武士道 第15章 #49 桜は美しさの下に刃も毒も隠さず, いつでも散る準備ができている
#49 her showy colours and heavy odours — all these are traits so unlike our flower, which carries no dagger or poison under its beauty , which is ever ready to depart life at the call of nature , whose colours are never gorgeous , and whose light fragrance never palls .


私の訳:
「彼女(薔薇)の派手な色と濃厚な香りは……それらすべて、我々の花(桜)とは全く異なる特徴である。桜は美しさの下に刃も毒も隠さず、自然の呼びかけに応じていつでも命を去る(散る)準備ができており、その色は決して華美ではなく、ほのかな香りは決して飽きさせることがないのだ。



櫻井訳の現代語訳:桜の素晴らしさは、毒を隠し持たず(棘がなく)、刃(やいば)を隠し持たないことだ。それどころか、自然の誘いに応じるかのように、喜んで風に散っていく。また、その姿や色はとても華麗とは言えず、その清らかな香りは淡く、薔薇のように人を(その強さで)飽きさせる(くどい)ものとは違っている。
主要な語句の読みと意味
・妖冶(ようや):妖艶、なまめかしい。
・醲厚(おうこう):酒や香りが非常に濃厚なこと。
・佳美(かび):すぐれて美しいこと。
・招呼(しょうこ):呼びかけること、招くこと。
・欣然(きんぜん)として:喜んで。
・飄落(ひょうらく):花がひらひらと散ること。
・其姿色(そのししき):その姿と色。
・太だ(はなはだ):とても、非常に。
・逈かに(はるかに):はるかに、遠く。
・饜かしむる(あかしむる):人を飽き飽きさせる、うんざりさせる。















いいなと思ったら応援しよう!
このたびはご評価をいただきありがとございます。また、チップまで下さるとは私にとって大変な喜びです。さらに英文訓読の役を進め、アップさせていきたいと思います。