でん六 豆菓子専業の技術で原材料高騰を乗り切る
今年、創業100周年を迎えた同社は、「豆を究め、喜びを創る」という企業理念にのっとり、顧客第一主義を経営の基本として念頭に置き、「おいしい、良質な、安全な」製品作りによって社会に貢献していくとしている。
2024年秋冬も、こうした基本姿勢をベースに、同社らしいチョコレートとナッツとのコンビネーション製品の提案を今年も実施する。
一方で、原材料価格の高騰など、さまざまなコスト高の波が、同社にも例外なく押し寄せている。
カカオ豆の高騰は当然だが、ナッツ関係は、海外の生産現地価格は比較的落ち着いてはいるものの、円安による値上がりの影響が大きい。また、海産物原料(海苔、小魚等)、米菓原料(米、コーンスターチ等)については、カカオ豆と同様に、高温等の異常気象で不作不漁があり、一部値上げが続いている。為替相場、異常気象により、今後も不安定な原料事情が続くと、同社では予測している。
カカオ豆高騰への対策については、製品によって含まれているカカオ分の違いや、チョコの使用割合が異なるので、製品ごとに試算を行って、価格改定、減量を実施して対応している。また、ココアバターを使用しているチョコレート製品に関しては、ハードバター(植物油脂)に配合変更し、コストの圧縮を図っている。
こうした状況を踏まえて、この秋冬に同社が重点製品としているのが、発売5年目となる『ロカボナッツチョコ』(146g、写真)だ。「おいしく楽しく適正糖質」((一社)食・楽健康協会が推奨)のロカボマークがパッケージに付いているこの製品は、ピーナッツ・アーモンド・クルミを、ノンシュガービターチョコで包んだ食物繊維含有のウェルネス系製品。低糖質で健康的なナッツチョコ菓子で、小袋の食べ切りサイズ。持ち運びにも、シェアして食べるにも便利で、好評を博している。

2023年の秋に、製品の特長が購買者により伝わりやすくするために、パッケージデザインのマイナーチェンジを実施。また、ポリフェノールの含有量もパッケージに謳って、さらなる魅力アップを図っている。
同社では、バレンタインに向けた具体的な企画は、特に予定していない。チョコレート製品については、節分企画との併売などによって、拡売に注力するとしている。輸出に関しては、現行製品を用いており、輸出先としては台湾が大部分を占め、一部韓国へも輸出を行っている。
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