2. 句 (phase) の用法 その1 形容詞句と副詞句
2つ以上の語が集まって、一つの名詞、形容詞、副詞などと同様な働きをするもので、その中に主語、動詞を含むものを節、持たないものを句と言う。これを見抜くことが正確な英文解釈の決め手となる。
正確に見抜くためには、節や句の文法的な解釈が文の構造、和訳と一致していなくてはならない。
英文から導き出された日本語訳がどんなに整っていても文法的な解釈に齟齬があれば、それは誤訳である。
ここでは、句の中でも前置詞に導かれる句、中でも形容詞句と副詞句の用法について学ぶ。
形容詞句 (adjective phrase)
A cat on the chair is pretty. その椅子の上にいる猫は可愛い。

on the chair の用法を考える時、これは cat という名詞を修飾して形容詞のように働いているから、このような句を「形容詞句」という。
on the chair の用法は? と問われたら、cat (あるいは a cat ) にかかる形容詞句と答えると良い。
副詞句 (adverb phrase)
A cat is on the chair. 猫はその椅子の上にいる。

on the chair の用法を考える時、これは is という動詞を修飾して副詞のように働いているから、このような句を「副詞句」という。
on the chair の用法は? と問われたら、is にかかる副詞句と答えると良い。

読み物
「~と答えると良い」など口うるさく規定されるのは好きではない、と考える学習者もいるのではないか、と思う。
しかし、英文法は頭で理解するとともに、体の芯で理解しなくてはいけない。
何か簡単に書かれた説明を読んで、理解できて、その時からすぐに使えるものではない。もちろん英文法が分からなければ英語自体が分からないに等しい。
言うなれば、ここでの訓練はスポーツの練習に似ている。
剣道の素振り、野球の素振り、柔道の打ち込みの練習など頭では一応理解はすぐ出来るであろうが、それを体に染み込ませないと、正しいやり方は身につかないし、もちろん試合、実践で通用するものにはならない。
英文法もこれと同じである。何度もこのようなことを繰り返しているうちに、英文をこのような構造に分けて考えることができるようになり、これが早くて正確な英文解釈に結びつくのである。
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