ミニストップ、ソフトクリームの情緒的価値を訴求

イオングループのCVSチェーンであるミニストップ(千葉市、藤本明裕社長)は4月2日、HYPERMIX門前仲町(東京都江東区)で「新ソフトクリーム戦略」発表会を開催し、ソフトクリーム事業の大幅な刷新を発表した。「きょう、ソフトになろう。」という新たなブランドコンセプトを掲げ、新商品『北海道ミルクソフト』を発売。長年親しまれてきた看板商品の再成長を目指す方針である。
藤本社長は、1980年の創業時から続くミニストップのソフトクリーム事業の歴史を振り返った。当初は販売に苦戦したが、製造方法の改良や原料を生乳に変更するなど試行錯誤を重ね、7代目となる『北海道ミルクソフト』に至るまでの変遷を説明した。
仲澤光晴取締役商品・デジタル担当は、新商品『北海道ミルクソフト』の開発背景について、「よりミルク感と濃厚さを求める顧客の声に応えたものだ」と述べた。北海道十勝産の生乳を使用し、生クリームの配合量を増やすなど、品質向上に徹底的にこだわった点をアピールした。名称については、「牧場で食べるソフトクリームのようなフレッシュなミルク感、濃厚な味わい」をより消費者にイメージしてもらうためであると説明した。
ブランドコンセプト「きょう、ソフトになろう。」では、イメージキャラクターとして俳優の紺野彩夏を起用した。ミニストップがCVSという業態で、商品やサービスを通じて「ソフトな気分」を提供し、ひいては社会全体を「ソフト」にしていきたいという願いが込められているという。
『北海道ミルクソフト』の発売に合わせて、顧客体験を重視した販促施策も展開される。ソフトクリームの製造体験を提供するキャンペーンや、ソフトクリームに関するクイズに正解するとデジタル合格証が獲得できるキャンペーンなどを予定している。
「近年、若年層においてソフトクリームを食べる機会は多いものの、購買意欲は低い傾向にあるという分析を踏まえ、ソフトクリーム事業の刷新では特に若年層を含む幅広い世代へ、日常におけるソフトクリームの情緒的な価値を訴求する」と仲澤取締役は述べた。「ミニストップ=ソフトクリーム」という地位を再確立し、再成長を目指すとしている。
発表会当日、特別ゲストとしてお笑いコンビのシソンヌが登場した。新商品の初絞りに挑戦した後、「ソフト」をテーマにトークセッションが行われた。
