想定外
「想定外」とはなんて便利な言葉なんでしょう。
原子炉直下に想定外「消えたコンクリート」 福島第一原発、今も残る謎
原子炉を下から支える台座のコンクリートが消失しているのが見つかった、とのこと。
「今まで考えられなかった事態」とのことで専門家も驚いていると。
驚いている場合じゃないだろ。
記事では
『その1号機で、事故から10年以上たって新たな「想定外」が判明した。』
と、わざわざ「想定外」という言葉にカギ括弧付きで書いてありましたが、皮肉を込めて書いているのかもしれません。
『原発の設計や事故時の対策で想定されてこなかった現象として、海外からも注目が集まる。』
なんて書かれていますけど、想定できないんだったら原発を設計するなよって話です。
そんな未熟な知識・技術で原発建てて運用していたのかよって、こっちが驚きです。
「廃炉へのロードマップ」なんて作成されていますけど、いまだにデブリすらまともに回収できていないというのに予定通りいくわけがありません。
どうなる福島第1原発の最終形 廃炉工程表から消えた「解体」の言葉
上記記事は有料ですが途中まで読めます。
いつの間にやらロードマップ(工程表)から「原子炉施設の解体」という文字が消えているというもの。
そりゃ目処立たんわな、とは思いますが、こういうことちゃんと地元の人達、いやいや国民にもちゃんと説明しているのですかね。
自分はたまたま見つけた記事で知ったのですが。
いろいろと完全に国民をなめきっています。
ロードマップなんて形だけで、東電も政治家も、自分たちが生きている間は適当にごまかしていこうって魂胆に感じます。
<東日本大震災15年>野生キノコから基準値超えセシウム NPO測定「原発事故 終わっていない」 昨年3割、茨城県内でも
こちらも有料記事ですが、途中までは読めます。
いまだに東日本で野生キノコのうち3割で基準値を超えているとのこと。
そりゃそうだろうと思いますが、基準値を超えたキノコが市場に出回っているのですね。
もちろんこれは一部のことであり、大部分は大丈夫なのでしょうが。
データなどは「NPO法人 みんなのデータサイト」で詳しく見ることができます。
下記の図は、東日本における「セシウム134+137」による現在における土壌汚染の状況です。

食品についてそれほど過度に反応する必要はないかと思いますが、しかし原発事故の影響はまだ終わっていないのです。
環境省、除染土再利用を本格化 地方拡大へ理解醸成が課題 東日本大震災15年
こういうことはまず、当時の東電幹部や原発推進派、御用学者などのご自宅のお庭にまず使っていただくとよろしいかと思います。
これほど説得力があり、国民が納得することはないでしょう。
これで大部分の国民の理解は得られるはずです。
汚染水(ALPS水)についても同様です。
上記の人々にまずは日常生活のお水をすべてALPS水に切り替えて過ごしてもらいたいものです。
「想定外」のことが起こるかもしれませんけどね。ふふ。
ALPS水については2年前にブログに書きました。
(福島について思うこと 2024年3月11日)
先日たまたま看護師さんとALPS水の話になったのですが、看護師さんわかりやすいこと言ってました。
「抗がん剤を薄めて体に入れているのと同じでしょ?」
と。
結局、「毒」を入れていることには変わりありません。
1バイアルの抗がん剤を1回で人体に入れても、10回に分けて薄めて入れても、1バイアルの抗がん剤の総量を入れたことには変わりありません。
ALPS水の海洋放出は、「地球」という生命体を汚しているようにしか思えません。
マジでこんなこと続けていたら文明崩壊という大きなしっぺ返しを食らうかもしれません。
とはいえ、ほんの少しだけ楽観的に思ってしまうところもあります。
地球だって生物だってそんなにやわではありません。
「放射能」を「食べて」育つ生き物が、チェルノブイリの立入禁止区域で発見される
放射能を食べる菌についての話題はこれまでもいくつかありました。
黒色の菌類が極めて強い放射線ストレスにも耐えることができ、しかも放射線をエネルギーに変換するそうです。
メラニンを含む菌類とのことで、もちろん人間にもメラニンがあります。
ひょっとして人間って紫外線だけでなく自然界の「自然放射線」から守るためにもメラニンがあるのかもしれない、なんてふと思ってしまいました(勝手な憶測です)。
原発事故のような場合はさすがに人間は太刀打ちできませんが。
このようなバクテリアが発達してひょっとしたら放射線を掃除してくれるかもしれません。
しかし記事に『病原性に対する懸念の声も』と書かれているとおり、そのように発達したバクテリアが人間に悪さする可能性もゼロではありません。
なんたって身勝手な人類ですからね…。
放射線と同じように人間も掃除されてしまう…なんてこともあるかもしれません。
こういうストーリーの漫画とか小説書けそうだな。
しかし、記事では『チェルノブイリの黒カビが宇宙開発に貢献?』なんて書かれていますけど、それをまずは福島に役立てて欲しいと思います。
さすがアメリカですな。
で、ここまで書いたところでまたおもしろいシンクロニシティが起きました。
日中も別に原発の話などはしていなかったのですが、先ほど突然看護師さんから以下の記事が送られてきたのです。
もちろん、今日原発のことについてブログを書くなんてこと誰にも言っていません。
書く内容はついさっきなんとなく決めたことですから。
「姥捨て山」に続いておもしろいことが起きました。
チェルノブイリ原発の真実「完全に健康な人はほとんどいない」「廃炉まで何十年かかるかわからない」福島第一原発があと25年で廃炉などできるはずもない実態
福島の今後を知るには、チェルノブイリ(今はチョルノービリって言うのが正しいらしいですけど)を見た方が良いということで、視察に行ったときのお話しです。
『胎内被曝した子どもたち1144人の調査をしたが、いずれもDNAに変化があったという。中でも、原発から3キロ離れたプリピャチ市の、330人の子どもたちに正常者は1人もいなかった』
『野山の除染は不可能』
などなど書かれているのですね。
しかも視察団の人が、キーウにある放射線医学研究所の副所長に「ウクライナでは年間5ミリシーベルトが強制避難区域に指定されているが、日本では20ミリシーベルト。これをどう思うか。」と聞いたのです。
するとその回答は
『それは全く信じられない。医学的な見地からいえば一般人は年間1ミリシーベルトが許容範囲だ』
と答えて首をかしげたとのこと。
日本やべぇだろ。
題名にも「あと25年で廃炉などできるはずもない実態」とありますが、こんなこと誰でもそう思っていると思うんですよね。
あのロードマップの意味はなんなんでしょう。
全くの無意味ですし、でもそれを堂々と東電は掲げているのです。
廃炉に向けたロードマップ
到底実現できない工程表を掲げて、それで良しとしているのです。国も。
ほんとふざけてます。
こんなので国民を納得させようと思っているのです。
やっぱり東電幹部と御用学者は除染土とALPS水で生活していただき、ついでに黒カビまいて放射線を掃除してくれるか試してほしいものです。
もはやぜひ「想定外」のことが起きて欲しいとすら思ってしまいます。
上記記事にあるとおり、福島だけでなくチェルノブイリでもいまだに被曝して苦しんでいる人達がいるのです(記事の内容は2014年当時)。
鉛の扉で隔離された病室で治療を受けている人がいまだにいるのです。
原発はひとたび事故を起こせば一瞬にして多くの人の生活を破壊し、しかも40年たった今でも大きく引きずっているのです。
「想定外」でなんでも許されると思うなよ、って言いたいですね。
多くの人間、自然に影響を与えても「想定外」で許されるのですから、これから仕事でミスしたら「想定外」を多用してもいいかもしれませんね。
「すみません!寝坊するという想定外のことが起きて遅刻しちゃいました!」とか。
「想定外」なんてただただ逃げの言葉です。
その人の責任感のなさを表しています。無知、無能、極悪非道、冷酷を表す言葉でもあります。
そんな言葉使うの恥ずかしくないのだろうか。
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