武士道(新渡戸稲造) 2章 18 国土とは
新渡戸稲造先生の武士道の中の名文だ、と思う。
自民党の馬鹿な政治家に読んでもらいたいものだ。
To us the country is more than land and soil from which to mine gold or to reap grain — it is the sacred abode of the gods, the spirits of our forefathers: to us the Emperor is more than the Arch Constable of a Rechtsstaat, or even the Patron of a Culturstaat — he is the bodily representative of Heaven on earth, blending in his person its power and its mercy.

矢内原訳:我々に取りて國土は、金銭を採掘したり穀物を収穫したりする土地以上の意味を有するそれは神々、即ち我々の祖先の霊の神聖なる棲所である。又我々にとりて天皇は、法律國家の警察の長ではなく、文化國家の保護者でもなく、地上に於て肉身を有ち給ふ天の代表者であり、天の力と仁愛とを御一身に兼備し給ふのである.

私の訳:我々にとって国土はそこから金鉱を採掘したり穀物を収穫する土地以上のものである —- そこは神や我々の祖先神の神聖なるお住まいである。我々にとって天皇は法治国家の警察長でもないし、文化国家の保護者ですらない。 —- 天皇は肉体を持った地上における天の代表であり、その御人の中に天の力と慈愛を併せ持っているのである。
櫻井訳:日本人の思想にては、國土は單に金銀を掘り、五穀を植うるの土壤たるのみに非ずして、即ち神と祖宗 の靈との宿れる聖廟なりとす。吾人の觀念よりせば、至尊は單に レヒツスタート チーフ・コンステーブル クルツアスタート パ ト ロ ン 法 治 國の警 務 長 官たり、文 治 國の保護者たるものに非らず。 寔に昊天の權化とし、其 靈威と德澤とを體して、此 國土に降臨せるものなりと信ず。




いいなと思ったら応援しよう!
このたびはご評価をいただきありがとございます。また、チップまで下さるとは私にとって大変な喜びです。さらに英文訓読の役を進め、アップさせていきたいと思います。