料理「無意識派」のモーニング 【午前7時の朝ごはん研究所】
料理は好き・嫌い……無意識派
「料理って、好き?」
最近、この質問を立て続けに受けました。
そして、一瞬、答えに詰まってしまう。うーん、好きか嫌いかと聞かれると、正直どちらでもないんですよね。
というのも、今まで料理は「生きるため」「倹約のため」にしてきたので、好き・嫌いで考えたことがなかったんです。一方で、質問をくれた方々の反応を見ていると、意外に「嫌い」「苦手」と感じている方も多いのかもしれません。
その中で気づいたのが、料理に対して特に抵抗もなければ、向上心もない私のような「料理無意識派」層も一定数いるのでは?ということでした。
無意識派のキッチンあるある
そこそこ美味しければ、満点!
無意識派の料理は、そういったゆるやかな基準があります。
たとえば、我が家にはレシピ本で出てくる基本の調味料が揃っていません。砂糖は、おそらく10年近く買っていないと思います。
決して「白砂糖は体を冷やすから」なんて意識高い理由ではなく、保管時に中で固まるし、スプーンですくうのも面倒という。
他にも、サラダ油、料理酒、小麦粉……など、「無いもの」を挙げたらキリがなく、基本的にはあるもので代用し、アップデートされないまま日々を乗り切っています。
でも最近、そんな無意識派の自分が、ちょっと変わるきっかけの1冊がありました。それが『午前7時の朝ごはん研究所』です。

本が教えてくれた実験レシピ
この本、すごく面白いんです。
まず最初に「朝ごはんはめんどくさい」の原理から分析されています。
それ以外にも、食材や体のメカニズムをもとに、料理を研究・分析、時には詩人的に語っています。(白湯のパートは人生を考えさせられる!)
食材が多少足りなくても問題なし!
ポイントは論理的に解説されているため、応用が可能です。料理が苦手な方はもちろん、無意識派の私も意識していなかったことの連続でした。
そのひとつが、食パンの焼き方のページです。
食パン焼き方研究所、始動
我が家では、休日の朝はパン派。
書籍の中にあった、『食パンは何で焼くといちばんおいしい?実験レシピ』を試してみることにしました。
なんでも「フライパンで焼く」のが一番美味しいらしいんです。フレンチトーストじゃあるまいし、食パンとしてフライパンで焼いたことはないのですが、書籍の中では大絶賛!
期待が高まります。
木曜日の夜から、家族へ「フライパンで焼くと食パンが美味しいらしい。土曜日に試してみよう」と伝えると、「へー、楽しそう」と好感触。
たかがパン、されどパン。
ちょっとした試みにワクワクしながら、週末を待ちました。
焼くぜ、食パン!
ちなみに、皆さん普段どんな風に食パンを食べていますか?
我が家は、ほぼ「生でそのまま」ですが、たまーに魚焼きグリルで焼いたり、レンジでチンしています。
待ちに待った週末。食パン焼き研究所イン我が家の開催です。
パンを4つにカットして、以下の方法で新食パン調理であるフライパン方式と既存の方法で食べ比べしてみました。
①フライパンで焼く
②魚焼きグリルで焼く
③レンジでチンする
④生のまま(比較)

調理段階でちょっとしたハプニングもありました。
レンジでチンする場合推奨は20~30秒なのに、この日に限って1分半も温めてしまい……パンはお皿にくっつき、縮んでカッチカチに。

こういう失敗も、自炊ならではですよね。
食パンのフルコース
パンを並べてみると、3つの調理がそれぞれ個性が出る展開になり、食べ比べてみるのが楽しみです。

有力候補!フライパンで焼いた場合
まずはフライパンから一口。

耳の部分が特によく焼けていて、香ばしい。
うん、新しい美味しさ!
新鮮な気持ちです。
魚焼きグリルとの比較
義実家でやっている(が、我が家ではたまにしかやらない)魚焼きグリルで焼いた場合とも比較します。

フライパンで焼いた方が炭火焼のような、パンの中で奥行きがありましたが、魚焼きグリルは表面が全体的にあっさりこんがり。
意外に違うものだなぁ。
失敗したレンチン
カッチカチやで状態のレンチン調理ですが……。

ラスクみたいでパンの甘さが引き立つ……そっか、失敗は成功ってこういうことなのか(いや、違う)。
最後に、生のままパン
うん、知ってる味。

食パンひとつでも、すごい!
予想していたよりも、ちょっとした調理の仕方ひとつで食パンもこんなに違うんだという新たな発見でした。
他にも、書籍には、納豆の混ぜ方から、紅茶を淹れるのにお湯は先・後など、普段意識しないようなこともあったので今度試してみたいと思います。
そして、周りも味になる
「午前7時の朝ごはん研究所」の最後にもそんなニュアンスで締めくくられていますが、今回、無意識派ながら食パン焼き方を通じて、あることに気づきました。
料理って、どう作るかやどんな味かだけでなく、「どんな思いか」「誰と食べるか」も含めて、その満足度が出来上がっている。
そんな視点をくれたのは、かなこさんのnote記事。料理レシピ本大賞を応援するという思いが、美しくて、胸が熱くなりました。
食パン焼き方実験だって、5分で出来る内容で週末を待たず実行できますが、楽しかったのはパンの味だけでなく、家族と一緒に作って色々吟味しながら食べたから。
取り巻く背景、ストーリー、思いや、食べる環境。
周りが関わって味になっている。
レシピ本や思いに触れ、「なんとなく料理する」「なんとなく食べる」から少しだけアップデート。今日は一歩前向きな気持ちで、キッチンに立っています。
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