The Real Me/Future
TITLE: #TheRealMe
ARTIST: #Future
GENRE: #Trap , #melodic trap, #hip -hop
PRODUCER: #NayvadiusWilburn , #WesleyGlass , #JacobCanady , #MichaelMul é, #IsaacDeBoni
LABEL: #FreebandzEpic
RELEASE: 2026/07/10
REVIEW
アーティストの紹介
FutureことNayvadius DeMun Wilburnは、1983年アトランタ生まれのラッパー、歌手、ソングライター、プロデューサーである。Dungeon Family周辺から頭角を現し、Freebandz/Epicを拠点に活動。サザン・ヒップホップ、トラップ、メロディックなマンブルラップを横断し、『I Never Liked You』や『Mixtape Pluto』などで、享楽と痛みを同じ声に宿す表現を築いた。
アルバムの評論
『The Real Me』は、2022年の正式ソロ作以後の沈黙を破る帰還作である。22曲58分、客演なしという構えは、王座の誇示よりも独白の形式に近い。PlutoやHendrixの仮面を脱ぐという題名に対し、作品は全面的な告白ではなく、裂け目から素顔を見せるアルバムだ。
ATL Jacob、Southside、Wheezy、TM88、Pharrellらの布陣は分厚い。低くうねる808、細かく刻むハイハット、曇ったシンセが、Futureの声を濁流の中心に置く。「Fukk a Interview」で宣言し、「Tank Top Pluto」で加速し、「Eye to Eye」で沈む配置も明確だ。商業性を帯びた「Radio」と、暗いトラップの連打が同居する。
先行曲「Radio」と終盤の「If I Could」を軸に聴くと、本作の骨格が見える。「Radio」はラジオ向きの明度を持ちながら、本人はそれを否定する。その矛盾がFutureらしい。「If I Could」では息を詰めたメロディに、息子、祖母、獄中の仲間が浮かぶ。派手なドラムより、声の揺れが物語を前へ押す。
本作は革新作ではない。だが、長いキャリアで量産してきた型を、今の疲労と自負で再点検した記録である。2010年代のFutureを車内で鳴らしてきたリスナーには、懐古でなく現在形の重さが届く。トラップを快楽だけでなく、孤独の器として聴きたい人にこそ向く一枚だ。
TRACKLISTS
Fukk A Interview
One Two
No Misery
California Girls
Tank Top Pluto
Weight Up
Konnichiwa
Trench Coat
Snow in Skyami
Build a Bitch
Radio
2018
Money Over Everything
Off the Hinge
If I Could
Big Moment
Cast a Spell
Kick
Hollywood
Feeling I Give
Alice
Eye To Eye
