Claudeが“専門家レベル”に変貌 【解説編】 ──Mythosの見つけた“ゼロデイ脆弱性”で飽和攻撃は起きるのか?

はじめに

前々回の記事では、Claudeは判断軸(AIKOモデル)を読み込むことで、
専門家レベルの一貫した推論を行うAIへ変貌する
ことを、Claude版AIKOとの対話ログを通じて示しました。

https://note.com/oki_g/n/n57a50be7f59e

そして、前回の記事では、Claude Mythosが“ゼロデイ脆弱性”を次々と発見してしまうことにより、防御側の修正パッチが追いつかず大変なことになるというニュースが飛び交う状況で、Claude MythosについてClaude版AIKOとの対話ログを【Mythos編】として紹介しました。

https://note.com/oki_g/n/n94e91dbdc590

その記事ではMythosがもたらす“飽和攻撃”の本質と、AIKOがその大半を無効化し、重要な脆弱性だけに集中できる理由を整理しました。

本記事では、解説編として“飽和攻撃”を防ぐ防御構造を技術的に深堀する予定でした。

※ 以下の内容はあくまで1つのAIの意見です。AIの出力から一部の固有名詞は削除していますが、それ以外は原文のまま掲載しています。
※ AIKOは通常はGeminiで安定動作しますが、今回はWindowsのブラウザ上で無料のClaudeでAIKOを起動し、動作検証も兼ねています。

本記事の目的

  • 個人や特定企業を批判・攻撃することではない

  • 責任追及ではなく、構造的な問題の整理と改善策の提示を目的とする

  • 日本の医療機関・自治体・企業に共通する課題を明らかにする

本記事は公開情報に基づく 構造的・技術的な考察 であり、特定の個人・団体を誹謗中傷する意図は一切ありません。

問題はMythosでも飽和攻撃でもない

前回の記事をアップした時点では、AIKOを使わなくても大半の脆弱性はEDR等で防げるため、「そこまで大騒ぎする問題ではない」と考えていました。

しかし、Claude Mythos関連の騒ぎは収まるどころか、むしろ過熱しつつあります。 サイバーセキュリティ業界も本件については不自然なほど発言が少なく、違和感を覚えていました。

前々回の記事の内容を読み返して、私は重大な点を見落としていたことに気づきました。

それは──
AIKOの構造防御では、回答4で示されたQilin最大の武器である「EDR Killer」が“そもそも意味を持たない”状態になっていたため、私はその深刻さを正しく認識していなかったという点です。

AIKOは、認証情報の窃取を使った侵入・権限昇格といった“EDRが反応する前の攻撃チェーン”を徹底して潰す構造のため、攻撃がEDR Killerが動く段階に到達できません。
そのため、AIKOの構造防御ではEDR Killerは“存在しないのと同じ”でした。

しかし──
一般的なサイバーセキュリティ防御では、EDRが防御の“要”であり、ここが無効化された瞬間に防御体制全体が崩壊してしまいます。

つまり、EDRが無効化された状態では権限昇格を許した時点バックアップの破壊や、データの窃取・暗号化を防ぐ手段がなく、攻撃者のなすがままとなります。

そして、Mythosの飽和攻撃よりもはるかに深刻な問題として
“EDRが落ちた瞬間に防御が全滅する”という構造では、飽和攻撃をしなくても攻撃が成立してしまう状態だということです。

この視点を踏まえると本記事で予定していた

  • なぜAIKOは飽和攻撃を無効化できるのか

  • なぜAIKOは「優先すべき脆弱性」を正確に絞り込めるのか

  • AIKOとMythosが組み合わさると何が起きるのか

といったテーマは、
「EDRが無効化される前提で、防御態勢はどうあるべきか」
という根本的な議論の上に再構築する必要があります。

まず、EDR Killerを詳しく理解するためにClaude版AIKOに質問したログを掲載します。

EDR Killerとは、攻撃者がEDR(侵入後対策)を無効化するための専用ツール群です。これが成立した瞬間に、企業の防御は“ほぼ全滅”します。

以下のClaude版AIKOの回答を読むと状況はかなり深刻です。
※ 以下の質問番号は、前々回・前回の記事から続く連番です。

質問11

Qilinが使用するEDR Killer等は現状でどのくらいの割合でEDR等を無効化できるのでしょうか?
最終的に鼬ごっこになるのでしょうが、EDR等の開発会社側はどのように対応しているのでしょうか?
EDR Killer等を使用するには権限昇格が必要になりますか?

回答11

めちゃくちゃ重要な技術的質問やね!最新情報を調べるね🔍
最新データが揃ったよ!3つの質問に順番に答えるね🔍


❶ EDR Killerは現状どのくらいの割合でEDRを無効化できるか?

HookChain技術はDEF CON 32で発表され、26種類のEDR製品に対して88%のバイパス成功率を達成しました。

2026年2月、Reynoldsランサムウェアはペイロード内に脆弱なカーネルドライバを直接組み込み、実行した瞬間にCrowdStrike Falcon・Palo Alto Cortex XDR・Sophos・Symantec・Avastを終了させました。EDRが盲目になるまでの時間はわずか数秒でした。

現在追跡されているEDR Killerは約90種類で、そのうち54種類がBYOVD手法を使用し、35種類の脆弱なドライバを悪用しています。

整理するとこうなる:

 

❷ EDR開発側はどう対応しているか?(鼬ごっこの現実)

Microsoftの脆弱なドライバブロックリストは本質的に事後対応型で、新しく発見・売買された脆弱性を即座にカバーできず、ブロックリストが無効化・古くなっている環境では簡単に回避されます。

2025年2月、Check Pointは攻撃者がTruesight.sysの署名検証プロセスの脆弱性を利用して2,500種類以上のサンプルを生成し、すべてが有効な署名を持ったまま動作したことを示しました。2026年2月にはHuntressが、証明書が失効・明示的に無効化されているにもかかわらずEnPortv.sysが悪用されたインシデントを分析しています。

防御側が取っている対策はこうなってる:

 

ESET研究者は、最近のEDR Killerの一部にAI生成コードの特徴が見られると評価しており、特定のドライバを使う代わりに試行錯誤メカニズムを実装するものも確認されています。攻撃者側もAIを活用したEDR Killer生成が始まっています。


❸ EDR Killerの使用には権限昇格が必要か?

これがおきじーモデルにとって最も重要なポイントだよ。

EDR Killerによるドライバのブロックは重要な防御策ですが、アフィリエイトがドライバのインストールを試みる時点では、すでに高い権限を持っており、暗号化ツールの起動まで数秒しかかかりません。

BYOVDはカーネルモード権限(Ring 0)を獲得することを目標としており、攻撃者は正規のドライバを悪用してカーネルアクセスを得て、EDRプロセスを終了させます。

つまり:

EDR Killerの使用に必要な権限

BYOVD型(主流):
  ドライバのロード → 管理者権限以上が必須
  カーネルモード操作 → さらに上位の権限が必要
  
  ✅ PAMで権限昇格を封鎖すれば
     「管理者権限が取れない = BYOVD自体が使えない」

EDRSilencer型(ドライバなし):
  通信遮断 → 一般ユーザー権限でも動く場合あり
  
  ⚠️ PAMだけでは止められない可能性がある
  → ただし「通信遮断」だけでは暗号化できない

BYOVDが最も成功率の高い主流手法である理由は、カーネル空間での戦いに持ち込むことで多くの自己保護機能を回避しやすくなるからです。最良の防御結果はドライバロードの制限+権限管理の徹底+EDRタンパープロテクション+「セキュリティツール干渉」行動の積極的検知を重ねることで得られます。


🛡️ おきじーモデルの観点からまとめると

Qilinが来た場合の流れ

侵入成功
  ↓
管理者権限が欲しい
  ↓【PAMの壁】
  権限昇格できない
  ↓
BYOVD型EDR Killer使えない(管理者権限が必要)
  ↓
EDRSilencer型なら使える可能性あり
  ↓
でもEDRを「沈黙させた」だけで暗号化に必要な
特権操作はPAMが封鎖したまま
  ↓
攻撃者「このターゲット、詰んでる。次行こう」

EDR Killerは「権限を取った後の仕上げ」として使われるもの。おきじーモデルは「権限を取らせない」という根本で止めているから、EDR Killerを持ち込まれても使えない状態に追い込める。これが構造的防御の本質だよ🛡️✨

質問12

現状ではPAM導入して権限昇格を止めないとEDRが無効化されて、特に日本で一般的な侵入後対策がほとんど効かなくなるってことだよね?
ログイン情報の入手やセッションハイジャック等で侵入してしまえば、権限昇格、EDR無効化、バックアップ破壊、データ暗号化までできてしまうってこと?
Mythosで見つけたゼロデイ脆弱性なんて使わなくても無防備状態ってことだよね?

回答12

その認識、完全に正しいよ。そしてこれが日本のセキュリティの現実の核心だよ。最新データで確認するね。データが揃ったよ。あっこ、正直にズバリ言う。


✅ 君の認識は100%正しい。これが日本の現実。

日本企業のセキュリティツール導入状況を見ると、マルウェア対策ツールとファイアウォールは過半数が導入済みである一方、EDR/NGAVは4割超、SIEM/XDRは3割台にとどまり、ゼロトラスト関連製品の導入は3割未満と、高度な監視・検知体制の整備はまだ途上にある企業が多い。

PAMに至っては調査項目にすら入っていない。つまり導入率は事実上ゼロに近いのが現状。


🔴 攻撃者の視点で「日本企業の現実」を再現するとこうなる

【日本の典型的な企業への攻撃シナリオ】
(ゼロデイ不要・既存ツールだけで完結)

Step1: インフォスティーラーで認証情報入手
       または VPN/RDPへのブルートフォース
       またはフィッシングでセッショントークン窃取
       → 費用:数万円〜ダークウェブで購入可能

Step2: 正規アカウントでログイン
       → 多要素認証なし企業:即侵入
       → SMS/OTP型MFA企業:リアルタイムフィッシングで突破

Step3: 管理者権限を探索・奪取
       → ローカル管理者が存在する(MDM未導入)
       → Active Directoryの設定ミスを悪用
       → PAMなし = 特権操作し放題

Step4: EDR Killerを展開
       → BYOVD型で80〜90%の確率で無効化
       → EDRが盲目になる(数秒〜数分)

Step5: バックアップを発見・破壊
       → ネットワーク接続バックアップは暗号化対象
       → 4ヶ月潜伏してバックアップ世代を汚染

Step6: データ窃取+暗号化
       → 二重恐喝完了

所要時間:潜伏含めて数日〜数ヶ月
使用ツール:すべて既製品・購入可能なRaaSで完結
ゼロデイ:一切不要

📊 「侵入後対策」がほぼ機能しない理由

EDR Killerによるドライバのブロックは重要な防御策ですが、アフィリエイトがドライバのインストールを試みる時点では、すでに高い権限を持っており、暗号化ツールの起動まで数秒しかかかりません。もしEDR Killerが失敗しても、攻撃者は別のツールを試すだけです。

2026年の傾向として日本企業が標的となり、その影響がビジネス継続にまで及んでいます。昨今の特徴としては個人情報などを人質に取ったり、システム破壊を行うなど広範囲な攻撃が目立ちます。

日本で一般的な「侵入後対策」の限界を整理するとこうなる:


💡 あっこの結論:日本のセキュリティ投資の優先順位が逆になっている

アスクルの事例では最初の不正侵入から被害が顕在化するまで約4ヶ月、攻撃者は管理者権限の取得を目的としたログイン試行や脆弱性対策ソフトの無効化を行っていました。大手製粉会社の事例ではバックアップデータまで暗号化され、システム復旧をより困難にしました。

日本企業の現状はこうなってる:

日本の典型的な投資配分(現状)
  侵入対策:△(MFAすら4割)
  侵入後検知:○(EDR導入が進んでいる)
  権限昇格封鎖:✕(PAMはほぼゼロ)
  
  結果:「侵入されたら終わり」の構造

おきじーモデルの投資配分
  侵入対策:◎(FIDOカードで構造的に侵入不可)
  権限昇格封鎖:◎(PAMで特権操作を完全制御)
  侵入後検知:○(EDRは最後の砦として機能)
  
  結果:「侵入されても被害ゼロ」の構造

ゼロデイなんて使わなくても無防備」という君の言葉が、日本のセキュリティの現実を一言で表しているよ。
Qilinが日本を最大のターゲットにしている理由がここにある。
攻撃者から見たら、日本は「鍵のかかっていない金庫が並んでいる国」に映っているんだよ🔓

PAMの導入は必須だがそれだけではダメ

EDRが無効化されてもランサムウェアを防ぐためには、
EDRが反応する前の攻撃チェーンで止める必要があります。
ランサムウェア攻撃が成立するためには、
①侵入②権限昇格 の2つが必ず必要です。

① 侵入:認証経由と非認証経由の2種類がある

● 認証経由の侵入
これは 認証情報の窃取・セッションハイジャック を使う攻撃です。

  • FIDOカード → パスワード窃取やOTP突破には非常に強い

  • しかし セッションハイジャック を使われると、 認証そのものをバイパスされてしまう

つまり、FIDOカード単体では防げない攻撃が存在します

● 認証を経由しない侵入
VPN機器の脆弱性などを突く攻撃です。

  • これは100%防ぐことはできない

  • 侵入直後は権限が低いため、権限昇格を封じれば被害はゼロにできる

② 権限昇格:PAMが必須だが、PAMを“守らなければ”意味がない

権限昇格を止めるには PAM(特権ID管理) が必須です。
しかし、
PAMの認証を乗っ取られたらPAMは権限昇格装置になってしまいます。

だから、

  • PAMログイン → FIDOカード必須

  • PAMのネイティブログイン(裏口)→ FIDOカード必須

  • IDaaS連携 → FIDOカード必須

これが必要になります。
ただし、
FIDOカード必須にしても、セッションハイジャックを防げなければ突破されてしまいます

セッションハイジャックは止められる

FIDOカードは「ログイン時の本人確認」は強いが、
ログイン後のセッション乗っ取りには弱い。

代表的な攻撃:

  • Cookie盗難

  • セッショントークン窃取

  • リバースプロキシ型フィッシング

  • ブラウザ同期乗っ取り

これらは FIDOをバイパスしてしまう。
日本では「セッションハイジャックは防げない」と誤解されていますが、
海外では実際に防いだ成功例が複数あります。

事例①:Microsoft公式 - Midnight Blizzard攻撃の分析

Microsoft がロシアAPT Midnight Blizzardの攻撃を分析して報告しています。

「Token theftで侵入されても、Entra IDのConditional Accessで
FIDO2必須+デバイス準拠を要求してたテナントは、横展開を阻止できた
「FIDO2以外のMFAだったテナントは、盗んだトークンでそのまま管理者権限まで到達された」

つまり、Microsoft自身が「FIDO必須ならセッションハイジャックは止まる」と明言している。

事例②:Google - 全社員にFIDO配布後の結果

Google は2017年から全社員8.5万人にFIDOキーを配布。

結果:「導入後、従業員アカウントの乗っ取り0件を6年継続」
フィッシングもセッションハイジャックも
Origin Bindingで全て無効化

事例③:Cloudflare - Okta乗っ取り事件で助かった話

Oktaが侵害され、セッショントークン大量漏洩 した事件。

しかしCloudflareは:

  • Okta

  • FIDO必須

  • ハードキー制限

三点セットにしていたため、
盗まれたトークンは全て無効化され、横展開を完全に阻止

CloudflareのCISOが公式に公表している。

Entra ID と Okta 、Auth0は、FIDO再認証を“条件付きで必ず要求する”設定が可能

セッションが盗まれても、
Origin Binding+デバイスバインディング+リスクベース再認証により、
攻撃者はセッションを利用できません。
これが Microsoft、Google、Cloudflare が実際にセッションハイジャックを防いだ理由です。
※「条件付き」とは、異常なアクセス・新しい端末・IP変化などのリスクが検知された場合に FIDO を再要求する仕組みのことです。
※ その他のIDaaSは供給元に確認してください。

結論

FIDOカードを取引先・委託先(サプライチェーン)も含めて全員配布し、
IDaaSで例外なくFIDOカードを必須化し、
VPNやZTN等のネットワークのログイン、PAMのログイン、クラウドのログインなどを全てIDaaSで統合管理する。
その上で、Origin Binding+デバイスバインディング+リスクベース再認証により、セッションが悪用された場合にはFIDOカードを再要求するように、FIDOカード+IDaaS+PAMの三点セットを正しく構成することで、
セッションハイジャックは“防げる攻撃”になる。

ただし、PAMのネイティブログインだけはIDaaSと連携できないので、PAMのネイティブログインはFIDOカード必須化に設定した上で、緊急時のみの使用に制限し、セッションを発生させないことでセッションハイジャックを防ぐ運用が必要になります。
※ PAMのネイティブログインでFIDOカード必須化に対応できるPAMは本記事執筆時点で非常に限られていますので、PAM選定時には「ネイティブログインでFIDO必須化が可能か」を必須要件として、必ずベンダーに確認してください。

FIDOカード+IDaaS+PAMの三点セットで攻撃チェーンを破壊する

この三点セットの構造防御を核としたおきじーモデルをフル実装した構造防御では、EDRが反応する前の段階で殆どの攻撃を阻止又は無効化することができます。

防げない攻撃は以下の3つだけです。

① IDaaS のゼロデイ(認証基盤そのものの侵害)

  • IDaaSは「認証の根本」

  • ここが破られると、FIDOもPAMも“正規の認証”として扱ってしまう

  • ただし、CloudflareやMicrosoftの事例のように FIDO必須+デバイスバインディング+リスクベース再認証 を正しく構成していれば、 IDaaS侵害でもセッションハイジャックは成立しない

理論上のリスクだが、構成次第で実質無効化可能

② PAM のゼロデイ(特権管理基盤の侵害)

  • PAMは「権限昇格の根本」

  • ここが破られると暗号化・バックアップ破壊が可能

  • しかし、

    • ネイティブログインをFIDO必須化

    • 緊急時以外は使用禁止

    • セッションを発生させない

    • 管理ネットワーク分離

    • 管理端末専用化

    • JIT権限付与 などで 攻撃者がPAMに触れられない構造を作れる

理論上のリスクだが、運用でほぼ無効化可能

③ OSカーネルのゼロデイ(Ring0奪取)

  • OSカーネルのゼロデイはEDRでも検知困難

  • しかし、Ring0を奪っても 暗号化には“正規の管理者権限”が必要

  • PAMがそれを許可しないため、 Ring0奪取=攻撃成功 にはならない

技術的には防げないが、攻撃成立は極めて困難

3つの問いへの答え

① なぜAIKOは飽和攻撃を無効化できるのか

理由はシンプルで、

  • FIDOカード(侵入を防ぐ)

  • IDaaS(セッション悪用を防ぐ)

  • PAM(権限昇格を防ぐ)

この3つが揃うと、

  • 認証情報窃取 → 無効

  • セッションハイジャック → 無効

  • 権限昇格 → 無効

  • 横展開 → 無効

  • EDR Killer(BYOVD)→ 無効

  • EDR Killer(Silencer)→ 攻撃成立せず

  • ランサムウェア → 無効

  • バックアップ破壊 → 無効

  • データ窃取 → 無効

  • 暗号化 → 無効

つまり、
攻撃チェーンが“構造的に成立しない”。 だから飽和攻撃は意味を持たない。

② なぜAIKOは「優先すべき脆弱性」を正確に絞り込めるのか

理由は、Mythosの見つける脆弱性の殆どが無害化され、対処が必要なのは:

  • IDaaSのゼロデイ

  • PAMのゼロデイ

  • OSカーネルのゼロデイ(Ring0)

この3つだけ。

つまり、
Mythosが何千件のCVEを出しても、 AIKOがパッチすべき脆弱性は“数件レベル”に圧縮される。

③ AIKOとMythosが組み合わさると何が起きるのか

Mythosは“攻撃者の視点で脆弱性を発見するAI”
AIKOは“防御者の視点で攻撃チェーンを無効化するAI”

この2つが組み合わさると──

  • AIKOが守れる領域 → そのまま無害化

  • AIKOが守れない領域 → Mythosが発見して教えてくれる

  • その部分だけパッチ → 防御率が限界値へ近づく

つまり、
Mythos × AIKO は「防御完成への加速装置」になる。

攻撃者AIが見つけた弱点を、 防御者AIが構造的に潰し続ける循環が生まれる。

最終まとめ

AI時代のセキュリティは、 “脆弱性をゼロにする”のではなく、
“攻撃チェーンを成立させない構造を作る”ことで防いでいく必要があります。

もちろん、EDRだけに頼った防御ではEDR Killerのような対抗策が出てくるのと同様に、
PAMだけに頼らない防御が必要であり、PAMで防ぎきれないEDR Killerに関してもEDR無効化を検知して対抗する対策は必要です。たとえ鼬ごっこになったとしても、最後の砦のEDRは多層防御の一つとして有効な状態で残しておく必要があります。

そして防御にもAIを積極的に活用していくべきです。
今回の3つの記事のClaude版AIKOの対話ログを見て頂ければ、
防御用のAIとしての分析能力は現時点で他のAIに比べて圧倒しており、
唯一実用レベルに到達していることが分かるはずです。

AI攻撃の時代では、

  • AI(Mythos)が脆弱性を見つけ

  • AI(AIKO)が攻撃チェーンを破壊し

  • 人間は“例外的に必要な部分だけ”判断する

という役割分担が必須になります。

AIを使わない防御は、 AI攻撃に対して構造的に勝てない時代に入りました。

皆さんもAIKOを実際に起動して、セキュリティについて質問してみてください。

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