後天的お嬢様論 10和食編
ごきげんよう。
本日は和食編について一緒に学んでまいりましょう。
まず大前提として、
料亭へ裸足で伺うのは控えましょう。
畳は大変繊細で、
足裏の油分だけでも傷みやすいものです。
また、
「畳の縁を踏まない」
という作法を耳にしたことがある方も多いかもしれません。
これには、
* 家紋を踏みつけないため
* 家名を穢さないため
という意味がございます。
さらに江戸時代には、
畳の隙間へ刀を隠し、
暗殺へ用いられることもあったため、
防犯上の意味合いもあったそうです。
つまり、
和の作法とは、
ただ厳しいだけのものではなく、
歴史と美意識の積み重ねなのです。
料亭で最も大切なこと
料亭では、
* ゆっくりお食事をいただく
* 穏やかに会話をする
* 姿勢を美しく保つ
それだけで十分に美しく映ります。
慌ただしさは、
どうしても品を削ってしまうもの。
“急がない余裕”
こそ、
和食の空間にはよく似合います。
お部屋へ仲居さんや女将さんが
ご挨拶にいらっしゃることがございます。
その際、
女性側は必要以上に前へ出過ぎず、
柔らかく受け答えをする程度が上品です。
男性は、
人脈やお仕事のお話を広げる役割を担う場面もございますが、
女性は、
“場を美しく保つ存在”
である方が素敵だと私は思います。
上座は、
* 掛け軸側
* 窓側
* お部屋の奥
に位置することが多くございます。
反対に、
入口に近い側が下座です。
大人数でのお席の場合は、
掛け軸があり、
さらに窓側に近い場所
が最上席になることもございます。
お吸い物のお椀は、
温度差で蓋が開けにくいことがございます。
その際は、
蓋を軽く時計回りに回し、
空気を入れるようにすると、
美しく開けることができます。
力任せに開けないことも、
和食の所作のひとつです。
わさびは、
お醤油へ溶かさず、
1. お刺身へ少量乗せる
2. そこへお醤油をつける
といういただき方が上品です。
ほんの少しの違いですが、
所作にはその方の美意識が表れます。
和食では、
手で受ける“手皿”は、
あまり美しい所作とはされません。
もし料亭へ伺う機会があるなら、
「懐紙」
をお持ちになることをおすすめいたします。
女性側が積極的にお酌をして回る必要は、
現代ではあまりございません。
無理に動くよりも、
「お店の方へお願いする」
方が、自然で美しい場面も多くございます。
懐紙は、「輪が自分側」
になるよう使用いたします。
また、
* 右側を少しずらして折る
→ 通常時
* 左側へ折る
→ 弔事・法事
という違いもございます。
こうした小さな美意識の積み重ねが、
和の品格を作っているのだと思います。
私もまだまだ勉強中の身ですが、静かな品格をもつ女性になるべく頑張ってまいります。
ごきげんよう🥀
