労は多い。でも私はこの国が嫌いではない
日本のIT業界で働いていると、ベトナムのオフショア開発に関わる機会が増えています。
私自身も例外ではなく、ベトナムのエンジニアと一緒に仕事をしています。
正直に言えば、開発としては悩ましいことも多いです。
仕様の理解、品質、コミュニケーション。
日本の開発文化とは違う部分も多く、苦労することは少なくありません。
しかし、不思議なことに私はベトナムという国自体には興味を持つようになりました。むしろ、人としては好きな人が多いと感じています。
ベトナムエンジニアの印象
私の関わったベトナムエンジニアは、総じて
まじめ
素直
フレンドリー
という人が多い印象です。そして少なくとも私は、悪意を感じるような人には出会っていません。
むしろ
よく笑う
人懐っこい
家族の話をよくする
といった、人間味のある人が多いと感じます。
仕事では苦労することがあっても、
「この人たちが嫌いだ」とは思ったことがありません。
これは少し不思議な感覚です。
なぜ日本のオフショアはベトナムなのか
日本企業のオフショア開発は、かつては中国が中心でした。
しかし現在、多くの企業がベトナムにシフトしています。
理由はいくつかあります。
1. 親日国であること
ベトナムは東南アジアの中でも特に親日感情が強い国と言われています。日本のアニメや文化の影響も大きく、日本に対して良い印象を持つ人が多いのです。このため、日本企業との仕事にも比較的前向きな人が多いと言われています。
2. 数学教育が強い
ベトナムは数学教育が強い国です。
国際数学オリンピックでも上位に入ることがあり、
理数系の教育レベルは決して低くありません。
そのためITエンジニアのポテンシャルは高く、
国としてもIT産業を重要な輸出産業と位置づけています。
3. 日本と文化的に近い部分がある
ベトナムは
年長者を尊重する
集団を重視する
礼儀を重んじる
といった文化があり、
日本と価値観が比較的近いと言われています。
インドや欧米と比べると、
日本企業の働き方に適応しやすい面があります。
それでも開発は簡単ではない
とはいえ、オフショア開発が簡単というわけではありません。
よくある問題として
疑問点を言わない
「できます」と言ってしまう
仕様通りには作るが意図を汲まない
といったことが起こります。
これは能力というより、文化や開発スタイルの違いによるものだと思います。
日本の開発は
「空気を読む」
「設計意図を察する」
という暗黙知の部分が多いからです。
それでも私はベトナムという国に興味を持った
仕事としては悩ましいことがあっても、
人としては面白い人が多い。
そして正直なところ、
美人が多い国だなという印象もあります。
そんなことも含めて、
私はベトナムという国に興味を持つようになりました。
オフショア開発は簡単ではありません。
ですが、
仕事を通して別の国の文化に触れることは、
エンジニアとしても人としても、
なかなか面白い経験だと思っています。
因みにこの人もベトナムでMVを撮影して、現地の人たちから
完全に「ジャッキーチェン」と間違われてスター扱いされていたというエピソードがありましたね。
