Fitbit Airを買うべきか?─自分のニーズを言語化したら、答えは別のデバイスだった
Fitbit Airが気になりました
2026年5月、Googleが「Fitbit Air」を発売しました。
価格は16,800円。重量はバンド込みでわずか12g。そして最大の特徴は画面がないことです。
スマートウォッチが次々と高機能化・大型化するなかで、あえて画面を捨て、「モニタリングに徹する」という設計思想は異色でした。データはすべてスマホのGoogle Healthアプリで確認します。ワークアウト中も睡眠中も、ただ静かに体のデータを蓄積し続けるデバイスです。
WHOOPやOura Ringに近い「着けっぱなしでデータを溜める」コンセプトが、手頃な価格で登場した。そう感じて、購入を検討し始めました。
現状の不満:Huawei Watch GT2で何が足りないか
私はHuawei Watch GT2をずっと使い続けてきました。基本的な使い勝手には満足しています。ただ、3つの不満が積み重なっていました。
① VO2maxが測定できない
最大酸素摂取量(VO2max)は、健康寿命との相関が研究で示されており、個人投資家として健康管理を資産として捉える自分にとって、モニタリングしてみたい指標でした。
② バッテリーが毎日充電が必要
ジムと水泳を習慣にしていると、充電のタイミングが地味にストレスになります。
③ 水泳時に使えない
プールでのワークアウトを記録できないのは、データの断絶として気になっていました。
VO2maxとは何か、なぜ今注目されているのか
VO2maxとは、運動中に体が消費できる最大酸素摂取量(ml/kg/分)のことで、心肺持久力の代表的な指標です。
近年の研究では、VO2maxと健康寿命・死亡リスクとの相関が繰り返し示されています。70歳以上で一定の運動能力を維持している人は、心肺体力が低い同世代と比べて平均2.7年長く生きるというデータもあります。
かつてVO2maxの正確な測定には専門施設での呼気ガス分析が必要でした。しかし今や、GarminやApple Watchなどのスマートウォッチが、心拍数などをもとにVO2maxを推定できます。精度は実験室測定値の約5%以内とされており、絶対値としての精度は不十分でも、経時的なトレンドを追うツールとしては十分実用的です。
Fitbit Airを自分のニーズで検証する
改めてFitbit Airを自分のニーズに当てはめてみました。
「画面なし」の設計思想については、むしろ相性が良いと感じました。私はワークアウト中にリアルタイムの数値を確認するタイプではなく、後でまとめてデータを見るタイプです。画面がなくてもスマホで確認すれば十分です。12gという軽さは睡眠中の装着感にも有利に働きます。
水泳対応(50m防水)、最大7日のバッテリーという点も、GT2の不満を解消してくれます。
しかし、決定的な問題がありました。
Fitbit AirはVO2maxに対応していません。
月額1,580円のGoogle Health Premiumに加入しても、VO2maxは取れません。これはデバイスの仕様上の制約であり、課金では解決できない問題です。
コストで比較する
課金コストも含めて3年間の総額で比較すると、以下のようになります。

機能で比較する
3デバイスの機能を並べると、差が明確になります。

結論:Garmin 265Sを検討します
Fitbit Airの「画面を捨てる」という哲学は、個人的に非常に共感できるものでした。ミニマルなデザイン、軽さ、睡眠中の装着感への期待。その部分では確かに魅力的なデバイスです。
しかし自分のニーズを言語化していくと、答えは別のデバイスでした。
GT2からの乗り換えで解決したい3つの不満(VO2max・バッテリー・水泳対応)を、Garmin Forerunner 265Sはすべて無料で解決します。しかもHRV詳細やBody Batteryまで追加でついてきます。
Fitbit Airは「何を捨てるか」を自覚したうえで選ぶデバイスだと思います。通知も画面もいらない、AIコーチングとの連携を活かしたい、かつGoogleエコシステムにどっぷり浸かっている方。そういう方には刺さる一台でしょう。
ただ私の場合、欲しいのは「健康データの可視化」であり、その中心にVO2maxのトレンド管理を置きたいと思っています。その軸で考えると、Garmin 265Sへの乗り換えが現時点での最適解に見えます。
結構、高価格ではあるものの、真剣に検討したいと思います。
個人投資家として、健康も資産として捉えるシリーズの一記事です。
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