【隊員インタビュー】浦崎伍央さん
「士別とシェアハウスって似てるんだよね」
現在25歳の浦崎さんは地域おこし協力隊1年目。起業型という枠で、レザー製品や3Dプリンターを使った製品の製作で起業を目指して活動中。
2025年3月までは東京都新宿区でシェアハウスを運営していた。
冒頭の言葉は士別の住民性について話を聞いているときに出てきたものだ。何を言っているのか、こんな田舎と、大都会の、それもいかにも都会人という感じの人しか住まなそうな(偏見か)シェアハウスの何が似ているというのだろう。
「士別もシェアハウスも良くも悪くも誰かに話したことはすぐ他の人に伝わるんだよ。」
そういうことらしい。妙に納得感がある。士別とシェアハウスは小さなコミュニティという意味で同じなのだろう。だからこそ丁寧なコミュニケーションが必要なんだと浦崎さんは話す。そしてそのコミュニケーションに価値があると感じているし、それを楽しんでいる。じゃなかったらシェアハウスでも士別でも生活していくことは難しいだろう。
そんな彼が士別で協力隊になったきっかけは、士別の同学年の友人、木村一輝さん(木村インダストリー)との出会いだ。
24年の夏に、市内の若者二人(木村インダストリーの木村氏と協力隊の荒又氏)によって行われた、市内の35歳以下の若者を60人ほど集めてバーベキューをするイベントに新宿から参戦したことがきっかけで士別と出会い、そこからとんとん拍子に協力隊への採用へと漕ぎ着けた。
元はと言えば、木村氏の士別の友人が新宿で浦崎さんの運営していたシェアハウスに住んでいたことから繋がった。「なんか面白そうなことやってんな、行ってみるか」そんな身軽さであっという間に士別にやってきた。
将来的に事業を起こしたいと考えていたことと、士別の人の暖かさに触れたことで、このまちで起業を目指せる協力隊になることを決意した。

そして2025年の5月に協力隊に着任し、士別でレザークラフト事業を始めた。士別には羊をはじめ、牛や鹿など多くの動物がいることからそれらの皮を有効活用した事業へと展開していく。早速幾つか製品を作っており、今年中の商品化を目指して日々クラフトに明け暮れている。士別で育った動物たちの皮を使った製品を士別で作る、そのストーリー性に興味を持たざるを得ない。

3dプリンターは他の作業中や寝ている間に仕事をしてくれる浦崎さんの右腕的存在。
