MFA取得までの道 #9|修士論文提出と最終発表の舞台裏
ついに、修士論文(チーム研究・個人研究)の提出と最終発表が終わりました🙌
京都芸術大学大学院での2年間の学びの中でも、
もっとも濃密だった1ヶ月だったと思います。
最終発表の準備では
プレゼン資料作成
修士研究論文
個人研究論文
と、複数の提出物が同時進行で進みます。
今回は、
最終発表の裏側
グループで論文を書く方法
個人研究のテーマ設定
などについて振り返ってみたいと思います。
これから研究をする後輩の参考にもなれば嬉しいです。
最終発表会
お正月の三が日が終わった翌週、最終発表会が行われました。
社会デザインユニットと地域デザインユニット、それぞれの研究成果を30分のプレゼンテーションで発表します。
2日間にわたる発表会で、副査の先生方からコメントもいただけるとても貴重な機会です。
どのチームの発表も素晴らしく、
社会課題に真摯に向き合いながら、それをデザインの力でどう解決するかを考え抜いた研究ばかりでした。
プレゼン作りは意外と大変…
1年間の研究を30分にまとめるのは、想像以上に大変でした。
何を残して、何を削るのか。
かなり悩みながらプレゼンを作っていきました。
特に難しかったのが、
研究プロセスとデザイン思考のプロセスをどう組み合わせるか
という点です。
最終的には
最初と最後に研究プロセス
真ん中にデザイン思考のプロセス
という構成にすることで、比較的すっきりしたプレゼンにすることができました。
そして改めて感じたのは、日々の積み重ねの重要性です。
先行研究整理
理論基盤
量的評価の尺度
インタビューやアンケート設計
デザインの視点も重要ですが、
しっかり理論武装することがとても大事でした。
最後だけ頑張ってもダメ、ということですね(笑)
全チームの集大成がここに!
我々、IDS5期生の研究概要はこちらから確認できるので、興味がある方はぜひご覧ください!
どのチームも社会課題に真剣に向き合い、
デザインの視点でそれをどう解決していくのかを考え抜いていました。
中には終盤にテーマを変更し、より良いアウトプットに仕上げたチームもありました。
なかなか大変だったと思いますが😓
サンク・コストバイアスにとらわれない姿勢も、研究には必要なのだと学びました。
ちなみに僕たちの研究テーマは
「旧友との再接続を促す行動介入のデザインと評価」
でした。
いざ、最終プレゼンテーション
プレゼンの方向性が決まってからは、スライド作りは比較的スムーズに進みました。
これまでしっかり積み重ねてきた成果だと思います。
そして発表後には、教員の先生方や副査の先生からとても好意的なコメントをいただきました🙌
相変わらず「地味な研究」という太鼓判(?)は押されましたが(笑)
「商品化しても良いのでは?」と言っていただけるレベルのアウトプットになっている、と評価していただきました。
1年間頑張ってきたことを実感できる、嬉しい1日でした。
修士論文完成へ
最終発表と同時に、修士論文も提出する必要があります。
プレゼン作成と並行して進めるため、
頭の中はなかなかカオスな状態でした(笑)
グループで論文を作るには?
正直なところ、論文は1人で書くものだと思っていたので😅
グループで書くイメージが全くありませんでした。
当然ながら誰も正解を持っていないので、完全に手探りでスタートしました。
僕たちが取った方法は
論文の目次を仮置きする
章ごとに担当を決める
各自が執筆する
最後に代表者が全体を調整する
という形です。
この方法がとても良くて、それぞれの得意分野を活かして執筆できたので、結果的に質の高い論文になったと思います。
本当にナイスチームワークでした。
分量は
約1万5千字+資料
博士論文と比べれば少ないのかもしれませんが、それでもかなりのボリュームでした💪
気をつけるべき点
注意点としては
一度提出すると修正・再提出ができない
という点です。
読む先生方も大変ですからね😓
また、論文の構成も重要だと感じました。
例えば
序章:研究背景
第2章:研究方法
第3章:研究結果
第4章:考察
第5章:課題と展望
終章:結語
という構成にすると、全体が整理しやすいと思います。
基本的なことですが、後輩の参考になれば嬉しいです。
個人研究
個人研究は、グループ研究から派生したテーマで行います。
人それぞれですが、僕たちのチームでは
グループ研究を大切にしながら個人研究を書くという形でした。
文字数は4000字なので、比較的コンパクトにまとめる必要があります。
テーマ設定は?
実はテーマ設定に苦労する人が多かったようです。
先生も相談には乗ってくれますが、僕たちのチームでは基本的に各自でテーマを決めていました。
例えば
グループ研究で分析しきれなかった部分
研究対象をより具体化したテーマ
I-NOTEをワークショップ形式に発展させた研究
などなど。
かなり自由度が高いです(笑)
だからこそ大事なのは
自分が本当に関心を持てるテーマを見つけること
だと思います。
僕は何を書いたのか?
僕はインタビューを質的分析手法で検討し、
旧友との再接続を検討するプロセスをモデル化しました。
質的研究は体系的に学んだ経験がなかったので
教科書を読み
解析ソフトを触り
使い方をChatGPTに聞きながら
悪戦苦闘しつつ書き上げました(笑)
この論文は3月に評価されるのですが、自分としてはかなり良い評価をいただくことができました☺️
満足、満足です。
論文を提出したあとは…
論文を提出しても、まだ終わりではありません(笑)
大学掲示用ポスターと、Webサイト掲載ページの作成があります。
論文提出から約1ヶ月の猶予はありますが、
またそこから削る作業が必要になります。
ホッと一息ついたあとでも、早めに動き出した方が良いものが作れると思います💪
まとめ
今回は、最終発表とその周囲の提出物について振り返ってみました。
プレゼン資料の作成、修士論文の執筆、個人研究のまとめなど、最後の1ヶ月はかなり濃密な時間でした。
それでも、1年間の研究を形にして発表する経験は、とても大きな学びになったと感じています。
もしこの記事が、これから研究に取り組む後輩たちの参考になれば嬉しいです。
それにしても、論文を書くのは本当に大変ですね…。
博士課程を修了される方々には改めて尊敬しかありません🙇
こうして振り返ると、この2年間は本当に濃い時間でした。
MFA取得までの道も、いよいよ終盤です。
また次回の記事で、最後の振り返りを書いてみようと思います。
