【京都】救われに行ってきた!『わたしをすくう エッセイマンガの処方箋展』
この夏、京都を旅しました。目的は、ほぼひとつ。
『わたしをすくうエッセイマンガの処方箋展』を見ること。
さくらももこさん、たかぎなおこさん…
私が好きな作家さんの名前がフライヤーを彩ります。

京都国際マンガミュージアムで、9月1日まで開催している本企画展が、めっっちゃくちゃ良かった…!
残念ながら展示は撮影不可なのですが…脳みその記憶から、その愛をお届けしていきます。
そもそも「漫画」って
展示を見ていて、まず面白かったのが「漫画」という言葉について。
漫画は、「漫ろに(そぞろに)画く(えがく)」つまり、気の向くままに描くことからきているそう。
そう考えると、漫画って、ある意味エッセイでもあるんですよね。
展示では、エッセイマンガの歴史をたどることができました。
意識はしてなかったけど、大和和紀さんの『はいからさんが通る』など、昔の漫画ってコマの中で作者さんの日記がローマ字で書かれていたり、隅っこの1/4スペースにお知らせが載っていたり。
一説では、こうした遊び心から始まったエッセイマンガ。
そうした、おまけ的な役割から、脚光を浴びたのは1980年代ごろ。
さくらももこさんの『ちびまる子ちゃん』などをきっかけに、メインとしてのエッセイマンガが広く注目されるようになったそう。
静岡出身で、大好きなさくらももこさん。

上手くいかない中で、見出したのがエッセイマンガだったそう。
他界されてしばらく経つけれど、今まで知らなかった一面を知れたのも嬉しかった。
(死去されたのが、たまたまですが今日8月15日で涙。あれから8年。引き続き、ご冥福をお祈りいたします。)
たった一コマに、心を持っていかれる
原画コーナーでは、印象的なページの数々。
特に印象的だったのが、山本さほさんの『岡崎に捧ぐ』。もともとnoteで発信されていたんですね、エッセイ漫画の、たった一コマ。
それなのに。
その一コマに心を持っていかれて、心が揺さぶられる。
それはきっと、エッセイマンガだからこそ。
遠くの特別な人生ではない。

日常の小さな、なんでもない一日。
でも、切り口を変えると、とんでもなく特別だったりして。
他にも、原画を見ながら歩いていくと、作者さんの想いが直接伝わってくる。
ひとつひとつにじっくり浸りたくて、広いスペースではないですが、気付いたら2時間近く滞在してしまいました。
推しは偉大だった
さくらさんと同様、大好きな作品を輩出している『たかぎなおこ』さん。
大学時代友人に勧められて…から、様々な旅のTipsをいただきました。
過去には、20周年記念展示を見に、ところざわサクラタウンや、海外・台湾まで。
なんと、台湾で有名な日本人作家さんとして2位に選ばれたこともあるそうで…(1位は村上春樹さん)。
いつも書籍で見慣れているたかぎさんの原画は、色鮮やかで新鮮な気分。
オンラインで色んな情報にアクセスできる現代だけど、アートを見る感覚で楽しめます。

ちなみに、この展示には書かれてませんでしたが、たかぎさんのマラソン漫画のゼッケンは数字に遊び心が入っているんですよ~。
訪問された記録はコチラから。
たかぎなおこが行く!京都で『わたしをすくうエッセイマンガの処方箋』展を体験してきました!
私のたかぎさん愛の詰まった記事はコチラから笑。
「アナタの悩みに、この漫画をどうぞ」
展示の中には、悩みに合わせてコミックエッセイを処方するというコーナーも。

お医者さんのように、「こういうことで悩んでいるなら、この漫画はいかが?」と、本を処方してくれるんです。
中には答えが載っているものだけではなく、ただ同じような境遇の人が葛藤しているだけの寄り添ってくれるような作品もありました。


企画展はもちろん、京都国際マンガミュージアム自体の施設も見どころ満載。

もともとは小学校だった建物をコンバージョンしているそうで、どこか懐かしくて、趣のある空間には5万冊の漫画がずらり。



漫画を読むための場所もたくさんあって、校庭でゴロゴロしながら読むのもOKです。

カフェも見逃せない サインがドーン
企画展、常設展、漫画と並んで、もうひとつ見逃せない場所があります。
それが、併設されているカフェ。

漫画家さんのサインがドドーーーン!!!

前回来たときは、「知らない作家さんも多いなぁ」なんて思っていたのですが。
今回、好きな作家さんがたくさんーーー!!!





そして、宮崎駿先生や、やなせたかし先生のサインまで

さらに今回は、『わたしをすくう エッセイマンガの処方箋展』にあわせて、たかぎなおこさん。小栗左多里さん。


そして、個人的に大好きなニコ・ニコルソンさんのサインもありました。

ニコ・ニコルソンさんの『ナガサレールイエタテール』は、涙なしでは読めない名作……ぜひ。
運営は、京都人に愛され半世紀の『前田珈琲』。

そこで深い珈琲をいただきながら、ひと休み。苦みが染みるぜ…。好きな漫画家さんのサインを眺めながらの一杯は、かなり幸せになれました。
本に浸る旅なら京都
このあと、さくらももこさんの雑誌『富士山』にも掲載されていた東寺近くの民芸品屋『平田』さんにお邪魔する予定でした。
…が、あいにくの臨時休業!
オーナーさんが大変魅力的で、人生の節目の時に何度か元気をもらってます。が、まだその時じゃないのでしょう。次回行くのが楽しみです。
そして、京都に訪れるなら行ってほしいのが『鈍考』。
今回は訪問してないですが、京都旅や、近くの方も時間の流れを変えに行ってほしい。
あと、森見登美彦さんの作品の舞台になった『ノスタルジー』で、偽電気ブランを片手に書籍を眺めるのもいいんですよ。
まだまだ、啓文社やホホホ座、天狼院書店や誠光社…個性派書店も魅力的。
駅近くには、TUNE STAYというライブラリーホテルもあったり、どっぷり物語にも本にも浸れる京都。
旅先にお悩みの方、すくわれに『京都』いかがでしょう。
今日の注目記事に選んでいただきました!
…う、嬉しすぎる!先月に引き続き2回目、ありがとうございます。

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