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武士道 第15章 #11 アダムとイブはgentlemanがいないことに対して高い代償を払った

#11  The first parents missed him sorely and paid a high price for his absence.


私の訳:
 最初の親(アダムとイブ)は彼がいなくなったことを痛切に悲しみ、彼がいないことに対して高い代償を払った。

筆者コメント:分かりにくい内容だ。英文としては簡単であるが。私の知るところではアダムとイブはエデンで何不自由なく暮らしていた。そこにgentlemanなど必要はなかったであろう。もちろん武士も必要はないし、従って武士道の精神も必要ではなかったのではないか。ところが、蛇に騙されて楽園を追われてしまった、という話ではないか。
 蛇に騙されてりんごを食べそうになった時に、神は全てをご覧になっているわけだから、アダムを制止すればそれで良かったのではないだろうか。
 という疑問があるが、次に進もう。全体を読んでいるうちに分かることもあるし、ある時、突然気がつくこともあるのだ。



全体の意味
「最初の人類(アダムとイヴ)は彼(紳士/武士)がいないことを痛切に惜しみ、その不在の代償として大きな犠牲を払った。」
 ※文脈:彼らと共に賢明な指導者(紳士)がいたら、彼らは失楽園という「痛みを伴う経験」をせずに済んだのに、という意味。

背景となる文脈 (Bushido Chapter XV)
 
この文は、筆者(新渡戸稲造)が武士道の精神を説明する際に、もしアダムとイヴがエデンの園に「紳士(gentleman)」を同伴させていれば、 disobedience(不服従)を犯さず、disloyalty(不忠)やdishonor(不名誉)を学ぶこともなかった、という比喩の中で語られています

ワンポイント
 
この文章は、アベルを亡くしたアダムとイブの状況や、あるいはパラダイス(エデン)を追われた後の喪失感などを描写する際によく見られる文体です。"Sorely" という単語が、単なる "very much" よりも深い悲しみや痛みを強調しています。





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橋本 このたびはご評価をいただきありがとございます。また、チップまで下さるとは私にとって大変な喜びです。さらに英文訓読の役を進め、アップさせていきたいと思います。