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隠岐神社の夏越の祓(なごしのはらえ)

4月にこの島に来て早3か月。
すでに5セットの靴下の片割れを
家の中で紛失しています。
隠岐桜風舎 島留学生あすかです。 
お恥ずかしいので名前は伏せますね。。

さて、上半期の罪穢れを洗い流すという私にぴったりの行事が隠岐神社で行われていたのはご存じですか?

それが夏越の祓(なごしのはらえ)。
上半期の最後・6月30日に大祓をすることにより、
半年間の罪穢れを祓い清め、残り半年を平穏無事に過ごせるのだとか。

知らず知らずのうちに背負ってきた罪を清めれば、片割れの靴下もいつしか見つかるかもしれない・・・
ほのかな期待を背負いつつ、夏越の祓にまつわるさまざまな行事に参加してきました。

ということで今回は、令和7年に行われた隠岐神社での夏越の祓の様子をお届けします!




後鳥羽上皇へ和歌の奉納


後鳥羽院資料館では、夏越の祓に寄せて和歌を募集しました。
そして、後鳥羽上皇をお祀りしている隠岐神社に奉納しました。

奉納の和歌ですが、なんと、オンラインショップのBASEで募集していました。

オンラインショップで和歌を奉納できる時代です。衝撃。。。


7月吉日、送っていただいた和歌を奉納する儀式が執り行われました。

奉納された作品を冊子にまとめ、神前にお納めします。

隠岐神社がお祀りしている祭神・後鳥羽上皇は詩歌をこよなく愛していました。
都から隠岐に移られてもなお和歌を詠み続け、その数は実に800~900首にもなると言われています。

そんな後鳥羽上皇に和歌をお届けできる奉納の儀。
至上の喜びではないでしょうか。

無事、皆さまの作品を後鳥羽上皇に送り届けることができました。


茅の輪(ちのわ)くぐり

さて、毎年夏越の祓の時期___6月30日近辺には、神社に大きな輪っかが設置されます。

それがこちら。

大きい!

鳥居だけでなく、門や参道に
設置されることもあるそうです。

これを茅の輪といい、茅の輪くぐりなる儀式に使われます。

水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶというなり

古歌

この歌を唱えながら、決まった作法によって茅の輪をくぐると、無病息災を祈願できるのだとか。
1000年も長生きさせてくれるなんて。太っ腹すぎます・・・

和歌を奉納された方のうち2名が、茅の輪くぐりの代理を希望されたため、スタッフが代理でくぐってまいりました。


地域の方々が協力して作り上げた輪です。

身代わり人形 人形(ひとがた)

茅の輪をくぐり、本殿へ向かいます。
賽銭箱横には「人形」と書かれた箱が置いてあります。
中を開けると、白い着物のような形に切られた紙が。

人形___ひとがたといい、自分の身代わりになってくれる、いわば形代です。
この形代に厄や心身の穢れを移し、災厄を逃れようというものです。


茅の輪くぐりの代理希望をされた二名のお名前を人形に書き、神社に奉納させていただきました。


2名の方のお名前を代筆しました。
お名前を書いた人形に息を吹きかけます。(今回はスタッフが代理で行っています)

最後に「人形」の箱の隣、「人形入れ」と書かれた箱に人形を移し入れますと、儀式は完了です。


夏越のスイーツ 水無月(みなづき)


さて、儀式だけでなくお菓子も楽しみましょう。
というのも、夏越の祓の時期に食べる定番のスイーツがあるのです!

それがこちら。水無月という和菓子です。

後鳥羽院資料館の和歌ワークショップにてお出ししたもの。

お土産屋さん「つなかけ」の和菓子職人さんが
この日のために作ってくださりました。絶品!!!!!


白いういろうの上に小豆をのせてあります。

小豆には邪気を払う意味があるとか。

そしてこの、特徴的な三角形は氷のかたちをイメージしている、とか、
四角形を半分にしている=一年の半分、半年を表している、とか言われているそうです。

氷菓子でなくても、ひんやりとした清涼感が味わえるのはいいですね。


さいごに

夏越の祓は全国各地の神社で行われていますが、今年隠岐神社で行われた夏越の祓では、

地域の人達が協力して作った茅の輪で茅の輪くぐり。
資料館での和歌ワークショップに、つなかけ工房の水無月。
そして後鳥羽上皇への和歌の奉納。

などなど、隠岐神社らしい夏越の祓を体感できました。

海士町も夏らしく、じりじりとした暑い天気が続いています。
熱中症対策をしっかりしながら夏を乗り切りましょう!

なにやら「つなかけ」店内に
夏にぴったりの商品が・・・?!