No.1833 いのちながし
あけましておめでとうございます
今年も宜しくお願い申し上げます
「寿」と書いて「いのちなが(し)」と訓むそうです。
紀元前500年前後に生きた中国は戦国時代の思想家・孔子の言葉を、弟子たちが、彼の死後、長い年月をかけてその言葉をまとめあげたという『論語』(雍也・第六の二三)には、次のようにあります。
(本文)
子曰、知者楽水、仁者楽山、知者動、仁者静、知者楽、仁者寿
(書き下し文)
子曰く、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり。知者は楽しみ、仁者は寿(いのちなが)し。
(口語訳)
孔子が言った「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動的で、仁者は静的である。知者は変化を楽しみ、仁者は長寿である。」
「仁」には、慈しみ、思い遣りの意味があると漢和辞典にはあります。仁者とは、仁徳ある有徳の人であり、長生きできるということなのでしょうか。仁徳だけで長生きするとは思えませんが、「寿」を「いのちながし」と訓むことに心惹かれ、新年を迎えています。そうあれたらいいなと…。
Note mateの皆さまに、寿の多からんことを、はるかに祈り申し上げます。
「これよりの計を初湯に寿(いのちなが)」
水原春郎(1922年~2016年)
今朝のトップ画像は、「引きつり引っ張り」(縁によるつながり)のお仲間の一人・薬師寺寿美さん(90代)が、かつて作られたという細かい手作業のパッチワークです。寿美さんの一字でもあります。一目で、この作品のファンになってしまいました。新たな人生を歩み始めた彼女に思いを込めて。
