自分の頭で考える前提で、AIを活用する
最近、樺沢紫苑さんの新刊『知性大全』を読みました。
AIが当たり前になった今、「自分の頭で考える」とはどういうことなのか。
今回は、この本を読んで感じたことと、これから実践してみたいことを書きたいと思います。
私と樺沢紫苑さんの本との出会い
私と樺沢紫苑さんの本との出会いは、コロナ禍の頃にさかのぼります。
当時、行動制限もあり、時間やお金に少し余裕があった中、書店に行くたびに目にする2冊の本がありました。
青い本と、白い本。
『インプット大全』と『アウトプット大全』です。
本を買って読み、「アウトプット前提でインプットする」という考え方や、「書く」「話す」「行動する」はすべてアウトプットだということを知りました。
本を読んだり、Voicyを聞いて学んだことを、ひとつでいいから実践してみる。
実践してみた結果を、手帳に書き出して振り返る。
こうしたインプットとアウトプットのサイクルを回し続ける中で、少しずつ自己成長を実感できるようになりました。
今、こうしてnoteでアウトプットを続けられているのも、振り返れば、あの時に樺沢さんの本と出会ったことがきっかけの一つだと思います。
改めて、あの時の出会いに感謝しています。
AIが便利になるほど、感じ始めた違和感
それから数年が経ち、AIが世の中に一気に普及し始めました。
私自身も、仕事でもプライベートでも、AIを使うようになりました。
とても便利な一方で、使えば使うほど、ちょっとした違和感や不安を感じるようになりました。
AIと一緒に作った資料なのに、自分の言葉でうまく説明できない。
何かわからないことがあると、すぐに「AIに聞いてみよう」と考えてしまう。
便利になっているはずなのに、自分の中の何かが少しずつズレていくような感覚がありました。
そんな中、我が家の小学生の子どもたちもAIを使うようになりました。
勉強でわからないことを調べたり、AIを使ってイラストや絵本を作ったり。
うまく使いこなす姿に感心する一方で、「この使い方は、子どもたちの学びや成長にとって、本当にいいのだろうか?」
という不安も感じるようになりました。
そんなモヤモヤを考えていたタイミングで出会ったのが、樺沢紫苑さんの『知性大全』でした。
「AIを使うとバカになる」
というドキッとする警鐘とともに、賢くAIを使いこなすための教科書としてリリースされた本です。
AIとの付き合い方に違和感や不安を感じていた私にとって、今必要な「処方箋」のように受け取りました。
『知性大全』から学んだ3つのこと
この本から一貫して受け取ったメッセージは、
「自分の頭で考える力を手放さない」
ということです。
本の中では「地頭思考」という言葉でも紹介されています。
本を読んだ中で、私が特に実践してみたいと思った3つの気づきを紹介します。
1.AIを開く前に「問いやアンテナを立てる」
1つ目は、「問いやアンテナを立てる」ことです。
目的は何なのか。
何を伝えたいのか。
どんな情報が必要なのか。
無意識にAIを使っていると、ここが曖昧なまま走り出してしまうことがあります。
とりあえずAIに聞くような使い方をすると、AIとのラリーの沼にはまり、時間ばかりを浪費してしまうことがあります。
また、目的や仮説なしにAIを使うと、AIの回答の良し悪しを判断できず、最後には、
「それっぽいものはできたけれど、自分の言葉では説明できない」
という状態になる経験もたくさんしてきました。
足りなかったのは、最初に問いやアンテナを立てること。
「自分は何をしたいんだっけ?」
と、自分の頭で考えて、ノートに書き出して自分の考えを整理してから、AIを使う基本動作を実践していきたいと思います。
2.AIに「フィードバック」する
2つ目は、「AIへのフィードバック」です。
AIから回答が返ってきた時、そのまま結果だけを持ち帰ってしまうことがよくあります。
この本を読んで、
「これはいい」
「ここは違う」
「ここはこうしてほしい」
という自分の判断結果を明確に伝えることが大切だと学びました。
SNSでも、自分がいいと思った発信に「いいね」などのリアクションをすることで、表示される情報が自分の興味に合ったものになっていきます。
AIとの対話でも、「いいね」のリアクションや、私の評価結果を伝えることで、AIを自分軸に合った形に育てていきたいと思います。
3.AIとの「共創率」を、自分で決める
3つ目は、「AIとの共創率」です。
私はこれまで、AIとの付き合い方を学び、実践していく中で、自分なりに「2:6:2」のイメージを持つようになりました。
最初の2割は、自分の頭で考える。
次の6割は、AIと対話してブラッシュアップする。
最後の2割は、自分の頭で考えて、自分で仕上げる。
『知性大全』を読んで、この考え方は大きくズレていないと感じました。
一方で、新たな学びになったのが、AIを使う目的によって、AIに任せる割合を変えるという視点です。
本では、
作業なら、AIに9割。
創造なら、AIに5割。
学習なら、AIに3割。
と紹介されていました。
単純作業なら、AIに大部分を任せてよい。
創造する時は、半分は自分の頭で考える。
大切なのは、
「AIを使うか、使わないか」ではなく、「どこまでAIに任せるか」を自分で決めること。
利用する目的に応じて、自分の意思で「共創率」を変えていきたいと思います。
AI時代だからこそ、自分の頭で考える
『アウトプット大全』の本を読んだ頃の私は、
「アウトプット前提でインプットする」
ことを学びました。
そしてAIが当たり前になった今、
『知性大全』の本から受け取ったのは、
「自分の頭で考える前提で、AIを活用する」
ということでした。
問いやアンテナを立てる。
AIにフィードバックする。
目的に合わせて、共創率を変える。
まずは、この3つを実践してみます。
そして、『知性大全』の学びを自分自身で実践し、体験談として自分の言葉で語れるようになったら、自分の子どもたちにも、
「AIとこう向き合っていこうね」
と伝えたいと思います。
自分の頭で考え、行動することで、「知性」を磨きながら賢くAIと付き合っていきたいです。
<今回紹介した本はこちら>
素直な心を、大切に。
今日も、一歩ずつ、コツコツと。
おくノートを読んでくださり、
ありがとうございます。
