学マス×アルカナ(前編)
『学園アイドルマスター(学マス)』に登場する人物を、タロットに当て嵌める試み。一回ちゃんとやってみたかったんだよなこういうの。
※
大アルカナのみ。小アルカナも入れると多すぎるので(というか小アルカナ全然分からん)。
といっても、大アルカナだけでも枠が余るので(アイドル以外の人物合わせても主要キャラが22人もいない)、全枠埋めようと努力はしたが、それでも仮の配役・配役無しが出来てしまった。
記事中に出てくるタロットの画像はウェイト版だが、他の版における解釈も交じっている。
筆者は、タロットカード・占術・神秘主義・西洋文化史等についてちゃんと勉強しているわけではない。
かといって、学マスのコミュも全部読めているわけではない。
ので、適当(いい加減の意)・こじつけな部分が多分にある。
学マスについてのネタバレがある。
注釈多っ。何に怯えてるんだ。
0. 愚者【THE FOOL】: 花海佑芽

正位置:はじまり・可能性・自由奔放・逆転の機会
逆位置:幼稚・落ちこぼれ・無計画
タロットにおける愚者はそこまで悪い意味はなく、むしろ可能性や自由といったポジティブな意味があるので、やる気と元気に満ち、ポテンシャルを秘めた花海佑芽さんによく合っていると思う。
補習組、考えるより先に身体が動く危なっかしい点なども、逆位置の意味を考えるとかなり愚者。
ウェイト版の愚者は「0」というカード番号が振られており、彼が「1」から「21」のカードを旅していると解釈する説もある。愚者は、タロットにおける真の主人公といっても良いのだ。
佑芽さんは学マス開発段階ではセンター(主人公)といった位置付けであった。新ブランドティザーPVで最初に登場するのが彼女であることからも、「はじまり」を象徴する愚者に相応しい。
ちなみに、マルセイユ版で被っている冠は神との交信を図るための要素も兼ね備えた象徴となっている。神降臨!

1. 魔術師【THE MAGICIAN】: プロデューサー
正位置:イニシアチブ・理解力・決断力・外交
逆位置:空回り・混迷
アイドルマスターにおけるプロデューサーはしばしば、魔法使いなどと例えられるけれど、学マスでもそれは例外ではない。

担当アイドル(達)を一番に理解しようと努め、時に空回りしながらも、選択と決断を繰り返し、輝く未来に導いていく存在。
タロットカードの卓上の道具は4大元素(火・地・風・水)すなわち万能性を、天地を指差すポーズ・上下の薔薇と百合は二元論を、頭上の∞マークは永劫性・無限性を表す。まさに「なんでもできる魔法使い」と言える。

2. 女教皇【THE HIGH PRIESTESS】: 倉本千奈

正位置:清らかさ・潜在能力・雰囲気・期待
逆位置:悲観・未熟・疑心暗鬼
女性の神秘性、精神性を表すカード。神秘性というには、千奈さんは天真爛漫でコミカルすぎるかもしれないけれど、清廉なる精神性、秘めたる潜在能力などを考えると、かなり当て嵌まる部分があるのではないだろうか(青基調の絵から、聡明なイメージがこのカードにはあるけれど、その点も目を瞑ってもらって……)。
女教皇が被る冠は、この女性が最も高い位の人物であることを表しており、千奈さんのお嬢様(お金持ち)という性質にマッチしている。
背景の海は無意識の世界、穏やかな精神性を示していると言われているけれど、今回は広がる世界と解釈しようかな。まだまだ未熟でレベル1の駆け出しアイドルの千奈さんには、成長の余地が大いにあって、アイドルとして幅広い可能性を見せてくれるだろうから。

3. 女帝【THE EMPRESS】: 姫崎莉波

正位置:愛情・豊穣・女性的魅力・自然
逆位置:挫折・嫉妬・過剰
女教皇とは対照的に、女性の外面を主題としているカード。繁栄や母性の象徴。12の星の冠が宇宙の生みの親としての母性を表し、赤色、♀、♡マークは愛や美のシンボル。様々な愛の象徴がこの1枚に描かれている。
安直な配役かも……とは思ったが、愛情や包容力といったら、全人類の姉である莉波さんだよな……。学マスのプロデュースコミュは、言葉を選ばずに言えばPラブの気が多いのだけど、莉波さんに関しては群を抜いている。
莉波さんの田舎は田圃がいっぱいだったらしいが、この点でも繁栄や豊穣を想起させる。
逆位置に過剰という意味があるけれど、これはつまり、「はみだしたい♪」ということ。
莉波さんの持つ少女性についての意味づけもしたかったけど、そっちは女教皇のテーマなので難しかった。

4. 皇帝【THE EMPEROR】: 十王邦夫

正位置:権力・組織・達成・行動力
逆位置:横暴・傲慢・不安定
皇帝は男性的な外面を主題としている。学マスに出てくる男性が少ない(今後男子生徒は出るのだろうか。小美野Pは明言しなかったが)ため、十王邦夫学園長をこの役に当てた。100プロ創業者、初星学園学園長という肩書きは、組織や権力そのものである。
石造りの玉座や赤い装束は、中世の貴族というよりは戦士を想起させるものとなっている。
十王の家は代々続く財閥ではなく、一代で学園長が築いたらしい。今でこそ好々爺然としている学園長も、若い頃は血の滲むような苦労をしたことだろう。成功や権威を象徴するこのアルカナには、十王学園長が相応しいのではないだろうか。

5. 教皇【THE HIEROPHANT】: トレーナー達

正位置:教育・面倒見の良さ・連帯
逆位置:非情・お節介
仮の配役。
こちらは男性の内面(だから男がいないんだって)、皆から信頼される指導者を表す。
指導者と言えばトレーナーさん達か、亜紗里先生かなあと思ったけど、先生には別の役を当てたため、トレーナーさん達に割付けた。
3人ともアイドルのレッスンを熱心に見てくれるし、お互いの連携もしっかりしてそうだし、それなりに意味と合ってるのではないか。
杖に付いている3つの十字架、三層の冠などは三位一体を示しており、これはアイドルのパラメーターとして重要な、Vo・Da・Viを表すとも言える。
あとタロットの絵に人物が3人居るので(実際は教皇が2人の弟子に法を説いている図なので、関係は大分異なるが)、人数の点でもちょうど良いかな……と思った次第。

6. 恋人達【THE LOVERS】: 任意のカップリング
正位置:結びつき・恋愛・絆
逆位置:誘惑・浮気
仮の配役。
あなたが思うアイドル(アイドルに限らなくても良い)2人を配役しよう(マルセイユ版だと2人の女性に挟まれた男性が描かれてるから3人でも良いかも)!

7. 戦車【THE CHARIOT】: 花海咲季

正位置:勝利・行動力・負けず嫌い
逆位置:焦り・敗北・停止
パンツァー・フォー!の方ではなく、戦闘用馬車。目標に向かって一直線に突き進む人間の行動を描いたカード。同時にその勢いの不安定さなども内包している。
また、戦車を牽く2体のスフィンクスは、対立する理性と本能を表している。
まあ咲季さんでしょう。
歴代のアイマスセンターの中でも抜きん出た、勝ち気&負けず嫌い。常に勝つための努力を怠らず、自己を磨き続けるストイックな性格。その実、超早熟型であること、大器晩成型である妹に追い抜かされることに、恐怖や不安を抱えている。
それでも、誇れる姉であるために、意地と見栄を張りながら常に妹の先を走り続ける。偽者の天才を自認しながらも、夢に向かって進み続ける彼女を、戦車のアルカナに重ねた。
佑芽さんとの決着どうなるの~~~。

8. 力【STRENGTH】: 葛城リーリヤ

正位置:強固な意志・勇気・忍耐・精神力
逆位置:引っ込み思案・疲労・自己評価の低さ
ここで言う力は暴力的なものではなく、内なる力、意思としての力を指している。人間の本能(ライオン)を無理矢理抑制するのではなく、穏やかに懐柔する女性が描かれており、理性と本能の調和・共存を表す。
今回はライオンを、彼女のアイドルになりたいという強い衝動に見立てた。
自分に自身がなく才能もないと思い込んでいるが、どうしてもアイドルになりたいという強い意志を持ち、しばしばオーバーワークしながらも、ひたむきに努力を続けるリーリヤさん。彼女の強く高潔な精神はこのアルカナに合致すると思う。
清夏さんとの関係も盛り込みたかった(というかリーリヤさんを説明する上で外せない要素だが)が、上手いこといかなかった……。

9. 隠者【THE HERMIT】: 根緒亜紗里

正位置:導き・助言・高次な知識
逆位置:孤独・誤解
アイドルや仕事との関わり方についての助言や、雑学クイズという名の俗世を生き抜く知恵を与えてくれる亜紗里先生。プロデューサーにとって良き導き手であると思う。
隠者は元・放浪者(愚者)としての解釈もあり、旅を終えた先輩として、未だ旅を続ける後輩達に先人の導きを与えているとされる。
先生が元・アイドルである(アイドルとしての能力も一通り持っているらしいので、過去に経験はあると思っている)ということはまだ描かれていないが、私の中では上記の解釈をしている。
ランタンの六芒星は創造のエネルギー(正三角形)と破壊のエネルギー(逆三角形)が重なっている図形となっている。創造と破壊……活動支給や相談を彷彿とする。

10. 運命の輪【WHEEL OF FORTUNE】: Re;IRIS?

正位置:転換点・結束・幸運
逆位置:別れ・すれちがい
仮の配役。
初星コミュにおいて花海咲季さん、月村手毬さん、藤田ことねさんはユニットを組むことになった。度々衝突しながらも、共同生活を経て、それなりに結束を深めていった。
Re;IRISは、そんな3人のユニット名であろうと推測される。
この車輪は、神話における3人の女神が人間の運命を操る糸を紡ぐ糸車が元となっている。また、中央に置かれた輪と四隅に配置された翼の生えた動物という構図は、世界のカードと相似している。
今回は世界のアルカナに星南会長を置いているので、いずれRe;IRIS(?)の3人が会長と対峙すると予想して、似通った構図のアルカナに割り振った。
(2024/12/21追記)
追加された初星コミュ3章9話にて、ユニット名がRe;IRISだと明らかとなった。由来も良いですね。

残り半分の配役も決まっているけど、一旦ここまで。
後編へ続く。
それでは。
後編書きました(2024/12/21)。
