副業に30万円、50万円と言われたら。払う前に確認してほしい8つのこと
副業を始めようと思って話を聞いていたら、気づけば30万円、50万円の契約を勧められていた。
そんな状況になったら、かなり迷うと思います。
「ここまで説明を聞いたし、払えば本当に稼げるかもしれない」
「今断ったらチャンスを逃すのでは?」
そう感じるかもしれません。
でも、数十万円の支払いなら、その場で決める必要はありません。
副業にお金がかかること自体が、おかしいわけではありません。
パソコンやソフト、配達用品のように仕事に必要な道具もありますし、スキルを学ぶためにスクールや講座へお金を払うこともあります。
問題は、
何に数十万円を払うのか分からないまま、「これを払えば稼げる」と話が進んでいないか
ということです。
今回は、副業で高額な契約をする前に私なら確認したいことを8つに整理します。
まず、「副業でお金を払う」を3種類に分けて考える
同じ30万円でも、中身によって意味がかなり違います。
1.仕事をするために必要なもの
たとえば、
パソコン
配達用品
ソフト利用料
通信環境
などです。
これは比較的分かりやすいですね。
何を買うのか、いくらなのか、その道具を何に使うのかが明確です。
2.スキルを学ぶためのお金
スクール、講座、教材、資格など。
これも、内容が具体的なら判断しやすいです。
何時間学べるのか。
どんなカリキュラムなのか。
質問できるのか。
添削してもらえるのか。
終了後に何ができるようになるのか。
こうした中身と価格を比べられます。
3.「稼げるようにするためのサポート費」
個人的に最も慎重に見たいのがここです。
「副業コンサル」
「収益化サポート」
「特別プラン」
「マンツーマン支援」
名前はいろいろあります。
もちろん、きちんとしたサービスもあると思います。
ただ、
何をしてもらえるのか曖昧なのに、「これに入れば稼げます」という話だけが大きい
なら、一度止まって確認します。
数十万円を払う前に確認したい8つのこと
1.その数十万円で、具体的に何を受け取れるのか
まずここです。
「コンサル費50万円」
と言われても、これだけでは中身が分かりません。
私なら少なくとも、
相談できる回数
サポート期間
教材や動画の内容
個別添削の有無
質問への回答方法
誰が担当するのか
解約条件
くらいは確認します。
「稼げるようになるまでサポートします」
という説明ではなく、
50万円と交換して何が提供されるのかを、文章で確認できるか
が重要だと思います。
2.最初に見た広告と、今提示されている金額は同じか
最初は「無料相談」だった。
その次に数千円の教材。
そこから個別説明へ進み、
30万円のサポート。
さらに、
「本気なら50万円の上位プランがおすすめです」
と話が変わっていく。
こうした流れは、公的機関からも注意喚起されています。
高額になったこと自体だけで判断する必要はありません。
ただし、
最初の広告では何を案内していて、最終的に何を買おうとしているのか
は、一度整理した方がいいです。
広告を見たときと契約直前で、仕事内容や料金がかなり変わっているなら、それは立ち止まる材料になります。
3.「すぐ元が取れる」という説明を、そのまま信じていないか
たとえば50万円の契約。
仮に毎月5万円の「利益」が安定して残ったとしても、単純計算では回収まで10カ月です。
毎月2万円なら25カ月。
しかも実際には、他にも費用がかかるかもしれません。
広告費。
手数料。
ツール代。
通信費。
税金。
そして何より、自分の作業時間。
だから、
「月50万円売れます」
という説明を聞いたら、
そのうち、自分にいくら利益として残るのか
に置き換えて考える必要があります。
売上と利益は同じではありません。
4.根拠が「成功した人の話」ばかりになっていないか
SNSでは、
「受講生が月100万円達成」
「会社員から独立」
「高級車を購入」
「口座残高○○万円」
といった実績が目立ちます。
でも、それを見て判断したいのは、
「その人が稼いだらしい」
ではありません。
自分が、
何をするのか。
誰からお金を受け取るのか。
どういう仕組みで利益が出るのか。
どれくらい時間が必要なのか。
何を身につける必要があるのか。
ここです。
成功者の存在と、自分が再現できるかは別の話です。
5.「今日契約すれば安い」と言われていないか
数十万円の買い物なのに、
「この電話中なら10万円引きです」
「今日で募集終了です」
「残り1枠です」
と言われると、急に時間がなくなったように感じます。
でも、高額な契約ほど本来は比較した方がいいはずです。
最低でも、
契約書。
利用規約。
料金。
サービス内容。
契約期間。
解約条件。
返金条件。
ここは一度持ち帰って読みたいです。
考える時間を取らせてもらえないこと自体も、判断材料になります。
6.「返金保証」の小さな条件まで確認したか
「もし稼げなければ全額返金します」
と言われると、一気に安心感が出ます。
でも、本当に見るのはそこではありません。
見るのは、
いつまでに申請するのか
何をすれば返金対象になるのか
必須作業があるのか
何を証明する必要があるのか
全額なのか一部なのか
対象外になる条件は何か
です。
「返金保証あり」という言葉と、実際に返金を受けられる条件は別です。
契約前に条件を読めないなら、私はかなり慎重になります。
7.「お金がない」と言ったあと、借金を勧められていないか
これは特に注意してほしいポイントです。
「今はそんなお金ありません」
と伝えたら、
「すぐ稼げるので返済できます」
「カードローンを使えば始められます」
「他の人も借りて始めています」
と借入を勧められる。
国民生活センターも、副業サポートや投資名目で複数の貸金業者から借り入れさせるトラブルについて注意喚起しています。
ここで覚えておきたいのは、
勧誘した人が返済してくれるわけではない
ということです。
返済義務を負うのは自分です。
副業を始める段階で借金まで必要になったら、少なくとも私はその場で契約しません。
8.その目的、本当に数十万円を払わないと達成できないか
ここまで確認したあとに、一番最初の目的へ戻ります。
そもそも、なぜ副業を探していたのでしょうか。
たとえば、
「毎月あと1万円ほしい」
「3万円くらい余裕を増やしたい」
という目的だったとします。
そのために、本当に30万円や50万円の契約が必要でしょうか。
選択肢は他にもあります。
固定費を見直す。
ポイ活を使う。
スキマバイトをする。
フードデリバリーをする。
スキルを学ぶ。
本業や転職まで含めて考える。
高額な講座やスクールを否定する話ではありません。
内容に納得して、自分の目的に必要だと判断して買うなら、それも1つの選択肢です。
ただし、
「増やしたい金額」と「先に払う金額」のバランス
は、一度計算してみた方がいいと思います。
高額だから怪しい、ではない
ここはかなり大切です。
私は、
高いもの=怪しい
とは考えていません。
専門性の高いスクール。
資格講座。
業務用の機材。
実践的な研修。
中身によっては数十万円するものもあります。
見るべきなのは値段だけではなく、
価格と中身が釣り合っているか
です。
たとえば、
料金が最初から明示されている。
カリキュラムが具体的。
契約を持ち帰って検討できる。
収益を保証していない。
無理な借入を勧めない。
こうした状態なら、少なくとも比較検討はしやすいです。
逆に、
途中から突然高額になる。
内容は「稼げるサポート」としか言わない。
即決を迫る。
収入を断定する。
借金を勧める。
となれば、慎重になります。
私なら、支払う前に「回収まで何カ月か」を計算する
これはかなりおすすめです。
たとえば30万円払うとします。
毎月1万円の利益なら30カ月。
毎月3万円なら10カ月。
毎月5万円なら6カ月。
もちろん、実際にこの利益が出る保証はありません。
だからこそ計算します。
「月50万円を目指せます」
ではなく、
自分が現実的に出せそうな利益なら、何カ月かかるのか
です。
営業トークから離れて、自分の数字に戻る。
それだけでも判断しやすくなります。
こんな流れなら、私は一度止めます
たとえば、
SNS広告を見る
↓
LINE登録
↓
無料相談
↓
Zoomや電話
↓
最初より高額なプラン
↓
「今日なら安い」
↓
「お金がないなら借りればいい」
ここまで重なったら、一度離れます。
一つ一つだけなら、必ず問題があるとは言えません。
ただ、違和感が複数重なっているなら、
今決めない
という選択肢を持っておきたいです。
もし、もう契約してしまったら
「払ってからおかしいと気づいた」
ということもあります。
その場合は、まず情報を消さずに残してください。
広告画面。
契約書。
利用規約。
LINE。
メール。
説明された内容のメモ。
振込記録。
クレジットカード明細。
事業者情報。
そして、追加料金を求められているなら、さらに支払う前に相談する方法があります。
国民生活センターでは、契約形態や勧誘方法によってクーリング・オフ等を検討できるケースについても案内しています。
ただし、適用できるかは個別の状況によって違います。
相談先に迷ったら、消費生活センター等につながる**消費者ホットライン「188」を確認してください。
私自身も「払ったあとに気づいた」経験があります
私自身も、お金に関する話で実際に損失を出した経験があります。
あとから考えれば、
「あの時点で止まればよかった」
と思う場面があります。
でも、その場では意外と簡単ではありません。
最初から明らかに怪しいわけではなく、
少し話を聞く。
少し納得する。
ここまで時間を使った。
あと少しで結果が出るかもしれない。
そんなふうに、少しずつ判断基準が動いていきます。
だから私は、気持ちが動いている時ほど、
契約内容と数字へ戻る
ことが大切だと思っています。
スマホ副業の勧誘全般については、ブログの
「スマホ副業が怪しいと思ったら確認したい10項目|簡単に稼げる話に注意」
でも詳しく整理しています。
高額な契約を断ったあとにも、選択肢はある
副業を探していた目的が「自由に使えるお金を増やしたい」なら、方法は高額スクールだけではありません。
少額から始めたいなら、固定費やポイ活。
時間を収入に変えられるなら、スキマバイト。
時間の自由度を重視するなら、フードデリバリー。
スキルを身につけたいなら、まず無料教材や低価格講座から試す。
そして、副業だけではなく本業そのものを見直した方がいい人もいます。
全体像から考えたい人は、
「毎月使えるお金を増やす5つの方法|節約・副業・転職・NISAまで」
も参考にしてください。
最後に
副業に30万円、50万円を払うこと自体が、間違いとは限りません。
大切なのは、
何に払うのか。
何を受け取れるのか。
利益はどう生まれるのか。
何カ月で回収する想定なのか。
払えない場合に借金まで必要なのか。
ここを分けて考えることです。
「払えば稼げる」
ではなく、
この契約に、自分は何を買おうとしているのか。
一度そこへ戻ってみてください。
副業でお金を増やそうとして、始める前に大きなお金を失ってしまったら本末転倒です。
急いで決めるより、数字と契約内容を確認してからでも遅くありません。
参考にした公的情報
この記事は、消費者庁による高額な副業サポートプランへの注意喚起、国民生活センターの情報商材に関する情報、副業サポートや投資名目で借金をさせるトラブルへの注意喚起などを参考にしています。
※副業・契約に関するトラブルは、契約内容や勧誘方法によって対応が異なります。本記事は個別の法的判断を行うものではありません。不安がある場合は、公的機関の最新情報や相談窓口を確認してください。
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