事実だけでは人は動かない。“評価”が世界を変える理由
単なる事実だけではなく、評価も加えられていく
【はじめに】
私たちが日々接している情報や出来事は、単なる「事実」として存在しているだけではなく、必ずと言っていいほど「評価」というフィルターを通して語られ、共有され、広まっていく。つまり、この社会では「事実」と「評価」は切り離せない関係にあり、評価が事実そのものの意味を大きく変えてしまうのだ。だからこそ、私たちは「評価の影響力」を理解し、受け止め方や発信の仕方を意識的に選ぶ必要がある。
理由
その理由は大きく3つある。
人間の認知は事実よりも物語を求めるから
人は単なる数字や事実をそのまま受け取ることが苦手で、意味や文脈をつけて理解しようとする傾向がある。そこで自然に「評価」が付与され、事実は物語化される。評価が感情を動かし、行動につながるから
事実だけを提示しても、多くの場合は人の心は動かない。しかし「これは素晴らしい成果だ」「これは危険な兆候だ」という評価がつくと、人は安心したり不安になったりし、行動に移る。評価は行動のトリガーなのだ。社会的な共有は事実よりも評価が中心になるから
SNSやメディアにおいて拡散されやすいのは、冷たい事実ではなく、熱を帯びた評価である。「これはひどい」「これは感動した」といった言葉が拡散され、そこから事実の解釈が形成されていく。つまり現代社会は「評価駆動型」で動いている。
具体例
では、具体的に「事実に評価が加わる」ことがどのように起こっているのかを見ていこう。
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