【エヴァ考察】 第11使徒/マリの正体(仮)
今回は第11使徒とマリの正体の2本立てになります.主として他説の紹介と検討が多く退屈かもしれませんが、自説(仮)も一定量載せることができましたので最後までお付き合いいただければ幸いです.
以下、屁理屈のオンパレードであることをあらかじめお伝えいたします.
1.第11使徒の正体について
いま一度、問題の所在を確認すると『:破』で第10使徒、続きの『:Q』で第12使徒が登場したものの第11使徒が抜け落ちていることをどう理解するのかということです.ここでは、おそらく1番有名と思われるシンジ説のみを扱いたいと思います.
(1)シンジ説
シンジが破の第10使徒戦を機に第11使徒になったとする見解です.見かけた範囲でこの説が挙げる根拠をざっくり並べると(例えば下記動画参照)、
①シンジ覚醒と初号機覚醒、カヲルの使徒化と13号機覚醒、アスカ第9使徒化と2号機光の巨人化.それぞれの酷似とDSSチョーカー作動.アスカがシンジをリリンもどきと呼ぶがこれは半使徒化を意味.
②初号機が第10使徒を取り込む際に使徒化(綾波を助けるシーンでコア化のような描写等)
(2)基本的な疑問
この説はシン・エヴァの公開に伴い、いくつか疑問が生じました.まずは、アスカが裏コード999で第9使徒の力を解放した際、ヴィレのモニターには第9使徒の反応の旨表示されたことを受けて、シンジが使徒化したとしても破で取り込んだ第10使徒の扱いになるのでは、というものです.上記②の第10使徒を取り込んでシンジは使徒化という根拠を逆手に取ったもので、これにより根拠②はこれ単体で主張を支えることはできなくなったといえます.
もっとも、この疑問もカヲルの使徒化の説明によっては威力が下がります.
というのもカヲルの使徒化は第12使徒の影響だった可能性があり、そうだとするとカヲルが本編で第12使徒ではなく第13使徒と認定されたことは,反論の立場からは説明が難しいからです.これではシンジも第10使徒の影響があっても第11使徒と認定できる余地が残ることになります.ここでは議論は決着しないことを確認して次に進みます.



そのカヲルの使徒化と第12使徒の関係について補足します.使徒化のタイミングが全身コアの第12使徒に包まれたときであり、その様子がウルトラマンのとある有名シーンに酷似していることから第12使徒の影響でカヲルが使徒として復活したとする説明が説得的です(下記リンク参照.槍を抜いたことが使徒化のきっかけとする説もありますが、これは破で槍を用いたカヲルの説明次第なので今はいったん無視します).
ちなみに最初の根拠①(パイロットの使徒化と機体の覚醒の共通点)については特に疑問はありません.私も説明のほとんどを受け入れますが、それでもシンジ説については次に述べる疑問が残ります.
(3)人類補完計画からの疑問

それは人類補完計画から導かれる疑問です.シン・エヴァでのゲンドウの説明によれば、ネルフの人類補完計画は人類が使徒を殲滅し、知恵を失い永遠の命を得た神の子となり、使徒の代わりにその地位に就くことを目的とします(簡単な解説は「人類補完計画とコア化」).
使徒の地位に就くためにまずその地位を空席にする必要があります.現在その席を埋めている生命の実由来の生命体(使徒)をすべて殲滅することは補完計画の前提となります(次の台詞を参照.ゼーレ「使徒殲滅はリリスとの契約の極一部に過ぎん」序C-427).
対象をナンバリングした使徒(第○使徒)と認定することは殲滅すべき対象と認定することを意味します.実際劇中でナンバリングされた使徒はすべて殲滅されました.すると、使徒殲滅の儀式の途中でシンジを使徒と認定して殲滅対象とすることは,補完計画の目的からすると違和感が生じます.
つまり人類補完計画からすればゆくゆく全人類が使徒化するのだから、たとえ彼が一足先に使徒になったとしても殲滅する必要があるのか.実際,劇中で彼を"使徒ゆえに"処分しようとはしません.あくまでエヴァを覚醒させてインパクトが起きることを阻止するためにDSSチョーカーを装着させたのでした.人類存続,希望のコンテニューのために.
したがって、ナンバー付き使徒の認定はあくまでシンジのようなヒトもどきとは異なる、つまりリリスを生命の源としない古の生命体に限られるのではとここでは考えたい.
シン・エヴァを経た現在、こうした疑問がシンジ説のハードルとなります.結局、シンジの半使徒化と人類補完計画が殲滅対象とする使徒を直ちに結びつけるところに疑問があったということになります.
(4)空白の14年とサードインパクト
そういうわけで消極的理由になりますが、第11使徒の正体はそれまで通りネルフ基地を目指してやってくる者という説に白羽の矢が立ちます.次で述べるように、個人的にはサードインパクト(以下「サード」と略記)のトリガーといわれる初号機の覚醒に新たな使徒が必要となることを根拠に、第11使徒は空白の14年に登場したと考えています.
ちなみに次の台詞が素直に理解できるのがこの説の魅力です(特に太字部分).
(序C-1315)
ゲンドウ「いかなる手段を用いても、我々はあと8体の使徒を倒さねばならん」
(Q・C-1267)
マリ「それに、最後の使徒〔第12使徒のこと〕を倒したところで、鬼が出るか、蛇が出るか気になるジャン」〔〕内引用者補足
(Q・C-1280)
マリ「DSSチョーカーにパターン青?ないはずの13番目?」

確認すると、上記ゲンドウの台詞の段階(序の第6使徒ラミエル戦の前)で第4と第5の使徒が殲滅済みです.そこからあと8体となると,第6→第3→第7→第8→第9→第10→第11と殲滅したので、台詞の8体目は第12使徒でこれが最後の使徒となります.するとマリのいう通り確かに13番目はあり得ないわけです(しかしシンジ説はこうした理解はしません.なお第11使徒はその後「使徒の量産化?」で再度検討を加えました)
2.サードインパクトのトリガー
ここで少しだけサードについて触れたいと思います.上述の初号機が再度覚醒するための贄となる使徒という説明は次のカヲルの台詞を根拠とするものです.

(Q・C-0809)
カヲル「一度覚醒しガフの扉を開いたエヴァ初号機は、サードインパクトのトリガーとなってしまった.リリンのいうニアサードインパクト.全てのキッカケは君なんだよ」
この台詞を素直に読めばサードのトリガーは初号機です.他方で、リリスがトリガーという説もすでに序の頃からあります.

(序C-1394)
シンジ「リリス?」
ミサト「そう.サードインパクトのトリガーとも言われているわ」
さらに、Mark.06説もあります(下記動画6:23あたり).
後ろ2つのリリス説・Mark06説だとサードに初号機は関わらないのでおそらく第11使徒が登場する必要もなく、第11使徒シンジ説と相性がいいです(とはいえこれらの説だと上記カヲルの台詞の理解に困ります.がここでは話を先に進めます).
この2説の根拠はシンエヴァの回想シーンや次に見るゼーレの台詞かと思われます.

まずゼーレは、真のエヴァンゲリオン「の誕生とリリスの復活を以って契約の時となる」とします(破).「契約の時」とはサードです(下記動画5:00あたり参照).ゼーレはサードにMark.06とリリスが必要と考えていることが伺えます.
Mark.06とリリスをサードに用いるのがゼーレの計画.これに対して初号機をもって彼らに対抗しようとする輩がいます.これは次の2人の台詞から伺えます.
(破C-0829〜)
ゲンドウ「その完成までの露払いが初号機を含む現機体の勤めというわけだ」
冬月「それがあのMark.06なのか」
ゲンドウ「ああ.初号機の覚醒を急がねばならん」
(破C-1831〜)
加持「数が揃わぬうちに初号機をトリガーとするとは.碇司令…ゼーレが黙っちゃいませんよ」

初号機をサードに用いるのがゲンドウらの計画.このように両陣営の異なる計画と捉えることは、サードで何が起きたのかの解明に役立つように思えます.
たとえば空白の14年のシナリオが存在していたことが判明した現在、サードをめぐる事象はQのフォース同様にゼーレ、ネルフ、ヴィレの三者の思惑が絡まる複雑なものだったと考えられます.たとえば、ゲンドウらが初号機と第11使徒でインパクトを起こそうとするもヴィレが阻止.しかしガフの扉が閉じない.あ……(リリスとMark.06がドグマからこんにちわ).からの加持リョウジ涙のヘリ凸.
初号機と第11使徒が介入しても、それすら織込み済みで結局すべてはゼーレのシナリオ通りになるのでは.これはQのフォースを参考にしたものです.このように初号機をトリガーにした後、ゼーレの保険であるリリスとMark.06が動く(逆でも可)という折衷的な理解は可能です.インパクトのトリガーとなりうる存在が3体もいるのでシナリオは何通りかあり得るのです.
したがってサードのトリガーに関する諸々の説を択一的に捉えるよりも、もう少し広い文脈で、勢力図とそれぞれの思惑を想定し、あの時いったい何が起こったのかを考えてみるのもいいかと思います.
(ひょんなことからサードのトリガーは「サードインパクトと13号機」で一応結論が出ました.また、加持さんがサードを止めた方法の予想は「使徒の量産化?」の4)
3.マリの正体について

さて、新劇で1番気になる謎でしょう.初期シナリオからの変更が多いためか、現時点で彼女の謎を完全に解明するのは困難です.マリの正体を論じるにあたっては最低限、大学時代から容姿が変わらないことの説明が求められます.以下で紹介する各見解はいずれも説明に成功しています.そこで次の2つの観点からマリの正体をめぐる状況を整理したいと思います.
①イスカリオテのマリア
②DSSチョーカーを外せたこと
(1)使徒説

マリを(元)使徒と理解する説です.この説は「イスカリオテのマリア」をイスカリオテのユダ、マグダラのマリアに分け、いずれもキリスト教においてイレギュラーな使徒であることを根拠にします(観点①).シンジのDSSチョーカーを外せたのは第1使徒渚カヲルに同じと理解します(観点②).観点①は下記動画に詳しいです(4:10から).
(2)クローン説

ユイと同じ冬月研究室の研究生をオリジナルとするクローンと理解する説です.根拠はクローン技術と記憶操作の技術が確立されていることです.たとえばシンジの記憶消去、レイの記憶のバックアップ、洗脳など脳に関し高度な技術を確立しているエヴァの世界ですから,記憶の移植も可能でしょうというわけです.


この説からは観点①イスカリオテのマリアは、マリの正体ではなく劇中の役回りを指す表現と理解することになりそうです(cf. 海と陸のはざま、渚カヲル).例えば、アスカに“コネ眼鏡“呼ばわりされていることから、本来ヴィレに所属しておらず、おそらく加持リョウジのコネで入隊したといった経緯を考えることができます.
また、破の次回予告でマリの部屋の壁がゼーレチルドレンであるアヤナミ四姉妹と同じであることから、直前までは加持にくっついてネルフやゼーレ側だったとすれば、敵対勢力への鞍替えは裏切りといえます.


また、観点②DSSチョーカーの解除はシンジが贖罪を果たしたことの表現と捉えることになりそうです.あの場面であれば誰でも解除できる状態にあったと理解されます.
ここで注意したいのは、観点①②のような比喩としての理解は使徒説にたっても採用できることです.クローン説自体から導かれるものではない.したがってクローン説からすれば①②の観点はマリの正体とは無関係な事柄になります.とはいえ、このことがこの説の魅力や評価に影響するかは別の話でしょう.
ただし、クローン説をぐらつかせると思しきものを見つけました.
これは…!?
— Onbed (@Onbedeva) October 6, 2021
マリのクローン説を否定する材料になるか
この「601」 は、TVシリーズ第4の使徒の残骸を分析中、モニターに表示された解析不能を意味するコードです(5話C-0076).元ネタあり.
皆さんはどう考えますか#シンエヴァ #エヴァンゲリオン pic.twitter.com/BAa92wxKH6
クローン説によればマリは元々ヒトなので「601」とは相容れないように思います.
(3)神説
そこで第3の選択肢として、マリは神という説を検討いただきたい.彼女と猫を結びつける描写が多いこと(台詞や初期脚本).これをとっかかりに考えます.

(Q・C-1138)「せめて足止めはさせてもらうニャ」

「せめて人型の可動域は踏襲してほしいニャ!」(シンエヴァ)
木に登っているマリ.膝にネコ、リス?
(ネコを追いかける?鳥を追いかける?水の中へ?)
「しっあわっせはぁ〜♩」と唄っている?ネコに?
さてイスカリオテのマリアのように猫についても聖書絡みなのかと調べるも、実は猫は聖書に登場しません.唯一、第2バビロン捕囚に伴いエルサレムからエジプトに移住した者からの手紙に名前が登場するだけです(旧約聖書外典『エレミヤの手紙』第21節).
これはキリスト教の先祖がエジプトの奴隷であったことが関係しています(出エジプト記).猫はエジプト文化で崇められていたので、エジプトを敵視する聖書では愛される存在ではなかったのです.
そこで、12使徒の中でイスカリオテのユダだけが他の使徒と出身地が異なる点に注目します(観点①).ユダはケリヨト出身(パレスチナ南部でかつてユダ王国があった地)で、他の使徒はガリラヤ出身(イスラエル北部にあるパレスチナの地名)です.これで上記の猫とつながります.
すなわちマリは聖書ではなくエジプト神話に出自を持つ神であると.まさにエヴァを破壊するための新キャラとしてマリが導入されたことと、主として聖書をモチーフにするエヴァの世界に変化を与えるため、聖書以外からエジプトの神を登場させたこととが重なります.
ちなみにエジプト神話の中でモチーフとなる者を強いて挙げるなら、バステトという神様が考えられます.この神は猫の頭部を持ち、音楽の神でもあって踊りや歌を好むといった特徴を有し、これらがマリのキャラと一致します.
またイスカリオテのユダの裏切り要素については、1つはエジプト神でありながら聖書由来の存在とわちゃわちゃしてるところに表れていると理解できます.

「知恵と意志を持つ人類が神の手助けなしにここまできてるよ、ユイさん」
この台詞がしっくりくるのはこの説だけではないでしょうか.ユイと同じ神目線にいるような気がします.なお神なのでDSSチョーカーは外せそうです(観点②).
もっとも,この説の弱点はマリが人類の知識の集合体である本を蒐集していたことに違和感が生じることです.エヴァの世界における神が生命の実と知恵の実を備えた存在だとすると,あそこまで人類の知識を欲するのかよくわかりません.少なくともこの点に係る使徒説の説明に比べると説得力が劣ります.
(4)アダムス説
次に,アダムスもゴルゴダオブジェクトに存在した者なので厳密にいえば神様の扱いができるかもしれませんが、バステト神とは別に紹介したいと思います.


まず、『:破』のベタニアベースで保管されていた第3使徒に擬似エントリープラグが取り付けられていたことです(破全集136-139頁).第3使徒はほぼ骨の状態まで身体は切り刻まれていたことも合わせれば、第3使徒を用いて実験を行っていたことが推測できます.また、それはエントリープラグからして使徒を制御する類だったことも推測できます.
そしてこの取り組みがエヴァやヴンダーに結実していくといえます.ヴンダーにもエヴァ同様エントリープラグのシステムが採用されていることは以下の2つから読み取ることができます.
試験管風のエヴァQヴンダーブリッジ案です。没案ですが、天井に見えてる巨大エントリープラグやアームで立体に配置されたブリッジクルーシートなど、ブリッジ内部構造は基本このレイアウト進行。ヴンダーのCGモデリングを担当された小林和史さんが模型に起こし、これでレイアウト取れるのか検討へ。 pic.twitter.com/6t4WRnyCT1
— 山下いくと@エヴァンゲリオンANIMA全5巻 (@ikuto_yamashita) August 28, 2020

次にヴンダー及びNHG戦艦がアダムスであることです.これはシンエヴァでアダムスの器を倒したマリが、沈むNHG戦艦に向けた台詞を根拠とするものです.

マリ「ゆっくり眠りな、アダムスたち」
いよいよ #シン・エヴァ 今月23日で終りですか。いろんな人に見てもらえてよかったです。結局ヴンダーって何?双胴艦首からでっかいエヴァじゃないの論は当初現場でもありまして、だったら完成形で出てくるネルフ側の空中戦艦はこんな超巨人じゃないの案のこれは、実現しなかったけどお気に入りでした pic.twitter.com/2oecOEB9Gl
— 山下いくと@エヴァンゲリオンANIMA全5巻 (@ikuto_yamashita) July 2, 2021
結局、山下さんのヴンダーの没デザイン、巨大なエヴァ案もアダムスの設定に則ったものだったといえます.するとエヴァ、アダムス(NHG)のエントリーシステムは第3使徒あってのもので、第3使徒の捕獲をきっかけとするものとなります.言い換えれば、第3使徒が人類に捕まってしまったが故に使徒迎撃用の兵器と、神殺しの兵器が生まれた.ゼーレにアダムスが利用されるきっかけを与えてしまった存在ともいえそうです.このように考えたうえでマリをアダムスと捉えると、次の脚本段階の彼女の台詞が理解できます.
マリ「あなたがいたから!!」「私たちはっ!!」「クールにやれると思ってたのに……憎しみって消せないな」
マリ=アダムスと捉えて言い換えると、上の台詞は「あなたのせいで!!」「私たちアダムスはリリンに利用されるハメにっ!!」といった意味に読めなくもない…?
同胞がセカンドインパクトに利用され、さらにNHG戦艦に魔改造されたことを思えば、彼女が第3使徒に憎しみを抱く設定が理解できるのはないでしょうか.なお上記台詞は没ですが、それがマリの元アダムス設定を変更するものとは考えにくいでしょう.以上から、マリの正体につきさらなる選択肢としてアダムス説を挙げたいと思います.
(5)パイロットの設定変更と名称変更の観点
とある動画を紹介します.唐突かもしれませんが、この問題もマリの正体と関連付けて論じることが可能なのでここで取り上げます.動画で取り上げれたのは、新劇場版はエヴァパイロットの設定に変更があり、それに伴い整合性の観点からキャラの名称を変更した旨の庵野監督の発言です.そこでの説明を簡単に要約すると、
①いかなる設定変更が加えられたのか
②名前の変更でどのような整合性が図られたのか
この2つを問います.上記動画ではまず、女性パイロットがすべて複製体に変更され、その3人の名前をあやなみ型護衛艦に揃えたという見解を紹介します(シンエヴァ公開前にアスカのクローンを的中させていますね…).
次に、名前の変更はアスカだけではなく碇ファミリーにも及んでいることを踏まえて検討を加えます.
碇ユイ→綾波ユイ/六分儀ゲンドウ→碇ゲンドウ
(序C-0402B)
レイの声「シンジ、シンジ、アヤナミシンジ?」
「レイ、レイ、イカリレイ?」
つまり、ユイ、シンジ、レイ、アスカ、マリまで含めて考える必要があり、そこでユイとの関係でパイロット4人が一定の役割を担っているという見解です.
ここからは私見ですが、あやなみ型護衛艦という名前の雰囲気から、それぞれがユイのサポートを担うといった役割設定を与えられたのではないでしょうか.たとえばユイの目的の1つはシンジの幸せであるところ、劇中3人がそれぞれシンジをいろんな形で支えました(というか3人とも好意を持ちました).また、レイとシンジがともにエヴァに乗らない世界を願ったことは、ユイからその願いを託された存在だったと捉えることもできます.
ちなみにマリの正体との関係でいうとあやなみ型に統一されたパイロットが全員複製体である点はクローン説に新和的といえます.もっとも、ユイとの関係で役割を担うという点はすべての説で採用できるように思えます.
今回は以上になります.自説については生煮えの思いつきに近い段階でしたが参考になれば幸いです.マリには他にも未解決問題があるので、全ての解決を待つといつになるのか分からないので、この辺りでいったん「仮」として公開した次第です.これを機に今回取り上げたテーマの考察が今後充実することを期待しています.
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました.
画像:©khara/Project Eva.
※追記①(2021/10/3)
「3.マリの正体について」に「(4)アダムス説」を追加
※追記②(2021/10/7)
「3.マリの正体について(2)クローン説」にコード601のツイートを追加
