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JGCプレミアの私が、JAL便エコノミーで「非常口席」を選ぶ理由

皆さん、こんにちは!JGCプレミア会員の私ですが、フライトの予約状況や旅のスタイルによっては、エコノミークラスに搭乗することも少なくありません。そんな時でも、JGC会員の特典を最大限に活用し、私が好んで指定するのが「非常口席」です。特に、長時間のフライトとなるJALの東京・インド便では、この席のありがたみを身にしみて感じています。

今回は、そんなJALの東京・インド便で非常口席に座る際の「心得」と、なぜこの席が他のエコノミー席と比べて私にとって特別な「自分の空間」となり得るのか、その理由をお話ししたいと思います。

非常口席に座るということ:まず心得ておくべき責任

ご存知の方も多いと思いますが、非常口席はただ足元が広いというだけの席ではありません。この席に座る乗客には、万が一の緊急事態が発生した際に、客室乗務員の指示のもと、他のお客様の脱出を援助する義務があります。

着席の際に、客室乗務員の方から緊急時の援助に関して確認があります。さすがに同意書にサインなどというような大袈裟なことをする必要はありませんが、簡単なガイドを見せられ読んでおくよう依頼されます。心して、この「責任」をしっかりと理解し、同意しましょう。快適さの代償、というわけではありませんが、常にこの点は意識しておく必要があります。離着陸時には、足元や膝の上には一切手荷物を置くことができず、全て上の棚に収納しなければならないのも、迅速な脱出を妨げないためです。

JAL東京・インド便における非常口席:なぜ「自分の空間」となり得るのか

さて、その責任を理解した上で、なぜ私がJALの東京・インド便のような長距離路線でこの席を積極的に選ぶのか。それは、他のエコノミー席では得難い「自分だけの空間」と「快適性」を享受できる可能性が高いからだ。少し説明を加えたいと思う。

  1. 圧倒的な足元の広さ、そして視界の開放感
    何と言っても一番の魅力は、その足元の広さだ。前に座席がないため、足を思いっきり伸ばすことができる。それは単に足が伸ばせるという以上の意味を持つ。窮屈な日常から一時的に解き放たれ、思考が何の束縛もなく漂い始めるための、いわば滑走路のようなものだ。東京からデリーやバンガロールまでのフライトは、およそ9時間から10時間以上。この長丁場において、膝を曲げ続けることなく過ごせるのは、体への負担を大きく軽減してくれる。
    そして、視界。目の前に座席の背もたれという「壁」が存在しないだけで、意識はこんなにも遠くまで飛んでいけるものなのかと、いつも軽い驚きを覚える。それは窓の外に広がる非現実的な雲の峰々とも、どこか呼応している。圧迫感が少なく、心理的な開放感が全く異なる。これにより、ここが「自分の空間」と感じられるようになるのだ。

  2. 隣席への気兼ねが少ない
    それから、他人の存在。いや、正確には、他人との間に横たわる、あの見えないけれど確かに存在する「境界線」の扱いやすさと言った方がいいかもしれない。通路に出るために、隣の人の眠りを妨げるかもしれないという小さな罪悪感や、逆に自分のテリトリーに踏み込まれるかもしれないという微かな警戒心。そういった、地上では当たり前のように身にまとっている社会的な鎧を、ここではそっと脱ぎ捨てることができる。もちろん、完全に孤立しているわけではない。すぐそばには同じように空の旅を続ける人々がいる。けれど、そこには適度な距離と、お互いを過度に意識しないことへの暗黙の了解のようなものが漂っている。もし隣がインド人だと、この適度な距離に伴う暗黙の了解が崩れてしまうのではないか?と心配になってしまうが、幸いなことにJALに登場するインド人で傍若無人な振る舞いをする人はいないようだ。そこには誰にも邪魔されず、自分だけの思索にふけることを許された、そんな静かで、そして豊かな時間、そのためのささやかな領土が、確保されているのだ。

  3. 長距離フライトでのメリット
    長時間同じ体勢でいると、どうしても体は凝り固まってくる。足元が広いことで、軽いストレッチをしたり、体勢を変えたりすることが容易になり、エコノミークラス症候群を予防することもできる。また、食事が早く運ばれてくることがある、というのもちょっとしたメリットかもしれない。ただし、インド便は Vegi食の提供が先で、通常食がその後、という順番のようだ。

下記が非常口席の前の風景写真だ。広々とした足元を想像してほしい。その快適さの一端が容易に想像できよう。

非常口席前の視界。前に席がないので開放感が段違いだ

もちろん注意点・デメリットも

良いことばかりではない。非常口席特有の注意点やデメリットも理解しておく必要がある。

  • 手荷物の収納:離着陸時はすべての手荷物を上の棚に収納しなければならない。すぐに取り出したい小物などは、前の座席のポケットがないため、少し不便を感じることもある。昨今はモバイルバッテリーは上の棚に収納せずに手元で保管するような動きが出てきている。そういう場合は、座席の隙間をうまく見つけて手元に保管する必要がある。

  • モニターやテーブルの仕様:個人用モニターやテーブルは、肘掛けに収納されているタイプがほとんどだ。一般的な座席のモニターよりも小さめであったり、テーブルの安定感が少し劣ると感じたりすることもある。また、離着陸態勢に入る際は、一般的なシートよりも早くモニターを収納するシーンに出くわすこともあるだろう。

  • ギャレーやトイレの近さ:非常口はギャレー(厨房設備)やトイレの近くに位置していることが多い。そのため、人の往来が多かったり、多少音が気になったりする可能性がある。特に長距離フライトでは、この点が気になる方もいるかもしれない。幸いなことに私は全く気にならない。鈍感力に感謝したい。

  • 窓がない、または小さいことも:座席の場所によっては、窓がなかったり、通常より小さかったりする場合がある。景色を楽しみたい方にとってはデメリットになるかもしれない。

このようなデメリットを許容できるかどうかも、非常口席を選ぶ上での重要なポイントだ。

それでも私がJAL東京・インド便で非常口席を選ぶ理由

いくつかの注意点やデメリットを考慮しても、私にとってJALの東京・インド便におけるエコノミークラスの非常口席は、それを上回る魅力がある。

JGCプレミア会員としてのステータスは、優先搭乗やラウンジ利用など、多くの恩恵をもたらしてくれますが、機内での居住性、特にエコノミークラスにおける快適性の追求は、旅の質を大きく左右する。

緊急時の責任を十分に理解し、その役割を果たす覚悟を持った上で、長時間のフライトを少しでも快適に、そして自分らしく過ごすための一つの選択肢として、私はこれからもこの「非常口席」を選び続けるだろう。

皆さんも、もし条件を満たしていて、機会があれば、一度検討してみてはいかがでしょうか。ただし、その「心得」はくれぐれもお忘れなく。快適な空の旅を!

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