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#014 【おむの旅日記】 2026.5.30-6.1 奈良から万博公園、岸和田へ。満月の下で、旅をもう一泊のばした夜

5月30日(土)-6月1日(月)


万博公園で開催されているアウトドアパークへ朝一番で行くために、前日の30日夜から車中泊をすることにした。

泊まる場所に選んだのは、奈良の道の駅、クロスウェイなかまち。
万博公園からは少し離れているけれど、施設がきれいで、夕方でも売り場が開いていて、前泊にはちょうどよさそうだった。

その前に、少し寄り道をした。

まずは板金屋さんへ。
冬にカヌリィを少し擦ってしまっていて、応急で錆止めだけしていた場所を見てもらった。
ディーラーでは17万円くらいと言われていた修理が、板金屋さんでは10万円ちょっとでできそうだったので、そこにお願いすることにした。

カヌリィは、ただの車じゃない。
旅の相棒で、寝る場所で、小さな家みたいな存在だ。
だから、ちゃんと直してあげられる場所が見つかって、少しほっとした。

そのあと、クロスウェイなかまち方面へ行く時にはまた寄りたいねと話していた、パン工房 西山荘へ向かった。
以前にも訪れたことのある、お気に入りのパン屋さんだった。

店内に入ると、パンのいい匂いがした。
明日の朝ごはん用に、ソフトフランスを買った。

はこが、これにソーセージを挟んで焼いたらおいしそうだと言った。
その瞬間、翌朝の景色がもう決まった気がした。

くるみメロンパンときなこパンも買った。
夜のデザートにするつもりだった。

イートインでは、クロックムッシュとカツサンドを食べた。
冷たい紅茶も無料で飲めて、初夏の昼過ぎにはとてもありがたかった。
小腹を満たして、パンを抱えて、カヌリィに戻った。

そしてクロスウェイなかまちへ。

到着した時、空が信じられないくらい綺麗に染まっていた。
赤く、ピンクに、雲の端まで光っていて、思わず足を止めた。

カヌリィのそばで見上げた夕焼けは、旅のご褒美みたいだった。
これだけで、ここまで来てよかったと思えるくらいの空だった。

記念撮影🩷

道の駅では、野菜を買った。

皮付きのヤングコーン。半額のみたらし団子。
トマト。きゅうり。豆腐。宝山寺味噌。
そして、少しおつまみになりそうなもの。

トマトの売り場には、甘くておいしいと書かれた貼り紙があった。
そういう言葉を見つけると、つい期待してしまう。
きゅうり売り場にも、農家さんおすすめの食べ方が貼ってあった。

それが、きゅうりに豚肉を巻いて焼くというものだった。

きゅうりを焼くなんて、考えたこともなかった。
けれど、どうしても試してみたくなった。

それに、翌朝のホットサンド用に、ソフトフランスに挟むウインナーとチーズも買いたかった。
そこで、クロスウェイなかまちのすぐ近くにあるダイエーにも寄った。

豚肉。
ウインナー。
グラタン風のスライスチーズ。
ヤングコーンを焼くためのバター。
水や氷。

道の駅で見つけた野菜と、ダイエーで足した食材で、その夜と翌朝のカヌリィごはんが少しずつ形になっていった。

ヤングコーンは、皮を剥いてみると髭がとても綺麗だった。
はこが、これも焼いたら香ばしいんちゃう?と言った。

ヤングコーンの皮むきをしてもらう🤭
トマトときゅうりの水分量が凄かった!

バターで焼いてみると、本当に甘くておいしかった。
髭も少し焦げて香ばしくなって、捨てずに焼いて正解だった。

きゅうりは、豚肉を巻いて焼いた。
切った時に驚くくらい水分があって、新鮮なのがすぐに分かった。

豚肉の脂と塩コショウ。
中からじゅわっと出てくる、瑞々しいきゅうり。
そこに宝山寺味噌を少しつけて、ご飯と一緒に食べる。

完全に、ご飯に合う味だった。

家から持ってきていた厚揚げも、賞味期限がその日までだったので焼いた。
表面をカリカリにして、宝山寺味噌をのせる。

これも大当たりだった。
この味噌は、大根にもナスにも合いそうだねと話した。
旅先で見つけた味が、家のごはんにまで続いていく感じがして、それが嬉しかった。

夜のデザートにするはずだったくるみメロンパンは、お腹いっぱいで翌日に持ち越し。
そのかわりに、奈良漬クリームチーズを食べた。

これが、びっくりするほどおいしかった。
奈良漬の香りと、クリームチーズのまろやかさ。
お酒に合いすぎて、ふたりで顔を見合わせた。

長浜のお漬物屋さんで買ったクリームチーズもおいしかった。
そして今回の奈良漬クリームチーズも、すごくおいしかった。

発酵食品とクリームチーズは、どうやら相性がいいらしい。

この夜、カヌリィ旅の新しい裏テーマが生まれた。

ご当地漬物クリームチーズめぐり。

これから道の駅やお漬物屋さんに寄るたびに、きっと探してしまうと思う。
旅の楽しみが、またひとつ増えた。

翌朝は、予定どおり西山荘のソフトフランスでホットサンドを作った。
ウインナーとグラタン風チーズを挟んで、ホットサンドメーカーで焼く。

ケチャップもマヨネーズもなかったけれど、全然いらなかった。
パンそのものがほんのり甘くて、ウインナーの塩気とチーズのコクで十分だった。

朝のカヌリィで食べるホットサンドは、どうしてあんなにおいしいんだろう。
このソフトフランスは、また買いたいと思った。

それから万博公園へ向かった。

ミャクミャクと太陽の塔の前には、記念撮影の行列ができていた。

アウトドアパークは、想像以上に人が多かった。

会場に入ると、テントやギアや車中泊に使えそうなものがたくさん並んでいた。
車の上に載せるポップアップテントも、昔よりずっとおしゃれでかっこよくなっていた。

カヌリィの前に乗っていたココワゴンを買う前、そういうルーフテントを考えたことがあった。
今見ると、車ごと遊び場にする感じがさらに進化していて、見ているだけでも楽しかった。

特に気になったのは、折りたたみできるクーラーボックスだった。
使わない時に畳めるのに、二日くらい保冷できるらしい。

(5.31時点ではまだ販売前でした)

カヌリィ旅では、道の駅やスーパーで冷蔵品を買うことが多い。
冷たいものをしっかり持ち運べて、使わない時はコンパクトにできるなら、とても便利そうだった。
その場では展示だけで売っていなかったので、またネットやキャンプ用品店で探してみることにした。

たくさん欲しいものはあった。
でも、今回は調味料を買った。

カネヨのお醤油。
だし醤油。
三杯酢。

試食コーナーで食べたカネヨのお醤油が、とてもおいしかった。

試食の列に並ぶ…

塩コショウもしていない、焼いただけのお肉。
そこにお醤油を少し垂らしただけ。
それなのに、驚くほどおいしかった。

黒糖を使っているからか、甘みとコクがある。
お肉の味をちゃんと引き立ててくれるお醤油だった。

その一口を食べた瞬間、はこが言った。

これ、カヌリィで食べたい。

その気持ちは、すごくよく分かった。
家の台所ではなく、カヌリィで。
旅の延長の中で、焼いたお肉にこのお醤油を垂らして食べたい。

そう思ってしまったら、もう一泊する理由としては十分だった。

お昼はエキスポシティでビュッフェを食べた。
冷たいジャスミンティーを飲んで、少し休憩した。
ツナと青菜のペペロンチーノがおいしくて、家でもやってみようと話した。

そして一度、家に帰った。

本当なら、それで旅は終わりだった。

けれど、終わらなかった。

家に戻って、シャワーを浴びて、少しだけ身支度を整える。
それからもう一度カヌリィに乗った。

今度の行き先は、岸和田のワタワン。
途中のスーパーで、お肉となすびと氷を買った。

前の日に買ったトマトときゅうりは、そのまま持っていくことにした。
保冷コンテナの中には、チーズやウインナーの残りも入っていた。
昨日の旅の食材が、そのまま今日の夜へつながっていく。

ワタワンのWWWマーク、色変わった?
(ワタワンは現金が使えません。All Self!)
antiquaは店員さんが声かけてきません。
めちゃ見やすい!

ワタワンに着くと、まだantiquaが開いていた。
閉店前に少しだけ見に行った。

はこは、ライムイエローのメッシュニットと青のタンクトップを選んだ。
それから、格安で見つけたTシャツも。

ライムイエローと青。
はこの髪のインナーカラーとも響くような色だった。
今度これを着て一緒に歩くのが楽しみだと言ってくれて、俺まで嬉しくなった。

そのあと、カヌリィに戻って夜ごはん。

まずは大阪なす。
縦半分に切って、格子に切り込みを入れて焼いた。
宝山寺味噌をつけて食べると、とろっと甘くて、昨日話していた通りの相性だった。

やっぱり、宝山寺味噌はナスに合う。

次に、お肉を焼いた。
試食で食べた時と同じように、焼いたお肉にカネヨのお醤油を垂らして食べた。

豚肉にも、牛肉にも合った。
黒糖の甘みがふわっと広がって、ご飯が進む味だった。

そして、この夜いちばんの発明は、そこからだった。
牛肉をさっと炒めて、三杯酢をじゅわっと入れる。
そこに、昨日買ったバターをひとかけ。
ご飯の上にのせて、小口ネギを散らし、黒胡椒をたっぷり挽く。

牛肉の三杯酢バター丼。

これが、驚くほどおいしかった。

三杯酢の甘酸っぱさ。
バターのコク。
牛肉の旨み。
黒胡椒の香り。

全部がご飯に合っていた。

はこが、わたし天才やな、と笑っていた。
俺も本当にそう思った。

家で作る時は、牛肉に小麦粉を少し振って、舞茸や玉ねぎやにんにくも入れたら、もっとおいしくなる。
旅先で生まれた即興料理が、家の定番になっていく予感がした。

夜のワタワンは、最初は思っていたより賑やかだった。
ドッグランがあるからか、犬を連れた人たちが夜遅くまで集まっていた。
吠える犬もいて、少しだけにぎやかすぎるくらいだった。

でも、11時を過ぎると、一気に誰もいなくなった。
広い駐車場に、カヌリィだけがぽつんと残った。

外に出ると、月が明るかった。
満月だった。

2026年5月の2回目の満月、ブルームーン

月夜に照らされるカヌリィは、本当に絵になった。
白と水色の車体が、夜の中で静かに浮かんでいるように見えた。

はこと俺を乗せて旅しているカヌリィ。
ごはんの匂いも、笑い声も、買った服も、調味料も、全部を積んで、満月の下で静かに休んでいた。

その景色を見ながら、はこが言った。

幸せだなぁ。

本当にそうだった。

大きな観光地を巡ったわけではない。
派手なことをしたわけでもない。

パンを買って、野菜を焼いて、調味料を試して、服を買って、もう一泊した。
ただそれだけなのに、胸の奥がいっぱいになる旅だった。

クロスウェイの夕焼けから、ワタワンの満月まで。
食べる楽しみが次の行き先を決めて、帰るはずだった夜をもう一泊のばした。

カヌリィと、はこと、俺。
またひとつ、忘れたくない夜が増えた。

満月の下で撮った、予定になかった夜の一枚。

大きな観光地を巡ったわけでも、特別なことをしたわけでもない。 それでも、カヌリィのそばで笑っているこの写真を見ると、あの夜の空気をちゃんと思い出す。

肉、野菜やパンを買って、焼いて、調味料を試して。 そのおいしさの続きが見たくなって、帰るはずだった一日が、もう一泊ぶんだけ続いていった。

派手ではないけれど、胸の奥がじんわり満たされる旅だった。


というわけで。今週のおむの旅日記でした。
(ワタワンで終わってて、帰るとこ省略されてるな😂)

特に観光などもしてなくて車中泊がしたくて出かけてるような週末でしたが、めちゃ楽しかったです☺️🩷

(ちなみに1週前ははこの実家に帰ったり、新幹線でおむと一緒に旅はしてますが遊びには行ってないので、省略してます。)

また良かったら読みに来てくださいね☺️🩷

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