7章 #14 武士が八百万の神や、刀にかけて誓ったことを、私は承知している 英文訓読法の効用について述べる
#14 I am well aware that they did swear by different deities or upon their swords ; but never has swearing degenerated into wanton form and irreverent interjection.

私の訳:武士が八百万の神や、刀にかけて誓ったことを、私は承知している。しかし彼等の誓は決して遊戯的形式や不敬虔な間投詞にまで決して墮落しなかったのである。

英文訓読法の効用
aware : このawareもよく出る熟語 be aware ofで「気づく」と覚えていた。しかし「気づく」ではこの文章はうまく日本語に訳せない。訓読法で「承知している」「知っている」と書いてもらうとすんなり訳せるし、「気づく」の意味のほかに「知っている」というのもあるのだな、と理解しやすいであろう。これが訓読法の利点ではないだろうか。
swearing : これを辞書を見て、いろいろな意味の中から「承知している」「知る」を引っ張ってくるのはかなりの手間である。英語を読む気も失せるのである



矢内原忠雄 訳:武士が八百萬の神を呼び、若くは刀にかけて誓ったことを、私は承知して居る。併し乍ら彼等の誓は決して遊戯的形式や不敬虔な間投詞に迄 墮落しなかつたのである。

櫻井鴎村 訳:固より神明に誓ひ、刀に盟ふの事ありたりと雖、未だ彼の歐米に於けるが如く其 起證の流れて妄語となり、又た神を 侮 るの放言となりたるの例を見ず。











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