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武士道 第14章 #18 婦人の懐刀は自分を襲う者の胸を刺すためのものであり、場合によっては自分の胸を刺すものである

#18  Girls,  when they reached womanhood,  were presented with dirks (kai-ken, pocket poniards),  which might be directed to the bosom of their assailants,  or,  if advisable, to their own .

私の訳:女児は成年に達した時、短刀(懐剣)を与えられた。これは自分を襲う者の胸を刺すためのものであり、或いは場合によっては自分の胸を刺すものである。


「if advisable(イフ・アドバイザブル)」とは、「もし(それが)望ましい、賢明だ、得策だと判断されるなら」という意味で、ある行動が状況的に見て良い選択である場合にのみ実行を促す際に使われます。例えば「It is advisable to book in advance.(事前に予約するのが望ましい)」のように、「~するのが賢明だ」というニュアンスで使われ、「もし~する方が良いなら」という含みを持たせ、強制ではないが推奨される状況を示します。

この文の中の "presented with" は、「~を贈られる」「~を与えられる」という意味です。
具体的には以下の状況を指しています。

  • Presented with dirks: 懐剣(小さな短刀)を(親や周囲から)贈られる、授けられる

少女が大人(女性)になる儀式の一環として、護身や自害のために懐剣を与えられる、という場面を説明している文です。


懐剣の由来とは?・・・参考

懐剣は、そもそも武家社会において武家に生まれた娘が外出時に護身用として懐に短剣を携えていたことに由来しています。
武家の女性が懐剣を携えているのには、次の二つの意味がありました。
・「女性であっても自分の身は自分で護る」
・「いざという時に誇りを持って自害できるようにするため」
これらは、武家の男性が武士の象徴として二本差しをさしていたことと同等の意味があると言われています。

花嫁和装の小物には、懐剣のほかに4品目あります。
筥迫(はこせこ)、末広(すえひろ)、抱帯(かかえおび)、帯揚げ(おびあげ)。これらは一般的な花嫁和装の小物とされています。


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橋本 このたびはご評価をいただきありがとございます。また、チップまで下さるとは私にとって大変な喜びです。さらに英文訓読の役を進め、アップさせていきたいと思います。