フランス語における動詞の命令形
フランス語の命令形(L’impératif)は、相手に指示、提案、禁止などを伝えるときに使われます。
主語(tu, nous, vous)を省略するのが最大の特徴です。
主要なルールとポイントを分かりやすく解説します。
1. 命令形になる3つの主語
命令形は、話し相手がいる以下の3つの主語の形しか存在しません。
tu(君): 親しい友人、家族、子どもに対して(~しなさい、~して)
nous(私たち): 「~しましょう」と提案するとき(英語の Let's)
vous(あなた/あなたがた): 丁寧な表現、または複数人に対して(~してください、~しなさい)
2. 基本的な作り方(現在形の主語を消す)
通常の現在形の活用から、主語(tu, nous, vous)を取り除くだけです。 [1]
💡 最重要ルール(-er動詞の tu の語尾)
-er で終わる動詞(第一変化動詞)の tu の形では、語尾の s を削除します。
penser(考える)
tu:
Tu penses➡️ Pense ! (考えなさい)※sが消えるnous:
Nous pensons➡️ Pensons ! (考えましょう)vous:
Vous pensez➡️ Pensez ! (考えてください) [1]
finir(終える) ※-er動詞ではないのでsはそのまま
tu:
Tu finis➡️ Finis ! (終わらせなさい)vous:
Vous finissez➡️ Finissez ! (終わらせてください)
3. 例外的な活用(最重要の4語)
以下の4つの動詞は、現在形とは異なる特殊な命令形を持ちます。これらは接続法(subjonctif)の形がベースになっています。

※ Veuillez + 動詞の原形 は、「恐れ入りますが~してください」というビジネスや公の場で非常によく使う丁寧な表現になります(例: Veuillez patienter. / 少々お待ちください)。
4. 否定命令形(~するな)
動詞(命令形)を ne と pas で挟むだけです。
・Ne pense pas différemment. (違う風に考えるな)
Ne soyez pas en retard. (遅刻しないでください)
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