最悪サプライズ
以前パートナー間のサプライズに軽く触れたことがある。
私個人としてはサプライズにはやや否定的な立場だ。
器用な人、気が回る人がする分には良いと思う。
ただ「相手に喜んでもらうこと」ではなく「サプライズをすること」が目的なのであれば、それは相手とのコミュニケーションではなく単なる自己陶酔なので、人を巻き込まないでくれというのが私の意見だ。
というか、パートナーみたいな深い関係じゃなくてもよくある気がするんだよな。サプライズをする自分に酔っている人間に周囲が巻き込まれるケース。
私がこれまでの人生でベストオブ殺意だったサプライズは、かつての上司にされた謎サプライズだ。
その当時私は中小企業の事務員として働いていた。
同部署の先輩が急に退職し、まだ新人だった私が1人で2人分の業務を対応していて、早朝から深夜まで仕事しているような状況だった。
そんな中、何をとち狂ったのか、突然上司が「今日の昼から1人ヘルプが来るから」と言ってきた。
ヘルプといっても、業務内容を一切知らない上に、事務の知識や経験もない人。つまり単純作業しか任せられないのだが、いきなり言われたのでそんな都合よくちょうどいい業務があるはずもなく。
結局「来月の対応でも良かったはずの作業」の前準備を急いで行い、無理やりその人のために仕事を用意したのだった。
ヘルプに来た人は悪くない…と思い、努めて笑顔で業務の説明をして、適宜フォローもした当時の私、偉かったなと思う。
当の上司は、私が「うれしいー!たすかるー!ありがとうございますぅー!」とでも言うと思っていたのか、私が苦言を呈すると拗ねる始末(キッッッッ……!)
友人ですらない関係性でサプライズを仕掛けること自体が気持ち悪いのに、その上当てが外れて拗ねるとはどういう自我の構造をしているんだ。
そもそも退職者のしわ寄せを私だけに押し付けて何とかなっていた当時の状況で、管理職である上司はくだらないサプライズを仕掛けて拗ねてる場合じゃないだろ…という。
そのヘルプだって、せめて前日にでも言ってくれさえすれば、きっと有効に活用できたのに。
こうして振り返ると、私がサプライズに対して明確に否定的になったのはこれがきっかけかもしれないな。
ちなみにその件については、すぐに別部署の管理職や上司の上司にも愚痴という名の報告をした覚えがある。
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