2歳の仕事は、ゆで卵を剥くこと。
...ぽとん。
鍋の水に卵を落とす。
カチチッとコンロの火をつけて、鍋の湯を沸かす。
毎週末わたしはゆで卵を作る。
ゆで卵の殻を剥くのは、2歳の我が子の仕事だ。
初めて息子が「卵を剥く」に挑戦したのは3ヶ月前ほど。
息子の目の前で、卵を剥いていると
息子が私の手元をのぞいてきた。
試しに、一緒にやってみることにした。
しかし、何が起きるかは想像に難くない。
ガンガンガン!ぐいっ。
卵は強く叩かれるし、引っ張られるし、殻は全然取れない。
卵はつるんと剥けるどころか、裂け目が入ってしまい、黄味が見えている。
卵の表面にはたくさん殻がついたまま。
大変なことになった。やらせなきゃよかった。
一瞬そう思うけど、当の本人は熱心だ。
20分もああでもない、こうでもないと
卵と格闘し続けた。
なんとか剥けたぼろぼろのゆで卵。
その場で息子がおやつに食べた。
残りは夕飯の卵サラダにした。
おやつのゆで卵は食べるくせに、
卵サラダには手をつけなかった。
それから、
週に1回卵を剥くのが
我が家のルーチーンになった。
私が息子に「卵を剥くー?」と聞くと、
なぜかいつも
「いえーい!」と返事が返ってくる。
卵を剥くのが嬉しい人っているんだ。
私はいつも億劫だぞ。
こちらの仕事が減るからありがたくて仕方ない。
息子は毎週ゆで卵にチャレンジする。
卵を叩く強さは調整できるようになった。
コンコンコンコンコンコンコンコン…
卵を叩く回数はやたらに多いけれど、優しくコンコンできるようになった。
剥くスピードも前より速い。
まだ少し卵に傷は残るけれど
殻はキレイに取り除かれている。
卵を剥くのが少しずつ上手になっている気がする。
お昼寝から起きた後、卵を剥く。
そして、剥いて、おやつに食べるまでが
我が家の一つの流れだ。
好きこそものの上手なれ。
いつか卵がつるりんと剥ける日は来るのだろうか。
君が卵を剥いてくれる日は、まだまだ続いてほしい。
ゆかん🧢
